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出演
紙屋 治兵衛:片岡 愛之助
おさん:鴫原 桂
小春:瀬戸 摩純
おきん:英 太郎
伊藤 みどり/柳田 豊/片岡 松之助/田口 守/佐堂 克実/小泉 まち子/三原 邦男/
筑前 翠瑶/児玉 真二/井上 恭太/小山 典子/川崎 さおり/川上 彌生
※この度、おさん役の紅貴代が、体調不良のため休演と相成りました。つきましては、おさん役を鴫原桂が勤めることになりましたので、ご理解を戴きますと共に、より一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。
みどころ
恒例となりました三越劇場の新派公演。新派120年を記念した本年8月は、花形新派公演として北條秀司の名作『紙屋治兵衛』をお楽しみ頂きます。
この作品は、近松門左衛門の名作『心中天網島』を、北條秀司が新たな視点で書き下ろした作品で、昭和36年に長谷川一夫の紙屋治兵衛、初代水谷八重子のおさん、中村扇雀(現・坂田藤十郎)の小春で初演され、好評を博しました。
新派では昭和53年にこの作品を取り上げ、中村扇雀の治兵衛、波乃久里子のおさん、水谷良重(現・水谷八重子)の小春、初代水谷八重子のおきんで上演し、初演とはまた異なった彩りが、高く評価されました。今回の公演では、上方歌舞伎の若手花形のひとりである片岡愛之助を紙屋治兵衛役に迎え、鴫原桂のおさん、瀬戸摩純の小春、そして英太郎のおきんという清新な配役で、お楽しみ頂きます。
大坂天満にある紙屋の主人の治兵衛は、貞淑な妻のおさんがいながらも、曽根崎新地の遊女である小春と馴染みになり、借金を重ねたため、親戚たちに呆れられています。だが夫を思うおさんは、親戚たちに治兵衛を見捨てないでくれと必死に願います。この姿を見て治兵衛は、今度こそは小春と別れようと決意しますが・・・・・・。
現代にも通じる北條秀司の上方世話物の世界をお楽しみ下さい。