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課外授業 鳴物ワークショップ レポート
9月15日、寺子屋1期生向けに課外授業として、「鳴物ワークショップ」を開催いたしました。
講師には、統括講師である田中傳左衛門さんにお出ましいただき、歌舞伎音楽の鳴物について教えていただきました。
「鳴物」とは、三味線以外の楽器を使い、舞踊などの伴奏や、お芝居の中での背景となる音楽や様々な効果音を表現する歌舞伎になくてはならない要素の一つです。
まず、鳴物で表す「雨」「風」を体験しました。
歌舞伎では、雨や風などの効果音を鳴物で表現します。
鳴物で表す効果音は、現代劇のように、リアルな雨や風の音ではありませんが、約束事としての「雨の音」「風の音」と、俳優の演技が合わさることによって、お芝居を観る人は、「ああ、雨が降っているのだな。」とわかります。歌舞伎の音楽って、おもしろいですね!
寺子屋生たちは、傳左衛門さんが叩く太鼓の音に合わせ、雨が降っている様子や風が吹いている様子の演技をし、歌舞伎の効果音を体験しました!
それから、生徒たちは4組に分かれ、楽太鼓を使ったお稽古をしました。
「どんどんどんとこい」のリズムに合わせ、「一番太鼓」の叩き方を教えてもらい、組ごとに発表会を行いました。
長いバチを使って、自分の身長の半分以上ある大太鼓を叩くこどもたちの目は、きらきらと輝いていました!
最後には、先生方による着到の演奏をしていただきました!着到とは、劇場で開演30分前に演奏される音楽です。
こどもたちは、間近で観る大迫力の演奏に興味津々に見入っていました。
傳左衛門さんからは、
「この鳴物のお稽古を通して、皆さんに特に学んで頂きたかったのは、『挨拶』、『人の話をしっかりと聴く』、『周りと合わせる』、この3つの大切さです。日々の積み重ねが大切です。これからも頑張ってください。」
との激励の言葉を頂戴しました。
緊張感の中で、迫力のある鳴物の演奏を聴き、とても身が引き締まった面持ちの寺子屋生徒たちでした。
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