みどころ
世界の映画史上に燦然と輝く巨匠・小津安二郎の代表的名作「東京物語」をもとに映画監督・山田洋次が脚本・演出を手がけ、劇団新派によって舞台化した『東京物語』は、2012年1月三越劇場、2013年7月には南座ほか全国でも上演を果たし、大きな反響を呼びました。2020年には再演が予定されておりましたが、新型コロナウイルス感染症の拡大により、上演が叶いませんでした。
しかしながら、上演に向けて準備を重ねてきたスタッフ・キャストの熱意、そして何より公演を楽しみにお待ちいただいておりましたお客様の想いを受け、この度待望の再演が決定いたしました。
あらすじ
昭和28年の夏。 瀬戸内海の尾道から久しぶりに上京してきた老夫婦が子どもたちの家を訪ねるが、それぞれの生活で精一杯のため蔑ろにされてしまう。そんな中、戦死した次男の妻だけが親身になってくれる……
東京を訪ねる老夫婦の妻・とみ(映画では東山千栄子)を水谷八重子、夫・周吉(笠智衆)を田口守、戦死した次男の妻・紀子(原 節子)を瀬戸摩純、 長男・幸一(山村聰)を丹羽貞仁、幸一の妻・文子(三宅邦子)を石原舞子、飲み屋の女将・加代(桜 むつ子)を河合雪之丞、そして、長女・志げ(杉村春子)を波乃久里子が演じます。
創始135年を迎えた劇団新派が、総力を挙げて、舞台版『東京物語』をお贈りいたします
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