お知らせ

　11月18日（土）に、松（前進コース）「新派演技」の稽古受講者による稽古場発表会を実施しました。

　松（前進コース）では、歌舞伎子役演技や日本舞踊のお稽古のほかにも、様々なお稽古を実施しています。
　今回は、「新派演技」のお稽古として劇団新派文芸部所属の成瀬芳一先生ご指導のもと、朗読劇について学びました。
　コロナ禍の影響で実施を見送っていたため、約4年ぶりの開催です。

　発表したのは、「大つごもり」。
　「大つごもり」は樋口一葉原作の、明治の時代の大つごもり（大晦日）の一日を描いた作品です。
　寺子屋のお稽古のために、成瀬先生に構成・演出をしていただきました。
　受講者10名は、9月から計5回という少ない稽古回数のなかで、明治と現代の日本語の違いに苦戦しながらも、一所懸命お稽古をしてきました。

　発表会本番では、それぞれがお稽古してきた成果が見られ、生徒たちの成長に客席からも大きな拍手がよせられました。
　また、発表後には成瀬先生から、あたたかいお言葉をいただきました。
　生徒たちには、今回の演技のお稽古で感じたこと、学んだことを今後のお稽古に活かしていっていただければと思います。