【南座】初笑い! 松竹新喜劇 新春お年玉公演
2020年1月1日(水)〜1月8日(水) 午前の部11:00~ 午後の部/15:00~ 初日元旦のみ13時開演一回公演
- 料金(税込)
- 1等席:10,000円、2等席:5,000円、3等席:3,000円、特別席:11,000円
- 演目
- 茂林寺文福作木下三郎演出
一、「一姫二太郎三かぼちゃ」
舘直志作米田亘演出二、「駕籠や捕物帳」
- 出演者
- 渋谷天外、藤山扇治郎、久本雅美 ほか
- チケット情報
- チケット好評販売中!!
見どころ・あらすじ
- 初詣の後は南座でめでたく笑い初め!おなじみの賑やかな顔ぶれに加え、今年も久本雅美がゲスト出演!
『一姫二太郎三かぼちゃ』
田舎の資産家である西田家には、四男一女、5人の子供がおりました。母・久子さんが手塩にかけて育てた子供たちは、今は立派な社会人。長女は良家に縁組して一家の主婦に、長男、次男、四男もそれぞれ都会に出て会社の重要なポストを任されるほど活躍しています。ただ一人、三男の三郎さんだけは大学も行かず、両親のもとで畑仕事をしながら暮らしておりました。
さて今日は、母・久子さんの還暦祝いで西田家は大賑わい。普段は都会にいる子供たちも次々と帰省し、出世話や自慢話に花を咲かせますが、三郎さんだけは華やいだ兄弟たちの会話に入っていけず…。また兄弟たちも自分たちの優秀ぶりを鼻にかけて、長年田舎暮らしの三郎さんをのけ者にするのでした。それでも三郎さんは、両親が兄弟のたまの帰郷に喜ぶならそれが一番とじっと我慢の一点張り。しかし、そんな三郎さんのまっすぐな家族愛に兄達が救われる時が…。
お正月にふさわしい家族愛あふれる人情喜劇を御堪能ください。
『駕籠や捕物帳』
舞台は天下泰平の美しい城下町。これを荒し廻っていた兇賊・赤鞘主水の一味、そのほとんどが捕えられたのですが、肝心の赤鞘主水がいまだ捕まらず…。そこで、城下町のあちこちに赤鞘主水の人相書が張り出されました。その人相書には、「召捕った者に金百両。訴人した者に金五十両」の文字。領民たちは色めき立っています。
一方そのころ、城下外れにある茶屋に、領主・前田能登守が訪れます。そこにお茶を持ってきたのは、お茶屋を手伝う駕籠かきの千鳥足の直作と後ろ向きのお蝶の二人。客が領主とは気づかぬまま、とんちんかんな会話をしますが、どういうわけか意気投合。兄弟分の盃まで交わしてしまいます。しかし、よく見ることこの領主、あの人相書の男に瓜二つ。まさか…。動揺する二人のところへ、役人に追い詰められた赤鞘主水が現れ、てんやわんやの大騒ぎ。次から次へと、事件は意外な方向へ展開していき…。
舘直志作の松竹新喜劇を代表するまげもの喜劇の傑作をお楽しみください。