恋人に裏切られた巫女がとった究極の行動とは?イタリア・オペラ史上に燦然と輝く傑作がオープニングを飾る!
敵国将軍との禁断の恋に落ちた巫女ノルマを待ち受ける運命の三角関係!恋人の裏切りに彼女はどう応えるのか?女として母として「愛」を貫いた気高い女性を描いて感動を呼ぶベッリーニの大傑作が、シーズンオープニングを飾る!ノルマのアリア〈清らかな女神〉は旋律美の極致。ベルカントの二大女王、S・ラドヴァノフスキーとJ・ディドナートの競演は必見!伝統的な美感あふれるD・マクヴィガーの演出で、歴史絵巻を堪能しよう。 text by 加藤浩子
- 指揮:
- カルロ・リッツィ
- 演出:
- デイヴィッド・マクヴィカー
- 出演:
- ソンドラ・ラドヴァノフスキー、ジョイス・ディドナート、ジョセフ・カレーヤ、マシュー・ローズ
- 上映時間:
- 3時間31分(休憩1回)
- MET上演日:
- 2017年10月7日
- 言語:
- イタリア語
- ※ スケジュールは余儀なく変更されることがございます。
《ノルマ》のあらすじ
紀元前1世紀、ローマ帝国支配下のガリア(現在のフランス)地方。ドルイド教の巫女ノルマは、敵方のローマ帝国将軍ポッリオーネとひそかに愛し合い、2人の子供をもうけていた。だがポッリオーネはノルマに飽き、若い巫女のアダルジーザをローマに連れ帰ろうともくろんでいる。恋人の裏切りを知ったノルマは、怒りに任せてローマとの戦いを宣言。そこへ、アダルジーザに会うため神殿に入って捕らえられたポッリオーネが引き立てられてきた。自分のもとに戻るなら解放するとポッリオーネに迫るノルマだが…。