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文庫本カバー 『金閣寺・風船乗スペンサー』(歌舞伎座筋書)

300円(税込)

【表】歌舞伎座筋書表紙『祇園祭礼信仰記 金閣寺』
【裏】歌舞伎座絵本役割挿絵『風船乗評判高閣』大切上の巻 上野公園博物舘の場 明治24(1891)年1月8日より 木挽町歌舞伎座


明治24(1891)年1月歌舞伎座公演の【筋書】と【絵本番付】をデザインに使用した文庫本カバーです。
表のデザインは、歌舞伎座筋書の表紙で、上演演目の一つ『祇園祭礼信仰記(ぎおんさいれいしんこうき)』の登場人物が、正月興行らしく羽子板に描かれています。また、同じく上演演目の『風船乗評判高閣(ふうせんのりうわさのたかどの)』に出てくるパラシュートもともに描かれています。
裏面は、表のデザインにちなみ『風船乗評判高閣』の絵本番付(絵本役割)の挿絵を使用しました。この興行の前年の明治23(1890)年に来日し、気球からパラシュートで飛び降り、大変評判となったイギリス人・スペンサーの曲芸を、五代目尾上菊五郎が河竹黙阿弥に頼んで芝居に仕組み、大当たりを取った演目です。上空には、菊五郎の息子の幸三(後の六代目菊五郎)が、遠見(遠くにいる人物を子供が演じて遠近感を出す演出)で演じたスペンサーが描かれています。