“リモートで映画を作って、見せあって、楽しもう!”をキーワードにこれまで運営を行っている「#リモート映画祭」は、コロナ禍における新しい映画の楽しみ方を提案し、未来のクリエイターを応援しています。
5月にスタートした本映画祭はおかげさまで多くの方々から支持をいただき、コメディ、SF、ホラー、恋愛、サスペンス、ドキュメンタリー、アニメーションなど幅広いジャンルのショートストーリーが寄せられました。
この度 12 月 2 日にグランプリ候補作品関係者だけでなく、一般観覧者もオンライン上で参加できるリモート表彰式が開催され、応募総数 387 本の中から 『あける』(@AlterEgo_label さま)がグランプリに輝きました!
表彰式には、松竹社員の審査員をはじめ、ゲスト審査員である紺野ぶるまさん(松竹芸能)、みょーちゃんさん(松竹芸能)も参加。事前に発表されていたグランプリ候補 22 作品の関係者がオンライン上で一堂に集ったこともあり審査員も大興奮。気になった作品や演出について制作者を前に熱く語る場面も。審査員が集まった作品への愛を伝え、作品関係者もそれを受け止め応える、そんなほのぼのとした時間が過ぎる中、受賞作品発表の瞬間を目前に画面上の緊張もピークに…。
まず、松竹・映画企画部の石塚慶生プロデューサーが選ぶ特別賞が発表され、ある事情を抱えながらの恋人とのビデオ通話を描いた『小さな話』(@miyabe_kazuyuki さま)が選ばれました。またこちらの特別賞には石塚プロデューサーとともに次回作を製作する権利が付与されます。
【特別賞選考理由】
タイトル通り作品も短いにも関わらず、構成・バランスが素晴らしかった。何度見返しても涙ぐんでしまう切ない作品です。
ついにグランプリ作品が発表されると、若手芸人のリモートネタ合わせを舞台にした作品『あける』(@AlterEgo_label さま)がその栄光に輝きました。グランプリには賞金として 30 万円が贈呈されます。
【グランプリ選考理由】
同じ芸人としても違和感のない演技をされており、共感できる内容でした。少し乱雑な音声や映像、テンション、テンポまでもが、リアルに感じました。(紺野ぶるまさん)
グランプリは接戦でしたが、最もリモートでしか撮れないような作品であったことも、受賞の決め手になりました。(みょーちゃんさん)
【グランプリ】
『あける』 (@AlterEgo_label さま)
<受賞コメント>
この度は、我々AlterEgo の作品を輝かしい賞に選んで頂き光栄に思います。
チームとして初めての映像作品でしたが、「リモート」というテーマに沿って「今」を切り取るという表現を追求することは、とても刺激的で良い体験となりました。チーム一同、これからも精進して参りますので今後ともどうぞ宜しくお願いします。
<製作>
堀孝太:小河原 義経
稲益秋人:宮田 拓
脚本協力:依田 輝
作詞/作曲:dim city(ED「明光」)
監督/脚本/編集:宮田拓
製作:AlterEgo
【特別賞】
『小さな話』 (@miyabe_kazuyuki さま)
<受賞コメント>
審査員特別賞に選んで頂きありがとうございました!
今回初めてリモートで演出しながら役者の方に iPhone で撮ってもらうという作り方だったのですが、その分出演頂いたきづき君や中川可菜さんの魅力だったり、自粛期間中に自分が感じていた思いを純粋に投影出来たような作品になりました。そういった中で今回の賞を頂けたのはとても嬉しかったです!リモート映画祭を通して映画制作は自由なものなんだと感じた部分もあるので、これからも新しい表現を探していきながら、作品をどんどん作っていければと思います。ありがとうございました!
<製作>
出演:きづき、中川可菜 森下ひさえ(声)
プロデュース:千田由香子 阿久津美希(アミューズ)
監督補:田川咲貴子
監督・脚本・編集:宮部一通