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ベートーヴェン《フィデリオ》

Fidelio - Beethoven

上映期間
2025年425日(金)~51日(木)

※東劇のみ5/8(木)までの2週上映

無実の夫を助けるため、命を賭けて監獄に潜入する妻!苦悩を突き抜けて歓喜にいたる、ベートーヴェン渾身の感動作!

獄中の夫を救うため男装して監獄で働く妻の目的は果たされるのか?究極の夫婦愛を感動的な音楽で描いたベートーヴェン唯一のオペラが、作品に忠実なJ・フリムの演出でLVに初登場!劇的な音楽作りの名手S・マルッキが紡ぐ堂々たるフィナーレの高揚感はこれぞベートーヴェン!高潔にしてたおやかにして果敢なL・ダーヴィドセン、フロレスタン役でブレイクした超新星D・B・フィリップは本作のベストカップル。ドイツの名手R・パーペから魅惑のニュースター Y・ファンまで、精鋭揃いの歌手が平和への願いを歌い上げる!!

指揮:
スザンナ・マルッキ
演出:
ユルゲン・フリム
出演:
リーゼ・ダーヴィドセン、イン・ファン、デイヴィッド・バット・フィリップ、マグヌス・ディートリヒ、トマシュ・コニエチュニ、ルネ・パーペ、スティーヴン・ミリング
上映時間:
約2時間45分(休憩1回)
MET上演日:
2025/3/15
言語:
ドイツ語
※ スケジュールは余儀なく変更されることがございます。

《フィデリオ》のあらすじ

18世紀末、スペインのセヴィリャ近郊にある国事犯の監獄。牢番ロッコの娘マルツェリーネは、父の助手フィデリオに恋している。だが「フィデリオ」の正体は、獄中にある夫のフロレスタンを助け出すため男装している彼の妻レオノーレだった。フロレスタンは監獄の所長ドン・ピツァロの悪事を暴こうとして、逆に投獄されてしまったのだ。司法大臣ドン・フェルナンドの視察があると知ったピツァロは、フロレスタンを殺そうと監獄へ下りる。だがその前に立ち塞がったのは、「フィデリオ」ことレオノーレだった…。     text by 加藤浩子

第1幕

政治家フロレスタンは監獄所長ドン・ピツァロの不正を暴こうとし行方不明。フロレスタンの妻レオノーレは男装し、フィデリオの名で牢番ロッコの助手として監獄に潜入、夫の行方を探る。ロッコの娘マルツェリーナはフィデリオに想いを寄せる。司法大臣ドン・フェルナンドの視察があることを知ったピツァロは、ロッコに地下にいる囚人の処刑を命じる。それを断ったロッコは代わりに墓を掘るように言いつけられる。フィデリオはロッコに囚人たちに日光浴をさせるように助言して、出てきた囚人たちのなかに夫の姿を探すが見当たらない。

第2幕

地下の独房に入れられているフロレスタンは絶望してレオノーレへの愛を歌う。ロッコとフィデリオは地下の囚人のための墓を掘るが、フィデリオは囚人がフロレスタンであることに気が付く。そこへピツァロがフロレスタンを殺すため、地下へ降りてくる。立ちはだかるフィデリオ。あわやというところでフェルナンドの到着の知らせが鳴り響く。フェルナンドが悪を裁き、人々はレオノーレの気高い愛を称える。

キャスト&スタッフ

  • スザンナ・マルッキ

    Susanna Mälkki

    《指揮》

     

    スザンナ・マルッキ

    Susanna Mälkki

    《指揮》

    主として現代作品で、緊迫感がある力強く緻密な音楽を聴かせる女性指揮者。1969年、フィンランドのヘルシンキに生まれ、幼少時からヴァイオリン、ピアノ、チェロを学ぶ。チェロに専念してシベリウス音楽院、ロンドンの王立音楽院で学び、95年からヨーテボリ交響楽団の首席チェリスト。その後、スタヴァンゲル交響楽団芸術監督。2004年、パリが拠点のアンサンブル・アンテルコンタンポランで指揮の活動をはじめた。16-17の《遥かなる愛》でLVにデビューした。

  • ユルゲン・フリム

    Jürgen Flimm

    《演出》

     

