六月新派公演『ふるあめりかに袖はぬらさじ』
舞台成功祈願の模様
水谷八重子、舞台ゆかりの地を訪ねて
公演に先立ち、5月7日(土)お園を演じます水谷八重子が、横浜の歴史資料が展示されている横浜開港資料館や、横浜公園内に今も残る岩亀楼の石燈籠を回り、縁ある岩亀稲荷で舞台の成功祈願を行いました。
資料館では、幕末開港当時の横浜の写真や、岩亀楼で実際にお客さまに配られた手拭いを包んだ色鮮やかなのし袋などを見学した水谷八重子は、「『ふるあめりかに袖はぬらさじ』は有吉佐和子先生が考えたフィクションですけれど、実際にあった岩亀楼の跡地には、横浜スタジアムが建っているなんて、初めて知ることがあって、新鮮で不思議な感じがします。」と語りました。
成功祈願の後には「このお芝居はなんと言ってもセリフが大切です。幕末のこの先どうなって行くか分からない時代に、お三味線と口先でがんばって生き抜くお園のセリフを大切に、初めて演じる気持ちでつとめたいと思っています。」と気持ちを新たにしました。
当日の撮影写真や、水谷八重子が語った『ふるあめりかに袖はぬらさじ』への思いは、公演プログラムに掲載されます。公演とともに、こちらもお楽しみに。