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イマーシブシアター サクラヒメ ~『桜姫東文章』より~
世界(EXILE/FANTASTICS from EXILE TRIBE)<義賊>インタビュー


――普段は“EXILE TRIBE”のメンバーとして活躍されておられますが、イマーシブシアターにご興味はおありでしたか?
動画で拝見してイマーシブシアターの存在を知っていましたので、お話をいただいた時は、シンプルに嬉しくて楽しみだと思いました。新しい演劇のシステムで演らせていただくことが凄く光栄ですし、それを和のテイストで上演するというのはなかなか無いこと。伝統ある南座に立てることも嬉しいです。キャストのみなさんとは普段交わる機会がない方々が多いので、一緒に稽古できることも楽しそうだなと思いましたし、新たなチャレンジが出来ること自体が楽しみです。
――特技のヒップホップ・ダンスを繰り広げつつ、義賊役をどう表現されたいですか?
義賊という役柄は、明るく豪快で、周りの人を巻き込むタイプの人間だと思っています。小僧とか、石川五右衛門とか。自分の中のイメージは、小さな町の隣人の味方ですね。新しく格好良い義賊にもしたいと思います。普段は大きなステージに立つ機会が多いですが、今回は間近でご覧になる一階エリアのお客様が一〇〇人ぐらい。義賊というキャラクターならではのリアクションを、お客様の一人一人から引っ張り出したいですね。同じ空間にいる人たち全員で、『サクラヒメ』という作品を創っていく。きっと毎回違う公演になると思いますので、近い距離でしか見られない表情や指先の細かい所作など、隅々までパフォーマンスを見ていただけるのを楽しみにしています。

――細かいところまでお客様がご覧になる。新たな挑戦になりますね。
今までの経験や見てきたものを、全力で注ぎたいという思いがありますし、稽古場でも新しいものが生まれるように思います。それを実際に舞台で試せるのも、イマーシブシアターの醍醐味。もちろん決まっている部分もありますが、アドリブの部分も多いと思うので、『サクラヒメ』で生まれる何かは沢山あると思っています。

――南座へのご出演も初体験。
昔の人たちからすれば、僕たちは現代の傾奇者だと思うので、不思議な縁を感じます。南座は構えが神聖というか圧倒的なパワーがある聖地のような場所であり、そこに立たせていただく責任を感じます。全員で南座の新しい一ページを作れたらなと思います。
――どのような公演を目指されますか?
歌舞伎の『桜姫東文章』が好きな方にも、初めて舞台を観る方にも観に来ていただきたいですね。家族でも一人でご覧いただいても、同じぐらいの感動を味わっていただきたい。メッセージ性が強い部分も、エンタテインメントとして色んなものを感じてもらえるところも凄くあると思います。同じような感動が初日から千穐楽まで毎日あって、何度観ても、初めてご覧になった時と同じ感覚や感動が味わえる舞台が出来ればと願っています。

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