歌舞伎・演劇の世界

大阪松竹座 狂言の会

みどころ

釣針 
(つりばり)
 妻のいない主人と太郎冠者が西宮に参詣すると、望みのものが何でも釣れる釣竿を授けるとお告げがありました。二人が早速、浜に出て釣針を垂らすと、主人は見事妻とお側の衆を釣り上げます。主人が妻を連れて先に帰った後、太郎冠者は残った女たちの中から自分の妻を選ぶと言い、被物を取らせると・・・。

墨塗
(すみぬり)
 国へ帰ることになった大名が、都にいる間に馴染みになった女のところへ暇乞いに行きます。女は別れを惜しんで泣きますが、実は嘘泣き。はじめは女の涙を信じていた大名ですが、それに気づいて茶碗と墨の入った器を取り換えてしまいます。墨で黒くなった女の顔を見て女の本心を知った大名は・・・。

彦市
ばなし
(ひこいちばなし)
 ほらふきの彦市は、天狗の子から隠れ蓑をだまし取り、また殿様にはカッパを釣ると嘘をついて鯨肉と天狗の面をだまし取ります。親天狗から怒られたら好物の鯨肉を渡し、子天狗が怒ってきたら天狗の面で親天狗に化けようと企てる彦市。嘘を嘘で塗り固め、万事うまくいったと思ったら・・。
 木下順二作の民話劇を狂言に仕立てた昭和30(1955)年初演の新作狂言です。

日程・上演時間

日程 昼の部 夜の部
02月05日( 金 )
-17:30

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