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最新技術と日本の古典芸能・歌舞伎のコラボレーションにより、毎年感動の花が咲き乱れる「超歌舞伎」をご存じでしょうか。まだ知らないというそこのあなた! 観なきゃそんそん! これを読めば、体が疼き観たくなること、間違いなし。ペンライトの準備はできていますか? 今まで感じたことのない感動が、観たことのない景色が、あなたを待っています。
※写真:2019年 超歌舞伎『今昔饗宴千本桜(はなくらべせんぼんざくら)』より
その1🌸超歌舞伎とは!🌸
これまでの超歌舞伎
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「超歌舞伎」では、『今昔饗宴千本桜(はなくらべせんぼんざくら)』、『花街詞合鏡(くるわことばあわせかがみ)』、『積思花顔競(つもるおもいはなのかおみせ)』と次々に新たな演目を発表しました。公演はすべて幕張メッセのイベントホールで行われました。
その2🌸超歌舞伎はここが超すごい!🌸
NTTの技術をご紹介!
毎年新しい試み、技術が発表され、歌舞伎の演出が年々パワーアップし続けています。特に超高臨場感通信技術「Kirari!」を用いた「分身の術」は、進化を続けつつ「超歌舞伎」ではおなじみの演出として親しまれています。
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「分身の術」を初披露
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分身同士がバーチャルで迫力ある立廻りを演出!
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機械学習を導入。被写体と背景の色が似ている環境でもクリアに抽出!
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RGB-IRカメラを入力とした、深層学習によるリアルタイム被写体抽出システムにより「分身の術」がさらにパワーアップ!
その3🌸超歌舞伎の超楽しみかた!🌸
#観るだけじゃ物足りない!一緒に盛り上がれる参加型
~生で観たいあなたへ~
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歌舞伎って、難しい…。そのようなイメージを抱いている方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな方にこそおススメなのが、「超歌舞伎」。
スペクタクルかつ壮大な演出に、涙こぼれる熱い情の物語、楽曲は、静かに席で観るという歌舞伎観劇のイメージを大きく変えてくれます。最大の魅力は、「自由」であること。当日はペンライトを持って、好きな時に“大向う”(おおむこう 注1)をかけることもできます。お客様と出演者の心が一つとなる。それが「超歌舞伎」です。
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(注1)劇場後方から大きな声で屋号をかけているのは、“大向う”(おおむこう)と呼ばれる観客の皆さん。歌舞伎の観かたを知り尽くしたプロの盛り上げ役です。歌舞伎俳優には、それぞれの一門(親子の血縁や、師匠と弟子の関係)によって「屋号」というものがあります。苗字と違い、親子でも屋号が違うことがあります。俳優の演技に対して屋号がかかると、大いに芝居が盛り上がります。日頃の歌舞伎の公演では“大向う”(おおむこう)をかけるタイミングなどが難しく、コツが必要ですが、「超歌舞伎」では、それも自由。思い切って、挑戦してみてください!
萬屋(よろずや):中村獅童一門の芝居に胸が熱くなり声をかけたくなった時
初音屋(はつねや):初音ミクがあまりにも美しく心奪われ叫びたくなった時
紀伊国屋(きのくにや):澤村國矢の芝居にうずうずして、あっぱれ!と声をかけたくなった時
電話屋(でんわや):NTTの技術に圧倒され、ありがとう!と伝えたくなった時
#外国の方も
楽しめる
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日本人のみならず外国の方も、楽しむことができる「超歌舞伎」。
最先端テクノロジー × 伝統芸能がコラボレーションした舞台。そこには、圧倒的な技術力と人の熱気が詰め込まれています。
歌舞伎をあまり知らない若い世代のお客様と一緒に作り上げてきた「超歌舞伎」だからこそ、知識がなくても言語が分からずとも楽しむことができます。
俳優の化粧や身に着ける衣裳の元となっているのは、400年以上の歴史を持つ古典歌舞伎です。きっと、日本独特の色彩の美しさ、繊細さ、パワーを感じていただけるはずです。
🌸「八月南座超歌舞伎」みどころ🌸
中村獅童さんにみどころを語っていただきました。
歌舞伎発祥の地に誕生した南座で初上演! 幕張メッセを飛び出し、劇場で上演するのは、初めての試みです。本公演でも主演を勤めるのは、中村獅童と初音ミク。これまでになかった「超歌舞伎のみかた」などが加わり、より深く「超歌舞伎」を楽しむことができます。また、本公演に加えリミテッドバージョン(別配役)も上演します。新たな演出を加え、パワーアップした「八月南座超歌舞伎」。どのような驚きが待ち構えているのでしょうか…。
#南座でしか体感できない!?
