敵か味方か？
三人のおばちゃまたちの奇妙な共同生活。
女たちの老後問題をユーモアたっぷりに描いた
丁々発止の大人気喜劇！


有吉佐和子原作の傑作喜劇『三婆』
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昭和を代表する作家・有吉佐和子が1961年に発表した原作をもとに、1973年に小幡欣治の脚本によって舞台化されて以来、上演を重ねてきた『三婆』。この作品は、戦後の高度成長期を時代背景に、なおも女性たちが直面していた社会的制約や不平等、そして、それぞれの境遇に応じた選択をすることに焦点を当てた名作で、本妻・愛人・義妹たちは、各々異なる立場や環境に置かれているにもかかわらず、自分自身を見つめ、自分の人生を生きることを選びます。三人の主人公たちの葛藤や成長は、皆さまに深い共感を呼び起こすことでしょう。当時の社会背景を反映しながら、現代にも通じる普遍的なテーマを扱った『三婆』にどうぞご期待ください。


女たちの老後問題をユーモアたっぷりに描く
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新派の二大女優水谷八重子と波乃久里子とてんやわんやのバトルを繰り広げるのは､２０２３年６月三越劇場『三婆』で新派初登場を飾り、大好評を博した渡辺えり。共演には、ジュニア内のグループ「少年忍者」のリーダーでもあり、ミュージカルやドラマなどで主演をつとめる川﨑皇輝のほか、田口守、鴫原桂、大野梨栄などの劇団新派です。本作は、小幡欣治の脚本で、演出は新派の他にも歌舞伎やミュージカルなど幅広いジャンルの作・演出を手がける齋藤雅文がつとめます。

女たちの老後問題をユーモアたっぷりに、テンポよく描きだした本作。これは果たして喜劇か、それとも悲劇か。一筋縄ではいかない三人の女性たち“三婆”が、周囲を巻き込みながら繰り広げる熾烈なバトルを、どうぞお楽しみください。


◇◆あらすじ◆◇
昭和三十八年の初夏。金融業者の武市浩蔵が、愛人の駒代（水谷八重子）の家の風呂場で倒れ、急逝した。一代で会社を大きくした浩蔵だったが、死んだ後には莫大な借金が残り、本妻の松子（波乃久里子）はその返済のために故人の妹のタキ（渡辺えり）の家と本宅の一部を売却。なんとか住む家一軒だけは残ってホッとしたのも束の間、兄の家は自分の家同然と、突然タキが引っ越してきた。追い打ちをかけるように、駒代も料理屋を開業するまでの間、部屋を貸してほしいと転がり込んで来て・・・
突然始まった三人のおばちゃまたちの奇妙な共同生活。果たしてその行く末は！？