フランス革命に翻弄された修道女たちの生と死! プーランクの透徹した音楽がえぐる衝撃の史実!
人間とは何か、信仰とは何か、生きるとは、死ぬとはどういうことか…フランス革命末期の暴力の嵐に巻き込まれた修道女たちの実話が、20世紀フランスの俊才プーランクの鮮やかな音楽で感動的なオペラへと生まれ変わった!MET新音楽監督ネゼ=セガンの渾身の指揮に応えるのは、ベテランのK・マッティラから旬を迎えたI・レナードまで粒よりの歌手陣。言葉を、魂を奪われる衝撃のラストが、あなたの人生を変える。オペラは、ここまで、できるのだ。
- 指揮:
- ヤニック・ネゼ=セガン
- 演出:
- ジョン・デクスター
- 出演:
- イザベル・レナード、カリタ・マッティラ、エイドリアン・ピエチョンカ、エリン・モーリー、カレン・カーギル、ジャン=フランソワ・ラポワント、デイヴィッド・ポルティッヨ
- 上映時間:
- 3時間22分(休憩1回)
- MET上演日:
- 2019年5月11日
- 言語:
- フランス語
- ※ スケジュールは余儀なく変更されることがございます。
《カルメル会修道女の対話》のあらすじ
18世紀末、フランス革命の激動に揺れるパリ。ド・ラ・フォルス侯爵家の娘ブランシュは、極端に神経質なため俗世間では生きていけないと、コンピエーニュにあるカルメル会の修道院に入る。だが革命政府は修道院の解散と建物の売却を決め、司祭も追放された。修道女たちは殉教を決意するが、怯えたブランシュは修道院から逃げ出す。潜伏してひそかに信仰を守っていた修道女たちは捕らえられ、死刑の宣告を受けた。ひとりひとり断頭台に上る修道女たち。その時、群衆のなかからブランシュが現れる。 text by 加藤浩子