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文庫本カバー 『忠臣蔵討入』(組上燈籠絵) 

300円(税込)

『忠臣蔵討入組上五枚續(ちゅうしんぐらうちいりくみあげごまいつづき)』作者:不詳 出版:大正2(1913)年6月 出版者:東京日本橋 綱嶋亀吉 大判五枚組のうち一枚目

この文庫本カバーのデザインとなっている「忠臣蔵討入組上五枚續」の大判五枚組のうちの一枚目は、赤穂浪士による吉良邸討入を描いた物語の中の、炭部屋に隠れていた上野介を引き出し、本懐を遂げる「炭部屋」の場が描かれています。
この組上は、実際に歌舞伎で上演された舞台ではなく、出版当時の人気俳優を配して描いた「見立て」であると考えられます。また、組上に記された役名は、歌舞伎演目の『仮名手本忠臣蔵』とは異なり、義士の実名となっています。