お知らせ

●松竹グループの劇場における新型コロナウイルス感染症対策について

松竹株式会社 2020年7月28日

 このたびの新型コロナウイルス感染症により亡くなられた方々に謹んでお悔やみ申し上げます。また、罹患された方やご家族、関係者の皆様に心よりお見舞い申し上げます。 松竹グループでは、一時、映画館を全館休業しておりましたが、6月より経済産業省及び、全国興行生活衛生同業組合連合会(全興連)のガイドライン等に基づいた様々な感染予防対策を実施することで、全館営業を再開しております。 そして、演劇公演に関しましては、3月以降、全ての公演を中止しておりました。これは、明治28年(1895年)の弊社創業以来、初めての事であり、歌舞伎の歴史においても、劇場公演が5か月以上行われないことは、極めて異例の事態でした。 私どもは、演劇、歌舞伎、映画等の文化芸術産業を、次世代へつなげていくことを使命と考えております。しかし、このまま長期に渡って劇場公演を中止し続ける事は、弊社に限らず、演劇、舞台に携わる様々な事業者の方々の営みの灯を絶やす事に至ってしまいます。 その為、様々な感染対策、安全策を施した上で、全出演者、全スタッフが厳重に遵守、徹底する事を前提に、八月の歌舞伎座 花形歌舞伎、南座 夏の舞台体験ツアーより、演劇劇場での興行を再開させて頂く事と致しました。 再開にあたっては、何よりも劇場での感染拡大を防ぐ事を第一に考えております。その為、関係省庁、自治体、業界団体の各種ガイドラインを遵守するのは勿論のこと、加えて医療分野の専門家の意見も独自に取り入れ、客席サイド、舞台・楽屋サイド両面に亘って独自ガイドラインを策定致しました。一般的な検温チェック、サーモグラフィーの導入、消毒作業の等の実施は勿論、劇場特性に応じた個別安全施策も加えます。 弊社では今後とも、お客様、出演者、舞台公演スタッフ、従業員の安全と感染拡大防止を最優先に、関係各所と連携を図り、感染拡大を防ぐために必要な措置を今後も行って参ります。ご理解をいただきますよう、何卒お願い申し上げます。
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