お知らせ

　2023年2月19日（日）に歌舞伎座ギャラリーの木挽町ホールで、「令和四年度 修了発表会並びに成果発表会」を実施しました。
　本発表会では、梅（基礎コース）の第八期生による『菅原伝授手習鑑　寺子屋』、竹（発展コース）の第七期生による『京鹿子娘道成寺』所化の演技と踊り、入校三年目以上の松（前進コース）生徒による『四海波』を披露しました。
　事務局より、当日の様子をレポートさせていただきます。

 

 

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 ▲ 梅（基礎コース）の第八期生による『菅原伝授手習鑑　寺子屋』

 

　梅（基礎コース）の第八期生は、三班に分かれて『菅原伝授手習鑑　寺子屋』幕開きの場面を発表しました。木挽町ホールの舞台に合わせた道具を組み、本公演と同様に、それぞれのお役の衣裳、かつらをつけ、顔をして実施します。

　本年度は、武部源蔵を中村かなめさん、源蔵女房戸浪を中村鶴松さん、涎くりを大谷桂太郎さんに助演としてご出演いただきました。また、竹本や黒御簾音楽も生演奏をしていただいています。ご協力いただいた俳優の皆様、スタッフの皆様のお力添えにより、豪華な舞台にて、1年間学んできたお稽古の成果を発揮しました。

 

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 ▲  竹（発展コース）の第七期生による『京鹿子娘道成寺』

 

　竹（発展コース）に在籍する第七期生は、四班に分かれて『京鹿子娘道成寺』所化（お坊さん）の演技と花傘を使った踊りを披露しました。こちらも、衣裳を着て、長唄囃子連中の皆様にご協力いただき、生演奏のなか、豪華な舞台での発表となりました。

 

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 ▲ 「成果発表会」松（前進コース）在籍生による『四海波』

 

　「成果発表会」では、梅・竹を修了し、さらなる研鑽を積む松（前進コース）在籍生のうち希望者17名が、皆、そろいの寺子屋浴衣と扇子で、『四海波』を披露しました。
　世の中の平和を祝う『四海波』を華やかに踊りました。

 

　このような状況の中、実際の歌舞伎興行に携わる多くの方々に多大なるご尽力を賜り、本年度も無事に発表会を実施できましたこと、この場を借りて心より御礼申し上げます。