【訃報】永久保一男さんご逝去

2017年9月25日

劇団新派の俳優、永久保一男さん【ながくぼ・いちを、本名：山本一男＝やまもと・いちお】さんが、9月17日（日）膵臓癌のため都内の病院でご逝去されました。享年80歳。 謹んでご冥福をお祈りいたします。
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初舞台は昭和31年10月、明治座『女の勲章』。伊志井寛門下 昭和36年新派入団。入団3年後の昭和39年に『雪夫人絵図』で初代水谷八重子の相手役に抜擢され注目された。昭和43年の幹部昇進の際には榎本滋民が彼にあてた役を書き下ろし、『寺田屋お登世』では陸奥源二郎役を経て、三吉慎蔵役を演じるなど同じ演目の中でもその年齢にあった役を演じている。
代表作として『婦系図』坂田礼之進、『鶴八鶴次郎』早川など。
最後の舞台は平成24年5月南座公演、坂東玉三郎主演『ふるあめりかに袖はぬらさじ』駿河屋。