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特別授業 中村梅玉丈・片岡秀太郎丈
5月16日(土)・17日(日)、寺子屋の授業に、統括講師の中村梅玉丈と片岡秀太郎丈が参加し、寺子屋生徒を指導しました。
◇梅コース
今年4月に入校した第二期生が参加する梅(基礎)コースには、明治座『五月花形歌舞伎』ご出演中の片岡秀太郎丈が参加し、歌舞伎の魅力的なポイントや、ご自身の幼少期のお稽古方法などについてお話をしてくださいました。
男らしく力強い荒事の立役と女性らしく美しい女方の歩き方や見得の違いや、役柄によっての発声や笑い方の違いなど、歌舞伎の「○○らしく見せる」という表現方法の面白味を、実演を交えてご指導いただきました。
ご自身が幼い頃にお父様(十三世片岡仁左衛門)から教わった、息を長く続けるためのお稽古や、何通りもの役柄の声色をつくるお稽古など、ゲーム感覚で楽しんで歌舞伎を学んでいたお話もあり、老若男女を演じ分けられる様子に、生徒たちも驚きながら聞き入っていました。
△見得をみせる秀太郎丈 △お話をする秀太郎丈
◇竹コース
今年で2年目の第一期生が受講する竹(発展)コースには、歌舞伎座『團菊祭五月花形歌舞伎』ご出演中の中村梅玉丈がご参加くださいました。
竹コースの歌舞伎演技のお稽古では、現在、子役が登場する演目の実践的なお稽古をしています。
5歳~7歳の生徒が所属する”朱色組”では、『元禄忠臣蔵 御浜御殿』伊勢参りおいぬ某の演技を勉強中。
梅玉丈には、ご自身が実際の舞台で何度も勤めている徳川綱豊卿のお役で、生徒たちとの台詞の掛け合いを指導していただきました。
8歳~11歳の生徒が所属する”浅葱組”では、『梅雨小袖昔八丈 髪結新三』丁稚長松の演技を勉強中。
この時には、梅玉丈の部屋子である中村梅丸丈にもご参加いただき、梅玉丈は新三役、梅丸丈は忠七役をお勤め頂き、生徒ひとりひとりにご指導いただきました。
お稽古とはいえ、梅玉丈を目の前にして共演できる貴重な経験に、生徒たちはいつにも増して真剣な表情で緊張しながらもイキイキと演技をしていました。
△朱色組『御浜御殿』の指導をする梅玉丈 △浅葱組『髪結新三』の実演をする梅玉丈と梅丸丈
この度の特別授業での経験を活かして、今後のお稽古にますます励んでいただければと思います。
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