    ユルゲン・フリム

    Jürgen Flimm

    《演出》

    演劇的で洗練された舞台を得意とした演出界の大御所。1941年に独ギーゼンに生まれ、ケルンで演劇と文学、社会学を学び、68年にキャリアをスタートさせた。85年から15年、ハンブルクのイタリア劇場主任演出家として注目され、ドイツ舞台芸術協会会長、ルール・トリエンナーレ芸術監督、ザルツブルク音楽祭芸術監督、ベルリン州立歌劇場総監督などを歴任。2000年にはバイロイト音楽祭で〈ニーベルングの指環〉4部作を演出した。23年没。

  • リーゼ・ダーヴィドセン

    Lise Davidsen

    《レオノーレ》

     

    リーゼ・ダーヴィドセン

    Lise Davidsen

    《レオノーレ》

    ソプラノ

    劇的な役を無理なく自然に歌える豊麗な声と、コントロールを極めた繊細な弱音が並び立つソプラノ。1987年にノルウェーで生まれ、デンマーク王立音楽院等で学び、2015年にP・ドミンゴ主宰「オペラリア」などで優勝。世界の主要歌劇場と音楽祭に進出した。METデビューは19年、《スペードの女王》。LVは22-23《ばらの騎士》等で圧巻の名唱を披露し、23-24《運命の力》でイタリア・オペラでの卓越性も示した。今季LVは《トスカ》題名役も歌う。

  • デイヴィッド・バット・フィリップ

    David Butt Philip

    《フロレスタン》

     

    デイヴィッド・バット・フィリップ

    David Butt Philip

    《フロレスタン》

    テノール

    劇的な役に知性を通わせるテノール。1980年、英サマセット州ウェルズ生まれ。少年聖歌隊員を皮切りに王立ノーザン音楽大学、王立音楽院、国立オペラ・スタジオ等で学ぶ。その後、英国ロイヤル・オペラのジェット・パーカー若手芸術家プログラムで研鑽を積む。キャリアの途中までバリトンだった。METデビューは2021年、《ボリス・ゴドゥノフ》のグリゴリー役。23年、東京・春・音楽祭の《ニュルンベルクのマイスタージンガー》でヴァルター役を歌った。

  • ルネ・パーペ

    René Pape

    《ロッコ》

     

    ルネ・パーペ

    René Pape

    《ロッコ》

    バス

    深くノーブルな響きで他の追随を許さない世界最高峰のバス。1964年、東ドイツ時代のドレスデンで生まれ、生地の聖歌隊で音楽教育を受ける。ドレスデン音楽院で学び、88年にベルリン州立歌劇場にデビュー。《魔笛》ザラストロ役で認知されたのを皮切りに、世界の檜舞台で圧巻の歌唱を聴かせ続け、来日も重ねる。METには90年代から毎年のように招かれ、LVも16-17の《トリスタンとイゾルデ》マルケ王役、17-18の《魔笛》ザラストロ役など名唱が多い。

  • イン・ファン

    Ying Fang

    《マルチェリーネ》

     

    イン・ファン

    Ying Fang

    《マルチェリーネ》

    ソプラノ

    叙情的な美声を弱声まで緻密にコントロールし、知性的に歌えるソプラノ。中国の寧波で生まれ、上海音楽院で音楽学士号、NYのジュリアード音楽院で修士号を取得。その後、METのリンデマン若手アーティスト育成プログラムに参加。METデビューは2013年で、その後、世界的に注目される。22年、セイジ・オザワ松本フェスティバルの《フィガロの結婚》でスザンナ役を歌い、喝采を浴びた。LV22-23の《ドン・ジョヴァンニ》ツェルリーナ役も秀逸だった。

  • トマシュ・コニエチュニ

    Tomasz Konieczny

    《ドン・ピツァロ》

     

    トマシュ・コニエチュニ

    Tomasz Konieczny

    《ドン・ピツァロ》

    バスバリトン

    やさしさから凶暴さまで自由に行き来できるバスバリトン。1972年、ポーランドのウッチ生まれ。俳優を志した後、ワルシャワのショパン音楽大学、ドレスデンのカール・マリア・フォン・ウェーバー音楽大学で声楽を学ぶ。リューベック歌劇場やマンハイム歌劇場に所属後、活躍を世界に広げる。METデビューは2019年の《ラインの黄金》のアルベリヒ役。ウィーン国立歌劇場日本公演で《ワルキューレ》のヴォータン役をはじめ来日も多い。LV初登場。

  • スティーヴン・ミリング

    Stephen Milling

    《ドン・フェルナンド》

     

