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イマーシブシアター サクラヒメ ~『桜姫東文章』より~
平野泰新(MAG!C☆PRINCE)<鳶>インタビュー


――”MAG!C☆PRINCE”としての音楽活動や、テレビやラジオにもご出演される幅広い活躍をなさっておられますが、舞台にご興味はおありでしたか?
舞台に興味はありました。実は大学生の時、京都に三年間住んでいまして、ずっと外から南座を眺めていたんですよ。その劇場の中で、自分が演技をすることになるとは思ってもいませんでした。本当に出来過ぎといいますか、初舞台がとても素敵な場所なので、由緒ある南座に立てることを、凄く有難く、光栄に思います。せっかくの機会でもありますし、自分のやりたかったことなので、しっかりと出来ることを演らせていただいて、結果を出せるように頑張りたいと思います。
――演じられるのが鳶役。新体操を特技とされているだけにアクロバティックな動きが期待されます。
鳶役は機動力のいる役なので、僕の得意とするアクロバットが存分に生かせると思っています。空間を上手く使いたいですね。活発で元気があって正義感溢れているというイメージで役を作っていきたいなと思います。男子新体操は十年間やってきていまして、培ってきた表現力やアクロバットというものを舞台にしっかり生かして、お客様に楽しんでいただけるように頑張りたいです。新体操でしか、僕でしか演じることができない表現を鳶役としてしっかり演じていきたいと思います。

――イマーシブシアターへの初出演については、どのような思いをお持ちですか?
イマーシブシアターについては前から聞いたことがありましたので、「一体どうなるんだろう」と今からワクワクしています。舞台と客席の仕切りが無い場所での演技。一切気が抜けないですよね。どこから見られても演じきっていないといけませんし、一秒たりとも気を緩めることができないなとも思っています。お客様の意見が反映されるのも楽しみですね。五人の中から最後の一人に毎回選んでいただけるように頑張りたいなと思います。誰がサクラヒメの運命の人に選ばれるかによってエンディングが違ってくるのも、この舞台の魅力ではないかなと思っています。
――どのような公演になればいいなとお考えですか?
舞台を好きな方には、より舞台やイマーシブシアターの良さを分かっていただき、初めての方には舞台が好きになるきっかけになる公演になれたらいいなと思います。南座という劇場空間の全てが『サクラヒメ』の世界観や空間になると思うので、自分の五感を使って体感してもらえるような、といいますか、違う世界に入り込んだような感覚になっていただける舞台を創り上げて行ければ。素晴らしいキャストのみなさんとスタッフの方々、そしてお客様と一緒に、最高の舞台を生み出していけるように頑張っていきたいなと思っております。

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