おこん役
木村文乃
本格的な時代劇には初挑戦で、京都の撮影所も初めてで不安も多かったのですが、改めて京都という町とスタッフの皆さんが好きになった撮影でした。おこんは太陽の似合う人情に厚い、江戸の女です。そして、町娘なので時代劇とは言え作法に縛られ過ぎず、自由に動いて生き生きできることが楽しかったです。磐音さんへと奈緒さんへと、あっちにこっちに気持ちを真っ直ぐ向けるおこんを楽しんでいただけたら幸いです。
小林奈緒役
芳根京子
松坂さん演じる磐音様を、ひたむきに愛し、強く想い続ける奈緒を演じられたこと、
一人の女性として誇りに思います。私も早く大きなスクリーンで、磐音様に会いたいです。
小林琴平役
柄本佑
大好きな本木監督の元、大好きな桃李さんと、大好きな時代劇を、という自分的に特だらけの現場でした。しかも京都で!!うん、嬉しい現場でした。
河出慎之輔役
杉野遥亮
これから始まる壮観な物語の起因となる河出慎之輔を通して、逞しい先輩方の背中に感情的になる日々でした。この先の自分の養分となり財産となる作品に巡り会わせて頂いたことに感謝しています。
宍戸文六役
ピエール瀧
宍戸文六役のピエール瀧です。今回、自分史上最も位の高い“家老”の役を仰せつかりました。
自分が家老とは気恥ずかしい気がしますが、ちゃんと悪い奴なのでご安心ください。
庄右衛門役
陣内孝則
大変、感動的な沁みる脚本でした。私は、2日間の撮影でしたが、ヒットメーカーの本木監督と主演の松坂桃李君をはじめとするトビキリ魅力的なキャストと共演できた事がとても刺激的で至福の時でした。シリーズ化して欲しいです。
吉右衛門役
谷原章介
この度居眠り磐音に参加することができて本当に光栄です。もともと原作を読んでいたこともあり、どんな世界になるのか楽しみだったのですが、ファンの立場としても面白い作品に仕上がってること間違いなしです。ご期待ください!
金兵衛役
中村梅雀
魅力的な登場人物たち、それぞれの人生に色々な事情があり、そのバランスが素敵な作品だと思います。江戸庶民の代表の様な大家・金兵衛。楽しんで演じさせて頂きました。
有楽斎役
柄本明
本木監督とは「空飛ぶタイヤ」以来です。
世代を問わず楽しんでいただけるものになっていると思います。
監督
本木克英
本格的な時代劇に相応しく、しかも新鮮なキャストが揃ったと思います。
この映画の軸が「悲恋の物語」でもあるため、女優の選択は特に重要でした。
木村文乃さんは以前から時代劇が似合うだろうと思っていました。予想は的中し、
磐音への想いを胸に秘めつつ、快活に振る舞う江戸市井の女性・おこんの心情を見事に演じて
下さいました。いっぽう、磐音と離れる運命を背負いながら一途に彼を想う奈緒役の芳根京子さんは、
何度テイクを重ねても同じ涙を流せる、驚異的な集中力と繊細さをお持ちでした。その演技に
魅入られてしまい、カットをかけ忘れることもしばしばありました。