    スティーヴン・ミリング

    Stephen Milling

    《ドン・フェルナンド》

    バス

    どっしりした声を柔軟かつ格調高く響かせるバス。1965年、デンマークのコペンハーゲンで生まれ、デンマーク王立音楽アカデミーで学ぶ。94年から2012年までデンマーク王立歌劇場の首席バスを務めた。グラッドサックス音楽賞をはじめ各種受賞も多い。METデビューは04年、《リゴレット》のスパラフチーレ役。欧州でも高く評価され、15年にバイロイト音楽祭にデビューするなど主要な舞台で活躍を重ねる。LV22-23の《魔笛》ザラストロ役は名唱だった。

上映劇場

  • ※下記は、METライブビューイング シーズン上映の上映劇場です。
  • ※座席指定券の発売スケジュールは各上映劇場にお問合せ下さい。
  • ※すべて日本語字幕付き。
地域 劇場名 TEL 上映開始時間(1日1回上映) 劇場Webサイト
北海道 札幌シネマフロンティア TEL:011-209-5400 上映開始時間:決定し次第お知らせいたします。 チケットを購入する
宮城 MOVIX仙台  TEL:050-6865-6205 上映開始時間:決定し次第お知らせいたします。 チケットを購入する
千葉 MOVIX柏の葉 TEL:​050-6865-3401 上映開始時間:決定し次第お知らせいたします。 チケットを購入する
埼玉 MOVIXさいたま TEL:050-6865-4351 上映開始時間:決定し次第お知らせいたします。 チケットを購入する
埼玉 T・ジョイエミテラス所沢NEW TEL:04-2909-9250 上映開始時間:決定し次第お知らせいたします。 チケットを購入する
東京 東劇  TEL:03-3541-2711 上映開始時間:《グラウンデッド》
12/13(金)~12/19(木) 14:20/18:30
12/20(金)~12/26(木) 11:00/18:30
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東京 新宿ピカデリー TEL:050-6861-3011 上映開始時間:決定し次第お知らせいたします。 チケットを購入する
東京 MOVIX昭島 TEL:050-6861-0325 上映開始時間:決定し次第お知らせいたします。 チケットを購入する
東京 109シネマズ二子玉川 TEL:0570-077-109 上映開始時間:決定し次第お知らせいたします。 チケットを購入する
東京 T・ジョイPRINCE品川 TEL:03-5421-1113 上映開始時間:決定し次第お知らせいたします。 チケットを購入する
神奈川 109シネマズ川崎 TEL:0570-007-109 上映開始時間:決定し次第お知らせいたします。 チケットを購入する
神奈川 横浜ブルク13 TEL:045-222-6222 上映開始時間:決定し次第お知らせいたします。 チケットを購入する
神奈川 109シネマズ湘南 TEL:0570-016-109 上映開始時間:決定し次第お知らせいたします。 チケットを購入する
愛知 ミッドランドスクエア シネマ  TEL:052-527-8808 上映開始時間:決定し次第お知らせいたします。 チケットを購入する
京都 MOVIX京都 TEL:050-6865-3125 上映開始時間:決定し次第お知らせいたします。 チケットを購入する
大阪 大阪ステーションシティシネマ TEL:050-6861-8100 上映開始時間:決定し次第お知らせいたします。 チケットを購入する
大阪 なんばパークスシネマ TEL:050-6864-7125 上映開始時間:決定し次第お知らせいたします。 チケットを購入する
兵庫 kino cinéma 神戸国際 TEL:078-230-3580 上映開始時間:決定し次第お知らせいたします。 チケットを購入する
広島 109シネマズ広島 TEL:0570-002-109 上映開始時間:決定し次第お知らせいたします。 チケットを購入する
福岡 kino cinéma天神 TEL:092-406-7805 上映開始時間:決定し次第お知らせいたします。 チケットを購入する
熊本 熊本ピカデリー TEL:050-6861-7645 上映開始時間:決定し次第お知らせいたします。 チケットを購入する

鑑賞料金

一般料金

3,700円(税込)

学生料金

2,500円(税込)

特別鑑賞
ムビチケカード3枚セット

9,600円(税込)

  • ※一回鑑賞券3枚セット

ムビチケカードとは?

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  • 販売期間:2024年8月23日(金)~2025年7月16日(水)
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  • [歌舞伎座、新橋演舞場、南座、大阪松竹座はムビチケカードの購入時現金決済のみ。映画館での決済方法は、各映画館により異なります。]
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  • 通常料金より割引適用のされている鑑賞済み座席指定券・および各種ご招待券利用時の鑑賞済み半券は利用不可。

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