新演出

チレア《アドリアーナ・ルクヴルール》新演出

Cilea - Adriana lecouvreur

上映期間
2019年222日(金)~228日(木)

※東劇のみ3月7日(木)までの2週上映

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大スターA・ネトレプコが演じる実在の大女優! 選り抜きのキャストと壮麗な演出で贈る愛の悲劇!

大女優アドリアーナは恋敵に毒殺された? 18世紀フランスに実在し、美貌と演技力で一世を風靡しつつ熱烈な恋に生きた大人気女優の劇的華麗な人生を、21世紀の大スターA・ネトレプコが絶唱!絶好調のスター・テノール P・ベチャワ、情熱と迫真のA・ラチヴェリシュヴィリと共演陣も大物ぞろい。甘く激しく奔流するチレアの音楽と、バロックの劇場を再現するD・マクヴィカーの伝統美あふれる演出で、ブルボン王朝最後の爛熟が花開く。

指揮:
ジャナンドレア・ノセダ
演出:
デイヴィッド・マクヴィカー
出演:
アンナ・ネトレプコ、ピョートル・ベチャワ、アニータ・ラチヴェリシュヴィリ、アンブロージョ・マエストリ、マウリツィオ・ムラーロ、カルロ・ボージ
上映時間:
3時間23分(休憩2回)
MET上演日:
2019年1月12日
言語:
イタリア語
※ スケジュールは余儀なく変更されることがございます。

《アドリアーナ・ルクヴルール》のあらすじ

18世紀前半のパリ。有名な劇場コメディ・フランセーズの大人気女優アドリアーナ・ルクヴルールは、ザクセン伯爵の旗手マウリツィオと愛し合っている。マウリツィオは実は伯爵本人で、職務で大貴族のブイヨン公妃と会わなければならなかったが、公妃はマウリツィオに恋心を抱いていた。ある事件をきっかけに恋敵だと知ったアドリアーナとブイヨン公妃は火花を散らし、夜会の席で朗読を所望されたアドリアーナは、暗に公妃の不義をなじる内容の詩を読み上げる。激怒した公妃は、毒を仕込んだスミレの花束をアドリアーナに送りつけるのだった。  text by 加藤浩子

キャスト&スタッフ

  • ジャナンドレア・ノセダ

    Gianandrea Noseda

    《指揮》

     

    ジャナンドレア・ノセダ

    Gianandrea Noseda

    《指揮》

    現代の音楽界を牽引する名指揮者のひとり。熱気に溢れながらバランス感覚に富んだ指揮、膨大なレパートリーで、一流のオペラ・ハウス、オーケストラで高い評価を受ける。1964年ミラノ生まれ。2007年から18年までトリノ王立歌劇場の音楽監督を務め、2度の来日公演を成功に導いた。METデビューは02年《戦争と平和》。LVは16-17《ロメオとジュリエット》など。

  • デイヴィッド・マクヴィカー

    Sir David McVicar

    《演出》

     

    デイヴィッド・マクヴィカー

    Sir David McVicar

    《演出》

    オペラと演劇、両方の分野で活躍する人気演出家のひとり。緻密な時代考証をベースにした伝統的で美しい演出に定評があり、METでは特に歴史物の新制作に欠かせない人気演出家となっている。1966年スコットランド、グラスゴー生まれ。METデビューは2009年《イル・トロヴァトーレ》。17-18《ノルマ》《トスカ》他LV作品多数。

  • アンナ・ネトレプコ

    Anna Netrebko

    《アドリアーナ・ルクヴルール》

     

    アンナ・ネトレプコ

    Anna Netrebko

    《アドリアーナ・ルクヴルール》

    ソプラノ

    ビロードのような美声と絶大なるカリスマ性で、現代のオペラ界を牽引するプリマ・ドンナ。1971年ロシア生まれ。2005年ザルツブルク音楽祭における《椿姫》で、世界的なスターの座を決定的なものにした。METには02年に《戦争と平和》でデビューし、現在女王として君臨している。LV出演多数。今シーズンはLV《アイーダ》にも出演。

