「九月新派特別公演」二代目喜多村緑郎襲名披露 7月6日浅草寺お練り・成功祈願レポート
- 2016年7月7日
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7月6日(水)浅草寺にて、九月新派特別公演「お練り」「成功祈願」を行いました。
新派としてのお練りは、二代目水谷八重子の襲名以来、約20年振りのこと。
二代目喜多村緑郎を襲名する市川月乃助のほか、水谷八重子、波乃久里子、この度劇団新派に入団し、初舞台を踏む歌舞伎俳優・尾上松也の妹、春本由香も登場!
芸者・お酌姿の新派女優、鳴り物、木遣りも加わった華やかな隊列が、沿道の皆様から「緑屋!」「喜多村!」「二代目!」と熱いご声援をいただきながら、雷門から本堂までを練り歩きました。
水谷 私がここで母の名前を名乗ってお練りをさせて頂いてから二十年という時間が流れてしまいました。 浅草寺の皆さまに迎えて頂いて、それで名前がやっと変わったような気が今でも致しております。今後とも「緑屋」を、新・緑郎先生をよろしくお願い致します。
波乃 今日は本当にいいお天気で、心地がいいようでございます。喜多村先生のお名前をお継ぎになる月乃助さんを、どうぞ応援してあげてくださいませ。よろしくお願い申し上げます。
月乃助 30年あまり市川の姓を名乗らせていただきましたので一抹の寂しさもありますが、本日ここに於きまして、寂しさを拭い去って、新・喜多村緑郎として、自分の身体が屍になるまで、精一杯、新派のために邁進していく覚悟でございます。 いずれも様にはこの後も、二代目喜多村緑郎を、そして劇団新派を、何卒ご贔屓賜りますようよろしくお願い申し上げます。
春本 今年の9月1日に初舞台を踏ませていただきます。初めてのお芝居なので、精一杯、全力で婦系図・妙子をやらせていただきます。 皆様よろしくお願いいたします。 と挨拶。
先代の喜多村緑郎の本名は六郎。1月“6日”生まれの月乃助さんが、201“6”年の7月“6日”に、“6,000人”のお客様に見守られながらお練りを行い、縁を感じる、1日となりました。 新秋の九月、劇団新派の新たな時代の幕開けにご期待ください!