8月南座「松竹新喜劇 葉月爆笑公演」の合同取材会が行われました
2015年7月9日
夏の京都で上演される「松竹新喜劇 葉月爆笑公演」を前に、渋谷天外、藤山扇治郎、曽我廼家寛太郎、そして特別出演の五木ひろしさんが出席して合同取材会が6月8日に行われました。
取材会の冒頭、渋谷天外は「今までは五木ひろしさんの公演に我々が出演させて頂いておりましたが、今回はなんと、松竹新喜劇公演に五木ひろしさんがゲスト出演してくださることになりました。」と恐縮しきりでした。五木さんも、「これまでお世話になってきた松竹新喜劇の皆さんへご恩返しという思いで出演させていただきます。」と笑顔で答えていました。
今回上演の一本目は『駕籠や捕物帳』。城下にお忍びで訪れた浮気好きの領主と駕籠かきとの軽妙な遣り取りがおかしみを誘う作品で、そこに盗賊の捕物騒ぎも相まってのドタバタ爆笑まげもの喜劇です。今回は駕籠かきを藤山扇治郎と曽我廼家寛太郎が演じ、また五木さんが白塗りの領主と盗賊の早変わりをするのも見ものです。五木さんが「駕籠やと私との三人のキャッチボールが毎日楽しみです。」と言えば寛太郎は、「五木さんがどんな球を投げてこられるか恐ろしいです(笑)」扇治郎も「大好きな五木ひろしさんが、おじいさんも演じた殿様をやっていただけて楽しみです。」と期待がふくらみます。
二本目は山崎豊子さんの原作を松竹新喜劇が舞台化した『しぶちん』。しぶちんとは、大阪弁でけちんぼの意味で、木材商店を経営する主人のしぶちん具合と、なぜそんなにお金にこだわるのかを描き出した作品です。しぶちんの主人を演じる天外は「実に56年ぶりの上演ですが、さらに練り上げ手を加えたより深い作品に作り上げています。」と意欲をみせていました。
最後の『五木ひろしミュージックライブ』では五木さんが「天外さん達にも出演していただこうと思っています。」との発言に、天外を始め一同面喰っていました。
五木さん曰く「お芝居とミュージックライブも含めて松竹新喜劇公演」という南座公演は、8月17日~25日まで。どうぞご期待ください!