市川月乃助さん劇団新派へ入団!
- 2015年11月18日
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歌舞伎俳優、澤潟屋一門の市川月乃助さんが平成28年1月三越劇場「初春新派公演」から劇団新派へ入団する事になり、11月16日某ホテルにて劇団新派入団記者会見が開かれました。
(波乃久里子、市川月乃助、水谷八重子)
また、平成28年9月には新橋演舞場、大阪松竹座の新派公演に於きまして、
市川月乃助改め、二代目喜多村緑郎を襲名いたします。
市川月乃助(いちかわつきのすけ) プロフィール
昭和44年1月6日新潟県に生まれる。本名神田和幸。
昭和63年3月国立劇場第9期歌舞伎俳優研修修了。同年4月歌舞伎座『忠臣蔵』三段目の本蔵家来ほかで初舞台を踏む。7月市川段四郎に入門し、10月から市川段治郎を名乗る。
平成6年3月、三代目市川猿之助(現猿翁)の部屋子となる。12年4・5月新橋演舞場『新・三国志』程昱で名題昇進。16年3月、猿之助(現猿翁)の代役としてスーパー歌舞伎『新・三国志Ⅲ』の謳凌、関羽を勤める。同年7月の『桜姫東文章』では、坂東玉三郎の相手役に抜擢され、清玄、権助を勤めた。翌年にはスーパー歌舞伎『ヤマトタケル』に市川右近と共にタケル・タケヒコをダブルキャストで主演する等、花形俳優として活躍。颯爽とした二枚目から色敵まで演じ立役として個性と力量を発揮している。
23年12月二代目市川月乃助と改名。
新派には平成23年1月初春新派公演『日本橋』葛木晋三で初参加。以降24年10月『葛西橋』岡部友次郎、同年11月『滝の白糸』南京寅吉、25年10月『婦系図』早瀬主税、27年1月『大つごもり』山村石之助など多数出演。
平成28年1月三越劇場「初春新派公演」の『糸桜 ―黙阿弥家の人々―』に糸女の養子・河竹繁俊役で出演する。3月国立劇場新派公演、6月三越劇場公演に出演予定。
平成17年松尾芸能賞 新人賞、平成21年名古屋演劇ペンクラブ賞受賞。