夫殺しに加担した女王セミラーミデが愛した相手とは?ロッシーニ円熟の音楽が紡ぐ衝撃の古代悲劇!
夫である王殺しに手を貸した女王セミラーミデが恋した若き武将とは?王の復讐は果たされるのか?古代バビロニアを舞台にしたロッシーニの大作が、遂にヴェールを脱ぐ!有名な序曲、華麗なアリア、超絶のフィナーレと息もつかせず繰り出される音楽はまさにロッシーニの真髄。パワフルな声と超絶技巧を誇るA・ミード、柔軟自在なロッシーニ・テノール J・カマレナ、カリスマ光る人気バス I・アブドラザコフら選り抜きのキャストが、禁断の傑作の扉を開ける!
- 指揮:
- マウリツィオ・ベニーニ
- 演出:
- ジョン・コプリー
- 出演:
- アンジェラ・ミード、イルダール・アブドラザコフ、ハヴィエル・カマレナ、エリザベス・ドゥショング、ライアン・スピード・グリーン
- 上映時間:
- 3時間52分(休憩1回)
- MET上演日:
- 2018年3月10日
- 言語:
- イタリア語
- ※ スケジュールは余儀なく変更されることがございます。
《セミラーミデ》のあらすじ
古代バビロニア。女王セミラーミデは、アッシリアの王子アッスールにそそのかされ、夫である国王ニーノを殺した過去を持っていた。ニーノとの間に生まれた息子のニニアは、ニーノの殺害後、行方不明になっている。 ニーノが亡くなって15年がたち、セミラーミデは後継者を選ぶ必要に迫られていた。若い武将アルサーチェに惹かれているセミラーミデは、彼を夫に迎えて王位を継がせようと考えている。だがそのアルサーチェこそ、行方不明となった息子のニニアだった。それとは知らないセミラーミデは…。 text by 加藤浩子