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現代新派を担う俳優〈幹部俳優〉
春本 由香(はるもと ゆか)
平成28年9月新橋演舞場、大阪松竹座にて初舞台。
本公演と同じ役『婦系図』の妙子役を立派に勤めた。劇団新派に在籍していた故春本泰男の孫、故六代目尾上松助を父に、兄に尾上松也と新派の血筋を受け継ぐ。二代目水谷八重子に師事。
瀬戸 摩純(せと ますみ)
平成3年新派入団。二代目水谷八重子に師事。平成13年幹部昇進。
新派の出世役といわれる「婦系図」の妙子や「女将」の陽子などこのところ大役が続いており、舞台映えする華やかさに加えこうした経験がさらに魅力を引き立てている。
田口 守(たぐち まもる)
昭和52年新派に入団。初代水谷八重子最後の弟子である。平成3年幹部昇進。
飄逸な雰囲気が持ち味だが、敵役を演じる才能もある。「婦系図」掏摸の万吉、「恋女房」箙の源太などが当り役。最近では「婦系図」のめの忽役を好演し、年齢とともに役柄の幅を順調に広げている。「午後の遺言状」や「牡丹燈籠」など外部出演も多い。また若手の指導にも熱心な兄貴分のような存在である。