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令和五年度中学部門成果披露発表会「木挽町わかば座」レポート

 2024年3月23日(土)、24(日)に歌舞伎座ギャラリーの木挽町ホールにて、令和五年度中学部門成果披露発表会「木挽町わかば座」を開催しました。

 「木挽町わかば座」では、寺子屋中学部門に進んだ生徒たちが、自らが学んできた歌舞伎や日本舞踊の楽しさ、また伝統文化の素晴らしさを、多くのお客様に向けて発信することを目的として、本格的な古典の演目に挑み、日頃の学びの成果を披露しています。

 この度の発表会では、中学部門・歌舞伎コースの生徒たちが『白浪五人男』を、女子舞踊コースの生徒たちが『藤娘』を披露いたしました。事務局より、当日の様子をレポートさせていただきます。

 

 

 「木挽町わかば座」初日となる23日は、歌舞伎コースに在籍する十三名の生徒が三班に分かれ『白浪五人男』「稲瀬川勢揃」の場を披露しました。

 盗賊である五人男が花道から現れ、お互いの無事を喜ぶところから舞台は始まります。

 

▲一班の発表

 

 そこへ捕手が現れ五人男を取り囲みます。すると五人男は逃げも隠れもせず、堂々と名乗りをあげ、捕手に立ち向かうのでした。

 

▲二班の発表
▲三班の発表

 

 黒御簾の生演奏の中行われた『白浪五人男』の舞台。
 生徒たちは一年間、五人男と捕手両方のお役を稽古し、本番では班ごとにお役を演じ分け稽古の成果を披露しました。

 

 

 翌24日には、女子舞踊コースに在籍する生徒たちが、二班に分かれて『藤娘』を披露しました。

 一班の中学一年生四名は、中学部門入校後初めての発表の機会に緊張の面持ちでしたが、”藤の精”としてかわいらしく踊ることや、目線や身体の向きなど、先生にご指導いただいた細かいところを意識し、一年間のお稽古の成果を立派に披露しました。

 

▲一班の発表①
▲一班の発表②

 

 続いて、中学二年生三名による発表は、一班とはまた異なる振付で披露します。藤の枝を背負い登場した三人の藤の精たち。一人でのしっとりとしたクドキ、小唄「潮来出島」にあわせた優雅な舞い、華やかな手踊りなど、変化に富んだ舞台を展開していきました。

 

▲二班の発表①
▲二班の発表②

 

 満開の藤の花を背景に、かわいらしく、心を込めて舞い踊った生徒たちに、一班、二班ともに客席から温かい拍手が送られました。

 

 今回の「木挽町わかば座」の開催に際しても、ご指導いただいた先生方、音楽家の皆様、狂言作者や附打、大道具、小道具、衣裳、ヘアメイク、照明、音響など、数多くのスタッフの皆様にご協力いただいたほか、中学部門の卒業生にもサポートに加わっていただきました。ご協力いただいた皆様に、この場をもちまして心より御礼申し上げます。

 本発表会の様子は、ダイジェスト映像にて近日中に公開予定です。ぜひお楽しみに!

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