みどころ
あの感動がふたたび舞台によみがえる――
“家族”を描き続ける山田洋次が脚本・演出を手掛け、小津安二郎の不朽の名作「東京物語」を舞台化した本作は、平成二十四年に三越劇場、その翌年には南座ほか全国で上演され大好評を博し、演劇界に新風を吹き込みました。そして今年、待望の再演が決定!あの感動がふたたび舞台によみがえります。
昭和二十八年の夏。故郷尾道から久しぶりに東京に出てきた老夫婦が子どもたちの家を訪ねるが、それぞれの生活で精一杯のため歓迎されない。そんな中、戦死した息子の未亡人だけが親身になってくれ……。
初演に引き続き、東京を訪ねる老夫婦の妻・とみ(映画では東山千栄子)を水谷八重子、長女・志げ(杉村春子)を波乃久里子、次男の未亡人・紀子(原 節子)を瀬戸摩純、長男・幸一(山村 聰)を田口 守、幸一の妻・文子(三宅邦子)を石原舞子が勤めます。そして老夫婦の夫・周吉(笠智衆)を新派初参加となる大地康雄が演じます。
日本の市井の人々を描いてきた劇団新派が再び総力を挙げてお贈りする舞台『東京物語』。初演同様、舞台の設定を「葛飾区金町」におき、人の温かさ、親子の情愛、そして、失われゆく「日本人のこころ」……戦後日本の変わりゆく家族の関係を深遠に描き出す『東京物語』が現代に問いかけるものとは……。後世に語り継がれる名作をどうぞお見逃しなく!
出演
- 出演 -
平山とみ 水谷八重子
平山周吉 大地康雄
平山紀子 瀬戸摩純
平山幸一 田口 守
平山文子 石原舞子
平山敬三 尾瀧一眞
女将加代 伊藤みどり
金子庫造 児玉真二
金子志げ 波乃久里子