御曹司と村娘の恋に忍び寄る陰謀!美しくも激しい愛の悲劇を、伝説の名歌手P・ドミンゴはじめスター勢揃いの豪華キャストで!
それと知らずに領主の息子を愛した純粋な村娘に襲いかかる黒い影!父を人質に取られ恋人を諦めろと迫られた彼女がとった行動とは?「女」として「娘」としての葛藤を情熱的な音楽で描き、名作《椿姫》の先駆けとされるヴェルディの傑作が待望の初登場!テノールの名アリア〈穏やかな夜〉は必聴!かつてMETで本作の真髄を知らしめた名歌手P・ドミンゴをはじめ、P・ベチャワ、Sヨンチェヴァなどキャストの豪華さはシーズン屈指。オペラの名匠B・ド・ビリーの指揮も大いに楽しみだ。
- 指揮:
- ベルトラン・ド・ビリー
- 演出:
- エライジャ・モシンスキー
- 出演:
- ソニア・ヨンチェヴァ、プラシド・ドミンゴ、ピョートル・ベチャワ、ディミトリ・ベロセルスキー、アレクサンダー・ヴィノグラドフ、オレシア・ペトロヴァ
- 上映時間:
- 3時間26分(休憩2回)
- MET上演日:
- 2018年4月14日
- 言語:
- イタリア語
- ※ スケジュールは余儀なく変更されることがございます。
《ルイザ・ミラー》のあらすじ
17世紀前半のチロル。退役軍人ミラーの娘ルイザは、相手の正体を知らぬまま、領主ヴァルター伯爵の息子ロドルフォと恋に落ちていた。息子の地位を万全にしたい伯爵は、ロドルフォを裕福な未亡人フェデリーカと結婚させようとするが、恋人の存在を打ち明けられる。怒った伯爵はルイザを侮辱し、刃向かったルイザの父ミラーは投獄される。ルイザに横恋慕する伯爵の腹心ヴルムは、ミラーを助けたいなら、愛していないという手紙をロドルフォに書けとルイザに迫る。泣く泣く従ったルイザだが、彼女の心を誤解したロドルフォは…。 text by 加藤浩子