お知らせ

HOMEお知らせ > 中学部門・女子舞踊コース 令和六年度成果披露発表会「寺子屋乙女かぶき『本朝不思議之國 夢逢姫』」を実施しました!

中学部門・女子舞踊コース 令和六年度成果披露発表会「寺子屋乙女かぶき『本朝不思議之國 夢逢姫』」を実施しました!

 

 2025年3月8日(土)、歌舞伎座ギャラリー木挽町ホールにて、令和六年度中学部門成果披露発表会「寺子屋乙女かぶき『本朝不思議之國 夢逢姫』」を実施いたしました。

 『本朝不思議之國 夢逢姫』は、「こども歌舞伎スクール寺子屋」で歌舞伎や日本舞踊を学んできた女子生徒に向けた新たな試みとして、令和四年に「寺子屋乙女かぶき」と銘打ち、初演しました。翌年には脚本、演出の一部を変更した形で上演し、今回が三回目の発表となりました。

 世界中で愛されるルイス・キャロルの名作「不思議の国のアリス」の可愛らしく不思議な世界観をベースにしながらも、歌舞伎や日本舞踊の様々な要素が詰め込まれている本作。戸部和久脚本、藤間勘十郎演出・振付、苫舟作曲、藤舎千穂作調、前田剛美術、平野茂照明という、歌舞伎の本興行を支えるスタッフ陣によって製作されています。

 『本朝不思議之國 夢逢姫』には、古典歌舞伎『金閣寺』に出てくる「両手を縛られ捕われの身の雪姫が、爪先で鼠の絵を描くと、その絵が本物の鼠となり、雪姫を助けてくれる」という「爪先鼠」と呼ばれる名場面が取り入れられていたり、立廻りのシーンがあったり、お芝居の最後には「大喜利所作事」と呼ばれる舞踊の披露があったりと、見どころ満載の作品になっています。

 今回の発表会に向けて、約一年間お稽古を重ねてきた中学部門女子舞踊コースの生徒たち。会場を埋め尽くす満員の客席を前に緊張の面持ちを見せながらも、これまでのお稽古の集大成を披露した生徒たちには、大きな拍手が送られ、温かい歓声の中幕を閉じました。ご来場いただいた皆様、ご尽力いただきました関係各位に、この場を借りて心より御礼申し上げます。

 次回は2026年3月に第四回『本朝不思議之國 夢逢姫』の発表を行う予定です。新しいメンバーを迎え、フレッシュな顔ぶれでお届けする次回の発表会もどうぞお楽しみに!

 

記事検索

年月別アーカイブ