プッチーニ《西部の娘》

Puccini - La Fanciulla del West

上映期間
2018年127日(金)~1213日(木)

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プッチーニの感動的な音楽が彩るオペラ版「西部劇」! テノールの王者 J・カウフマンの熱唱に酔う!

ゴールドラッシュに沸く19世紀カリフォルニアの酒場に咲いた運命の恋!看板娘とギャングはハッピーエンドを迎えられるのか?プッチーニの甘美にしてスリリングな音楽が物語る究極のラブストーリー!METで世界初演されたゆかりの演目を、「キング・オブ・テノール」J・カウフマンが熱唱する。現代を代表するドラマティック・ソプラノ E=M・ヴェストブルック、抜群の歌役者Z・ルチッチ、熟練の劇場人 M・アルミリアートの指揮も理想的だ。

指揮:
マルコ・アルミリアート
演出:
ジャンカルロ・デル・モナコ
出演:
エヴァ=マリア・ヴェストブルック、ヨナス・カウフマン、ジェリコ・ルチッチ、カルロ・ボージ、マシュー・ローズ、マイケル・トッド・シンプソン、オレン・グラドゥス
上映時間:
3時間34分(休憩2回)
MET上演日:
2018年10月27日
言語:
イタリア語
※ スケジュールは余儀なく変更されることがございます。

《西部の娘》のあらすじ

19世紀半ば、ゴールドラッシュに沸くカリフォルニア。酒場ポルカの女主人で、鉱夫たちのマドンナでもあるミニーは、初めて酒場に現れたディック・ジョンソンと惹かれ合う。実はジョンソンは盗賊団のボス、ラメレスだった。ミニーに気がある保安官ランスは彼の正体をミニーに明かすが、彼女は撃たれたジョンソンをかくまい、彼の命を賭けてランスとカードの勝負をする。危うく勝ち抜けたミニーはジョンソンを逃すが、彼は盗賊団を恨む鉱夫たちに捕まり、ランスの前に引き出された。死を覚悟し、ミニーへの伝言を口にするジョンソン。そこへミニーが現れ…。  text by 加藤浩子

キャスト&スタッフ

  • マルコ・アルミリアート

    Marco Armiliato

    《指揮》

     

    マルコ・アルミリアート

    Marco Armiliato

    《指揮》

    世界のオペラハウスをかけめぐる、現代を代表する名オペラ指揮者。歌手とオーケストラのバランスをわきまえた的確な指揮に定評がある。とりわけMETでの活躍はめざましく、6日間で6公演を振るという新記録もなしとげた。ジェノヴァ生まれのイタリア人。テノール歌手F・アルミリアートは兄。LVは17-18《ラ・ボエーム》他出演多数。

  • ジャンカルロ・デル・モナコ

    Giancarlo Del Monaco

    《演出》

     

    ジャンカルロ・デル・モナコ

    Giancarlo Del Monaco

    《演出》

    1943年生まれのイタリア人ベテラン演出家。父は名テノール、マリオ・デル・モナコ。65年、父が主演した《サムソンとデリラ》で演出家デビュー。これまで100作以上のオペラを手がけた。伝統的な美感と演劇性を備えたプロダクションで、オペラ界をリードし続けている。LVは09-10《シモン・ボッカネグラ》などがある。

  • エヴァ=マリア・ヴェストブルック

    Eva-Maria Westbroek

    《ミニー》

     

    エヴァ=マリア・ヴェストブルック

    Eva-Maria Westbroek

    《ミニー》

    ソプラノ

    現代を代表するドラマティック・ソプラノ。強靭で劇的な美声で、ワーグナーからイタリア・オペラまで幅広いレパートリーを手がける。1970年オランダ生まれ。シュトゥットガルト歌劇場の専属歌手などを経て独立。METには2011年《ワルキューレ》のジークリンデでデビュー、絶賛を博して、以後定期的に登場している。今シーズンのLV《ワルキューレ》にも出演。

  • ヨナス・カウフマン

    Jonas Kaufmann

    《ディック・ジョンソン》

     

    ヨナス・カウフマン

    Jonas Kaufmann

    《ディック・ジョンソン》

    テノール

    21世紀を代表するオペラ界のスーパー・スター。劇的で陰影に富み、繊細で聴き手の心に響く声に加え、映画俳優並みのルックスと演技力を併せ持ち、世界のオペラ・ファンを虜にしている。母国のドイツものからイタリア、フランスものまで、レパートリーの広さも特筆もの。1969年、ミュンヘン生まれ。METLVは13-14《ウェルテル》、12-13《パルシファル》他出演多数。

  • ジェリコ・ルチッチ

    Željko Lučić

    《ジャック・ランス》

     

    ジェリコ・ルチッチ

    Željko Lučić

    《ジャック・ランス》

    バリトン

    世界のオペラ・ハウスでひっぱりだこの、現代を代表するバリトン。流麗で表情豊かな美声と巧みな心理表現で、ヴェルディやプッチーニの諸役を得意とする。1968年セルビア生まれ。METデビューは2006年《ラ・ジョコンダ》のバルナバ。以来重要なプロダクションの多くに出演し、看板歌手のひとりとなっている。LV15-16《オテロ》、14-15《マクベス》など。

  • カルロ・ボージ

    Carlo Bosi

    《ニック》

     

    カルロ・ボージ

    Carlo Bosi

    《ニック》

    テノール

    味のある脇役テノールとして、世界中のオペラ・ハウスで信頼されているイタリアのベテラン歌手。明るく活気に溢れた声と洒脱な演技で、大舞台に欠かせない存在である。1959年リヴォルノ生まれ。バリトンとしてデビュー後テノールに転向。2013年にはスカラ座来日公演《ファルスタッフ》に出演した。

  • マシュー・ローズ

    Matthew Rose

    《アシュビー》

     

    マシュー・ローズ

    Matthew Rose

    《アシュビー》

    バス

    バロックから現代ものまで膨大なレパートリーをこなし、オペラとコンサートの双方で躍進を続けるイギリスの若手バス。柔軟だがよく通る声と高い技術、抜群の演技力を誇る。1978年生まれ。2006年グラインドボーン音楽祭《真夏の夜の夢》でオペラ・デビュー。以来METを始め各国の有名オペラ・ハウスに定期的に出演している。LV出演は17-18《ノルマ》《ラ・ボエーム》など。

タイムテーブル

 

時刻の目安 項目 時間
開映前映像 CM&客席映像 約5分
1幕 本編 ◆オープニング・解説(S・フィリップス) 約64分
第1幕
休憩 特典映像 ◆インタビュー(J・カウフマン) 約12分
◆インタビュー(格闘振付師 B・H・バリー)
◆インタビュー(動物トレーナー N・ノーヴァグラッド)
休憩 客席映像(INTERMISSION) 約9分
特典映像 ◆インタビュー(METラジオ解説者 W・バーガー) 約11分
◆インタビュー(M・ローズ、M・T・シンプソン、C・ボージ)
2幕 本編 第2幕 約48分
休憩 特典映像 ◆インタビュー(E=M・ヴェストブルック) 約7分
◆インタビュー(Z・ルチッチ、再演演出家 G・ケラー)
休憩 客席映像(INTERMISSION) 約10分
特典映像 ◆次回作《マーニー》予告&インタビュー(I・レナード&作曲家 N・ミューリー) 約13分
◆2018-19シーズン予告
◆インタビュー(指揮 M・アルミリアート)
3幕 本編 第3幕 約28分
カーテンコール&クレジット 約8分
開映後 上映時間:3時間30分

 

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