関連情報
出演
『女の一生』 六幕
森本 薫:作
戌井 市郎:補綴
大場 正昭:演出
布引 けい:波乃 久里子
堤 栄二:風間 杜夫
堤 章介:安井 昌二
堤 伸太郎:中山 仁
堤 しず:司 葉子
石原 舞子/鴫原 桂/瀬戸 摩純/三原 邦男/鈴木 章生/井上 恭太/鷹西 雅裕
みどころ
松竹新派名作劇場今回は森本薫不朽の名作『女の一生』を上演いたします。この作品は、今は亡き日本の大女優・杉村春子によって30年以上に亘り繰り返し上演されてきた作品で、明治の終わりから終戦直後にかけて、激動の時代を強く逞しく生きた布引けいの一生を、不思議な縁で結ばれた堤家を舞台に描かれております。
新派としても初めて取り上げる作品で、主役の布引けいをこの役を念願としていた波乃久里子、けいが密かに思いを寄せた堤家の次男・栄二を新派公演では波乃とのコンビが定評の風間杜夫、夫となる長男・伸太郎をやはり新派には常連の中山仁、亡き堤家当主の妻・しずを新派初登場の司葉子、堤家を支えるしずの義弟・章介を新派の重鎮安井昌二という配役で、円熟した舞台をご覧に入れます。
あらすじ
明治38年(1905年)―日本がようやく近代的な資本主義国の姿をととのえ、同時にその動向が世界の国々と絶ちがたく結びあい、影響し始めた時代である。戦災孤児の境涯にあった布引けい(波乃久里子)が、不思議な縁から拾われて堤家の人となったのは、そんな頃である。
清国との貿易で一家を成した堤家は、しかし、その当主もすでになく、後を継ぐべき息子たちはまだ若く、妻のしず(司葉子)が義弟章介(安井昌二)に助けられながら、困難な時代の一日一日を処していた。
やがてけいは、その闊達な気性を認められて、長男伸太郎(中山仁)の妻となる。息子と、その肩に背負われるべき家を愛するしずの配慮であった。伸太郎は絵を愛し、学問を好んだが、しかし家業を継ぐ意志と意欲に欠けていた。
次男栄二(風間杜夫)に寄せた思慕は断ち切られ、けいは正真正銘堤家の人となる。そして、しずに変わってけいは家の支えとなり、柱となってゆく。担いきれぬほどの重みに耐えながらけいはその「女の一生」を生きるのである。
時は流れて昭和20年・・・。二つの大戦を経る激動の時代を生きて、今、焼け跡の廃虚に佇むけいの姿は、過ぎ去った50余年の月日の、激しさと華やかさを秘めて、哀しい―
公演スケジュール
月日 | 曜日 | 所在地 | 会場 | お問い合わせ先 | 開演時間 | |
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昼 | 夜 | |||||
6月 28日 |
日 | 栃木県 大平町 |
おおひら町民ホール | 0282-43-5231 (中央公民館内) |
15:00 | − |
7月 1日 |
水 | 神奈川県 横須賀市 |
よこすか芸術劇場 | 046-823-9999 | 14:00 | − |
2日 | 木 | 宮城県 仙台市 |
東京エレクトロンホール宮城 | 022-268-2174 (仙台放送) |
14:00 | − |
4日 | 土 | 長野県 長野市 |
北野文芸座 | 026-233-3111 (平日9:00~17:00) |
11:00 | 15:00 |
6日 | 月 | 山形県 米沢市 |
米沢市市民文化会館 | 0238-23-8510 | − | 18:00 |
7日 | 火 | 福島県 会津若松市 |
會津風雅堂 | 0242-27-0900 | 15:00 | − |
9日 | 木 | 兵庫県 神戸市 |
新神戸オリエンタル劇場 | 078-291-1100(代表) | − | 18:30 |
10日 | 金 | 13:00 | − | |||
11日 | 土 | 石川県 七尾市 |
能登演劇堂 | 0767-66-2323 | 13:30 | 18:30 |
12日 | 日 | 13:30 | − | |||
14日 | 火 | 香川県 高松市 |
アルファあなぶきホール | 087-823-5023 | 14:00 | − |
15日 | 水 | 山口県 山口市 |
山口市民会館 | 083-923-1000 | − | 18:30 |