  • ピョートル・ベチャワ

    Piotr Beczala

    《マウリツィオ》

     

    ピョートル・ベチャワ

    Piotr Beczala

    《マウリツィオ》

    テノール

    現代を代表するスター・テノールのひとり。表情豊かな美声、作品を読む知性、安定した技術を兼ね備え、大歌手への道を歩んでいる。1966年ポーランド生まれ。チューリヒ歌劇場の専属などを経てフリー。METデビューは2006年《リゴレット》のマントヴァ公爵。チューリヒ歌劇場やMETの来日公演でも絶賛された。LV17-18《ルイザ・ミラー》他出演。

  • アニータ・ラチヴェリシュヴィリ

    Anita Rachvelishvili

    《ブイヨン公妃》

     

    アニータ・ラチヴェリシュヴィリ

    Anita Rachvelishvili

    《ブイヨン公妃》

    メゾソプラノ

    濃密な声と卓越した表現力、圧倒的な存在感で世界を席巻するスター・メゾ。1984年ジョージア、トビリシ生まれ。スカラ座の2009-10シーズン開幕公演《カルメン》タイトルロールに抜擢されて成功を収めた。METデビューも《カルメン》(11年)、14-15年にLVもされた。今シーズンはLV《アイーダ》にも出演。

  • アンブロージョ・マエストリ

    Ambrogio Maestri

    《ミショネ》

     

    アンブロージョ・マエストリ

    Ambrogio Maestri

    《ミショネ》

    バリトン

    豊かな美声と自在な演技で、ヴェルディをはじめイタリア・オペラの王道レパートリーで活躍するイタリアのバリトン。とりわけ巨漢ぶりを生かした《ファルスタッフ》のタイトルロールは十八番で、200回以上歌っている。1970年パヴィア生まれ。プロ並みの料理の腕前も有名。LVは12-13《愛の妙薬》、13-14《ファルスタッフ》に出演。

  • マウリツィオ・ムラーロ

    Maurizio Muraro

    《ブイヨン公爵》

     

    マウリツィオ・ムラーロ

    Maurizio Muraro

    《ブイヨン公爵》

    バスバリトン

    人間味溢れるしなやかな美声と洒脱な演技で、1990年代以来今日まで、モーツァルトの喜劇からヴェルディの劇的な役柄に至る幅広いレパートリーで成功を収めているイタリアのバスバリトン。ブイヨン公爵は2010年の本演出初演時にロイヤル・オペラでも歌った十八番である。今シーズンはLV《連隊の娘》にも出演。

タイムテーブル

 

時刻の目安 項目 時間
開映前映像 CM&客席映像 約5分
1幕&2幕 特典映像 ◆オープニング・解説(M・ポレンザーニ) 約4分
◆対談(A・ネトレプコ&MET総裁P・ゲルブ)
本編 第1幕&第2幕 約75分
休憩 特典映像 ◆インタビュー(A・ラチヴェリシュヴィリ) 約9分
◆対談(演出家D・マクヴィカー&MET総裁P・ゲルブ)
休憩 客席映像(INTERMISSION) 約10分
特典映像 ◆インタビュー(METラジオ解説者 W・バーガー) 約7分
◆インタビュー(A・マエストリ、M・ムラーロ、C・ボージ)
3幕 本編 第3幕 約27分
休憩 特典映像 ◆インタビュー(P・ベチャワ) 約5分
休憩 客席映像(INTERMISSION) 約10分
特典映像 ◆次回作《カルメン》映像紹介 約9分
◆2018-19シーズン予告
◆インタビュー(G・ノセダ)
4幕 本編 第4幕 約36分
カーテンコール&クレジット 約7分
開映後上映時間:3時間19分

 

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