リミテッドバージョン
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初の試みとして、本公演とリミテッドバージョン(別配役)という編成で上演します。
リミテッドバージョンの主演を勤めるのは澤村國矢と初音ミク。上映時間は通常の歌舞伎公演よりも遅いナイト公演(18:00スタート)もあります。昼間に京都の街を楽しんだ後、夜は涼を求めて劇場に立ち寄る。食べて、街で遊んで、芝居を観劇…!そんな贅沢な楽しみ方ができるのは、南座だけ!
後篇は、観劇レポートをお届けします。
観劇レポート!🌸「八月南座超歌舞伎」🌸
今回レポートをしてくれるのは、南座宣伝部長「みなみーな」と松竹新入社員「ちょろ松」。みなみーなご案内の元、南座「超歌舞伎」の魅力を発見してきてもらいました。※2018年11月の新開場を機に南座公式キャラクター「みなみーな」が誕生!みなみーなは、南座の耐震補強工事の際、工事現場から発掘されたとされています㊙
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京都到着。
風情漂う四条大橋東詰。そこに建つ「南座」は、数々の物語が紡がれた、日本最古の歴史を持つ劇場です。屋根には由緒のある「櫓」と「梵天」(神様が降りてくる場所)。ちょろ松も胸の高鳴りが止まりません。
南座の歴史について、詳しくはコチラ
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みなみーなから前日に、「扉の飾り金物に、ちょろ松の“あるもの”が隠れてるよ! 探してみてね!」と連絡。待ち合わせの間探してみると…。なんと「松」と「竹」を発見しました! 皆さんも隠れミッキーを探す気分で、劇場内を探検してみてください!
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「お待たせ! みなみーなだよ!」
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「舞台が始まるまで、南座のおススメスポットを教えるね」と、みなみーな。
みなみーなのおススメスポット①
正面玄関を抜けると、アール・デコ様式の照明がお迎えしてくれます。モチーフは提灯やお花など日本的な意匠が散りばめられていて、とってもきれい!
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「あ! ここにも松竹マーク!!」
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みなみーな特別スポット②
「折り上げ格天井」と呼ばれる格式の高い天井の様式。江戸時代の芝居小屋の名残として劇場の中に「唐破風(からはふ)」という屋根があるのも南座の特徴で、みなみーなも頭にかぶっています。天井のシャンデリアはアール・デコ様式、天井全体に金箔をほどこしていて、なんと宇宙を表現しているのだとか! 舞台には「迫り(せり)」がたくさんあり、お芝居の演出や舞台転換に活用されています。
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「ちょろ松、もうすぐ舞台が始まるよ!」とみなみーな。
「超歌舞伎」、いざ観劇!!
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カラフルなペンライトに次々とかかる大向う…。終盤にはちょろ松もみなみーなも立ち上がり、胸に熱いものがこみあげ思わず涙がごぼれます。歌舞伎発祥の地にそびえたつ南座。新たな歴史の一ページを感じずにはいられない「八月南座超歌舞伎」は、お客様と舞台とが一体化した熱い舞台でした。
🌸ダイジェスト映像公開🌸
本公演
ダイジェスト映像では、中村蝶紫さんと澤村國矢さんによる『超歌舞伎のみかた』、そして今回の公演のために書き下ろされた新作舞踊『お国山三 當世流歌舞伎踊(いまようかぶきおどり)』で中村獅童さん、初音ミクさん、蝶紫さん、國矢さんが踊る様子、さらに『今昔饗宴千本桜(はなくらべせんぼんざくら)』の一部が見られます。「行くぞ~!」の獅童さんの一声に、お客様の熱は最高潮。待ってましたと言わんばかりの、大向うが飛び交い、桜舞い散る中お客様も「超楽しい!」と一緒に踊りだします。
リミテッドバージョン
今まで「超歌舞伎」を中村獅童さんとともに築き上げてきた澤村國矢さんが、『今昔饗宴千本桜』で、主役の佐藤四郎兵衛忠信を勤めます。「こんなに最後まで待っていただきまして、本当にありがとうございます」と國矢さん。涙と感動の末、幕を下ろしました。
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みなみーな、ご案内ありがとう。これからも、よろしくね。
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会場 南座(京都)
日程 2019年8月2日(金)~26日(月)
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