新演出

ベッリーニ《ノルマ》

Norma - Bellini

上映期間
2017年1118日(土)~1124日(金)

タイムテーブルはこちら

恋人に裏切られた巫女がとった究極の行動とは?イタリア・オペラ史上に燦然と輝く傑作がオープニングを飾る!

敵国将軍との禁断の恋に落ちた巫女ノルマを待ち受ける運命の三角関係!恋人の裏切りに彼女はどう応えるのか?女として母として「愛」を貫いた気高い女性を描いて感動を呼ぶベッリーニの大傑作が、シーズンオープニングを飾る!ノルマのアリア〈清らかな女神〉は旋律美の極致。ベルカントの二大女王、S・ラドヴァノフスキーとJ・ディドナートの競演は必見!伝統的な美感あふれるD・マクヴィガーの演出で、歴史絵巻を堪能しよう。  text by 加藤浩子

指揮:
カルロ・リッツィ
演出:
デイヴィッド・マクヴィカー
出演:
ソンドラ・ラドヴァノフスキー、ジョイス・ディドナート、ジョセフ・カレーヤ、マシュー・ローズ
上映時間:
3時間31分(休憩1回)
MET上演日:
2017年10月7日
言語:
イタリア語
※ スケジュールは余儀なく変更されることがございます。

《ノルマ》のあらすじ

紀元前1世紀、ローマ帝国支配下のガリア(現在のフランス)地方。ドルイド教の巫女ノルマは、敵方のローマ帝国将軍ポッリオーネとひそかに愛し合い、2人の子供をもうけていた。だがポッリオーネはノルマに飽き、若い巫女のアダルジーザをローマに連れ帰ろうともくろんでいる。恋人の裏切りを知ったノルマは、怒りに任せてローマとの戦いを宣言。そこへ、アダルジーザに会うため神殿に入って捕らえられたポッリオーネが引き立てられてきた。自分のもとに戻るなら解放するとポッリオーネに迫るノルマだが…。

キャスト&スタッフ

  • カルロ・リッツィ

    Carlo Rizzi

     

    カルロ・リッツィ

    Carlo Rizzi

    指揮

    オペラの母国イタリア生まれの、熟練のオペラ指揮者。ミラノのヴェルディ音楽院に学び、1982年にオペラデビュー。85年にトスカニーニ指揮者コンクールで優勝後世界に飛躍し、ロイヤルオペラハウスなど一流歌劇場に定期的に客演。楽譜を知り尽くし、歌手とオーケストラを生かすバランス感覚に長けた指揮でアーティストからの信頼も厚い。

  • デイヴィッド・マクヴィカー

    David McVicar

     

    デイヴィッド・マクヴィカー

    David McVicar

    演出

    スコットランド生まれの売れっ子演出家。演劇的でありながら装置や衣装は正統的でゴージャスな演出に定評がある。1993年にオペラ演出家としてデビュー、ロイヤルオペラ、グラインドボーン音楽祭などイギリスの劇場や音楽祭を振り出しに、ザルツブルク音楽祭など国際的に活躍。METではドニゼッティの「女王三部作」をはじめ多くのプロダクションを手がけ、絶大な支持を得ている。

  • ソンドラ・ラドヴァノフスキー

    Sondra Radvanovsky

    《ノルマ》

     

    ソンドラ・ラドヴァノフスキー

    Sondra Radvanovsky

    《ノルマ》

    ソプラノ

    アメリカが生んだ大型スター・ソプラノ。スケールの大きい歌唱と豊かな美声、劇的な表現力を武器に、ベルカントからヴェリズモまで、幅広い役柄で活躍する稀有な歌手。2015-16シーズンにはドニゼッティの「女王三部作」のヒロインを一シーズンで全て歌うという離れ業をやってのけ、絶賛を博した。《ロベルト・デヴェリュー》はLVにも登場し、大喝采を浴びた。

  • ジョイス・ディドナート

    Joyce DiDonato

    《アダルジーザ》

     

    ジョイス・ディドナート

    Joyce DiDonato

    《アダルジーザ》

    メゾソプラノ

    ベルカントオペラを中心に、世界を席巻するアメリカ生まれのスター・メゾ。完璧な技術、めくるめく、そして表情に富んだ声、高い知性、心をとらえる表現力、人間味あふれるステージプレセンスで聴き手を虜にする。昨今はフランスオペラに進出、今後の発展がますます期待されている。14-15《湖上の美人》他LV出演多数。

  • ジョセフ・カレーヤ

    Joseph Calleja

    《ポッリオーネ》

     

    ジョセフ・カレーヤ

    Joseph Calleja

    《ポッリオーネ》

    テノール

    地中海に浮かぶマルタ島が生んだ、現代を代表するテノールの逸材。19歳の若さでデビュー、また数々のコンクールに入賞。以来、明るく輝く朗々とした声、豊かな声量とあふれる感情で、とくにイタリア・オペラのメジャーなレパートリーで活躍。METをはじめ世界の檜舞台に立ち続けている。LVでは09-10《ホフマン物語》、14-15《マクベス》等出演。

  • マシュー・ローズ

    Matthew Rose

    《オロヴェーゾ》

     

    マシュー・ローズ

    Matthew Rose

    《オロヴェーゾ》

    バス

    イギリス生まれの期待の若手バス。ロイヤルオペラの若手育成プログラムに参加して頭角をあらわす。安定した技術と濃淡の色合いに富んだ魅力的な声、洒脱な演技で、ロイヤルオペラやスカラ座など一流の劇場で、モーツァルトからヴェルディ、ワーグナー、ブリテンまで幅広いレパートリーで活躍している。LV15-16《ドン・ジョヴァンニ》マゼット役で出演。

タイムテーブル

時刻の目安 項目 時間
開映前映像 CM&客席映像 約4分
1幕 本編 ◆オープニング・解説(S・フィリップス & MET総裁 P・ゲルブ) 約96分
第1幕
特典映像 ◆インタビュー(S・ラドヴァノフスキー) 約11分
◆インタビュー(J・カレーヤ)
休憩 休憩 舞台転換映像 ・ 客席映像(INTERMISSION) 約10分
2幕 特典映像 ◆次回作《魔笛》映像紹介&インタビュー(G・シュルツ&M・ヴェルバ) 約14分
◆2017-18シーズン予告
◆インタビュー(演出家 D・マクヴィカー)
◆インタビュー(J・ディドナート)
本編 第2幕 約76分
カーテンコール&クレジット
開映後 上映時間合計:3時間27分
  • ※当初の上映予定時間より約20分延びておりますが、現地上演によるものです。ご了承ください。
pagetop