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発表会関連

第七期 修了発表会・成果発表会レポート

tera[1].jpg ▲「第七期 修了発表会」。梅(基礎)コースの第七期生による『菅原伝授手習鑑 寺子屋』

 

2022年2月、歌舞伎座ギャラリーの木挽町ホールで、「第七期 修了発表会並びに成果発表会」を実施致しました。本発表会は、コロナ禍の影響によるカリキュラム変更のため、一年間の延期を経て、満を持しての実施となりました。事務局より、遅ればせながら当日の様子をレポートさせて頂きます。

tera[2].jpg ▲ 『菅原伝授手習鑑 寺子屋』より、助演としてご参加くださった武部源蔵を演じる中村吉兵衛丈と、戸浪を演じる中村京妙丈

 

開校から8年目となったこども歌舞伎スクール寺子屋。梅(基礎)コースの第七期生、竹(発展)コースの第六期生による「修了発表会」と、入校3年目以降の生徒が在籍する松(前進)コースの有志による「成果発表会」が行われました。

感染症対策のため、消毒、換気を徹底し、通常時より客席数を制限したうえでの開催となりました。

 

tera[3].jpg ▲ 『菅原伝授手習鑑 寺子屋』より、涎くりを演じる中村京純丈

 

梅(基礎)コースの生徒は、三班に分かれ『菅原伝授手習鑑 寺子屋』の幕開きの場面を披露しました。木挽町ホールの舞台に合わせた大道具を組んでいただき、本公演どおりの衣裳、かつらをつけて、顔をし、寺子、菅秀才、小太郎に扮しました。竹本、黒御簾音楽も生で演奏していただき、助演として、武部源蔵を中村吉兵衛丈、戸浪を中村京妙丈、涎くりを中村京純丈がそれぞれ勤めてくださいました。コロナ禍の制限がある中、助演頂いた俳優の皆様、スタッフの皆様のお力添えにより、例年と同じ豪華な舞台にて、1年半以上学んできたお稽古の成果を発揮することができました。

 

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syoke[2].jpg ▲ 「第七期 修了発表会」 竹(発展)コースの第六期生による『京鹿子娘道成寺』

 

竹(発展)コースに在籍する第六期生は『京鹿子娘道成寺』所化の幕開きの演技と花傘の舞踊を披露。長唄囃子連中の演奏に合わせた台詞と、花傘を用いての踊りを班全員で息を合わせて行い、それぞれが立派にお役をつとめました。

 

sakura[1].jpg ▲ 「成果発表会」松(前進)コース在籍生による『桜の賑い』

 

「成果発表会」では、梅・竹コースを修了し、さらなる研鑽を積む松(前進)コース在籍生のうち希望者17名が、皆、そろいの寺子屋浴衣で舞踊『桜の賑い』を発表しました。桜の枝とお扇子でみせる華やかな踊りで、最後に全員できまると客席からは惜しみない拍手が送られました。

 

コロナ禍の影響を受け昨年実施が叶いませんでしたが、その分生徒たちは、より長い期間お稽古に励んでまいりました。今回の発表会では、緊張感のある舞台で、お客様の前でお稽古の成果を存分に発揮することができました。
こども歌舞伎スクール寺子屋の発表会では、実際の歌舞伎興行に携わる多くの方々に多大なるご尽力を賜っております。
この場を借りて改めて心より御礼申し上げます。

 

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