お客様の喜ぶ紙面のためなら、
妥協はしない。
- 事業開発本部 事業推進部 出版商品室
- 大原 沙彩花Sayaka Ohara
- 2008年入社 Film and TV Arts学部卒
どんな学生生活だったか |
アメリカ・カリフォルニア州に留学をしていたのですが、授業についていくだけで正直精いっぱい…。でも、せっかく海外にいるのだから、そこでしか経験できないことをしようと、ホームステイをしたり、ミュージカルを観たり、コンサートに出かけたり…。自然が好きなので、アメリカの国立公園を巡ったりもしました。学校の授業では映画人(現役の監督やプロデューサー)が登壇するクラスなどに出席したほか、テレビ番組の製作も経験しました。 |
---|---|
松竹を選んだのはなぜか |
もともと映画配給会社で働くことに魅力を感じていたので、企画から二次利用までの機能がある(業務の幅が広く、活躍できる選択肢も多い)映画会社に行きたいと漠然と考えていました。そんなとき、松竹が留学生向けに時期をズラして採用面接の機会を設けていることを知り、「留学生を求めてくれる会社で、自分の経験を何かしら活かすことができたら」と応募を決意。面接の場でも、自分に対する期待を示してくれましたし、何より会話を楽しめたので、それが最後の決め手でした。 |
これまでのキャリア |
|
現在の業務内容 |
試写から企画立案、台割作成、取材・原稿依頼、デザイン(校正、監修作業)、印刷・製本、納品までを一手に担当しています。主に映画プロデューサー、宣伝プロデューサーと相談しながら、製作陣の想いをカタチにしつつ、心掛けるのはお客様に喜んでもらえるような紙面づくり。仕様や紙、デザインなどにもアイデアを出し、デザイナー、印刷会社とともにつくりあげていきます。現在は洋画プログラムに掲載する、ロケ地紹介ページのラフを切ったり、美しい風景写真を選別する一方、並行して担当している歌舞伎イベントの図録で、衣裳の見せ方やコラボキャラ紹介の方法について真剣に悩んでいます。 |
大切にしているこだわり |
お客様に喜んでいただけるものをつくるためには、まず第一に「自分が楽しむこと」が大切だと思っています。あとは「妥協しないこと」ですね。 |
入社後、 印象に残っている仕事 |
新人時代、私のデビュー作となる映画「3時10分、決断のとき」のプログラム製作のときのこと。大御所の執筆者への発注の場で私自身が委縮してしまい、うまくコミュニケーションが取れず、結果的にいただきたい内容とはかけ離れたテーマのコラムが届いてしまいました。断腸の思いで原稿すべての書き直しをお願いしたのですが、執筆者を激怒させてしまい…。今ならばそのような状況にも陥らず、たとえ陥ったとしても軌道修正はすぐにできるかもしれませんが、新人時代は真摯にとにかく一生懸命想いを伝えることしかできず、何度も電話をかけ、説得を繰り返し、最後にはご自宅まで伺いました。最終的には、お互いが満足する原稿を執筆いただき、掲載することができました。この経験から、「コミュニケーションの大切さ」を痛いほど学び、今でも私にとっての教訓となっています。 |
松竹ってどんな会社か |
人々に温かい喜びを与えることのできる会社
人々に温かい喜びを
与えることのできる会社 |
松竹のDNAを一言で |
誠実 |
松竹人ってどんなカラーか |
穏やかでマイペース。 自分の世界や夢を持ち、想いをカタチにするべく努力できる人。 |
---|---|
松竹で学んだこと・ 受け継いだこと |
責任を持って、おもしろいことに挑戦しつづけることの大切さを学びました。プログラム製作にも型があり、細かい決まりごとも多いけれど、責任さえ持って臨めば、理想を実現させてくれる柔軟な環境が松竹にはあります。 |
松竹で成し遂げたいこと |
長年、同じ仕事をしている私にとっては、ときにモチベーションをキープすることも大切になってくるのですが、それがプログラム製作であっても、別の新たな事業であっても、常に楽しんでものづくりを行い、人々に楽しみや幸せを与えることのできる人物でありたいと思います。 |
自分の仕事が 文化になるという感覚 |
責任重大なことだと思います。映画館に行くと、当たり前のようにチラシやプログラムが置いてありますが、実はあれが日本特有の文化だということをご存知でしょうか。できあがったプログラムはモノとなって残り、奥付には名前も残る。だからこそ、1ミリも気が抜けない…。その分、お客様に喜んでいただけたときは心の底から嬉しいですし、ありがたいと思うのです。 |
いつか こんな文化を生み出したい |
子ども達に向けた「映画の教科書」を松竹から出版できたらおもしろいと思います。学校の先生や授業で教わることのできない「人生の教訓」を学ぶことができる映画の素晴らしさを彼らに伝え、映画をもっと身近なものにとらえてもらい、映画を通じて物事を学習したり、世界観を広げたりできるような手助けができたら嬉しいです。 |
オフの過ごし方 |
子どもがふたりいるため、彼ら優先の毎日です。週末は習いごとの送迎をした後、公園や図書館に行ったり、動物園に行ってみたり…。今はこんな世の中なので、ポップコーンやジュースを用意し、部屋を暗くして「おうち映画館」をすることも増えました。上の子が小学生になったので、今後は一緒に美術館巡りやミュージカル、歌舞伎も観たいな、なんて夢見ています。 |
学生のみなさんへの メッセージ |
自分のやりたいこと、なりたい未来を明確にすることが大切だと思います。そして、物事に興味を持っていろんな経験をしてほしいと思います。その経験はきっと、将来の自分を導いてくれるはずですから。 |
-
ひとり占めしたくない
魅力が、映画にはある。廣瀬 輝Akira Hirose
-
すべての物事を疑い、
映画の可能性に挑みつづける。永江 智大Tomohiro Nagae
-
お客様の喜ぶ紙面のためなら、
妥協はしない。大原 沙彩花Sayaka Ohara
-
いつか伝統文化と呼ばれるような、
新しいエンタメを生み出したい。京井 勇樹Yuki Kyoi
-
ひとつひとつのこだわりが、
すべて文化に繋がっていく。安藤 央Akira Ando
-
歌舞伎をこの手で、
すべての国の文化に。衛藤 蘭Ran Eto
-
経営の立場から、
松竹を世界のSHOCHIKUに。森川 朋彦Tomohiko Morikawa
-
説明会で出会ったあの言葉を、
私が仕事でカタチにしていく。宮嶋 歩Ayumi Miyajima
-
私の仕事は、
誰かの記憶の中で生き続ける。鈴木 琴美Kotomi Suzuki