プッチーニ《蝶々夫人》

Madama Butterfly - Puccini

上映期間
2024年621日(金)~627日(木)

※東劇のみ7/4(木)まで2週上映

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ひたむきな「愛」のかたちに涙が止まらない!東洋美を極めた演出と注目の歌手で味わう不朽の悲劇!

米国士官との一時の契約を真実の恋と信じた長崎の芸者蝶々さん!愛する「夫」の帰りをひたむきに待つ彼女の運命は?健気な女性の一途な恋心を繊細にして劇的な音楽で綴った愛の名作が、東洋美を極めた演出と注目のキャストで登場!圧倒的な美声と存在感で世界を魅了する新世代のスターA ・グリゴリアンが歌う「ある晴れた日に」は必聴!次世代のプッチーニ・テノールJ・テテルマン、注目の女性揮者X・ジャンらが奏でる不朽の名作に、オペラに涙する快楽を。

指揮:
シャン・ジャン
演出:
アンソニー・ミンゲラ
出演:
アスミック・グリゴリアン、ジョナサン・テテルマン、エリザベス・ドゥショング、ルーカス・ミーチェム
上映時間:
3時間18分 (休憩1回)
MET上演日:
2024年5月11日
言語:
イタリア語
※ スケジュールは余儀なく変更されることがございます。

《蝶々夫人》のあらすじ

19世紀末の長崎。駐屯しているアメリカ海軍の士官ピンカートンは、斡旋屋ゴローの仲介で芸者の蝶々さんと「結婚」する。だがこの「結婚」は契約で、いつでも解約できる、つまり蝶々さんは現地妻だった。しかし蝶々さんはうすうすそれを知りつつ、ピンカートンを本気で愛してしまう。ピンカートンがアメリカに戻って3年が経った。その間に彼の子供を生んでいた蝶々さんは、ピンカートンの帰りを待ち続ける。ついにある日、ピンカートンを乗せた船が長崎に着くが…。 text by 加藤浩子

キャスト&スタッフ

  • シャン・ジャン

    Xian Zhang

    《指揮》

     

    シャン・ジャン

    Xian Zhang

    《指揮》

    歌心あふれる女性指揮者。1973年に中国遼寧省丹東で音楽家の両親のもとに生まれ、父の手製のピアノで音楽を学んだ。北京の中央音楽学院に 入り、早くも19歳のとき、中央歌劇院での《フィガロの結婚》で指揮者デビュー。98年にアメリカに移住し、シンシナティ大学音楽院で研鑽を積み、L・マゼールに見出される。2009-16年までミラノのジュゼッペ・ヴェルディ響音楽監督。現在、ニュージャージー交響楽団音楽監督。今季がMETデビュー。

  • アンソニー・ミンゲラ

    Anthony Minghella

    《演出》

     

    アンソニー・ミンゲラ

    Anthony Minghella

    《演出》

    登場人物の内面の描写に定評がある演出家。1954年にイギリスで生まれ、大学卒業後、脚本家として活躍。テレビ界でキャリアをスタートして映画監督に。1996年の『イングリッシュ・ペイシェント』はアカデミー賞監督賞など9部門を制覇した。本作は2006-07のシーズン開幕に登場。08年に死去。

  • アスミック・グリゴリアン

    Asmik Grigorian

    《蝶々さん》

     

    アスミック・グリゴリアン

    Asmik Grigorian

    《蝶々さん》

    ソプラノ

    あらゆる音域が磨かれた豊かな声を誇るソプラノ。1981年にリトアニアで生まれ、母国の音楽演劇アカデミーで学ぶ。父は名テノールだった故ゲガム・グリゴリアン。2018年にザルツブルク音楽祭で歌った《サロメ》が大成功し、ライジングスターとしてウィーン国立歌劇場、英国ロイヤル・オペラ、スカラ座、バイエルン州立歌劇場、バイロイト音楽祭などに活躍の場が一挙に広がる。今季は《サロメ》と並ぶ当たり役《蝶々夫人》でMETデビュー。

  • ジョナサン・テテルマン

    Jonathan Tetelman

    《ピンカートン》

     

    ジョナサン・テテルマン

    Jonathan Tetelman

    《ピンカートン》

    テノール

    すばらしく輝き強く響く声に恵まれたテノール。1988年にチリで生まれ、プリンストンで育つ。マンハッタン音楽学校ではバリトンで、テノールに転向してマネス音楽学校で学び直した。すぐに特別な声が認められ、主要歌劇場でスター街道邁進中。今季がMETデビューでLV《つばめ》にも 出演。

  • エリザベス・ドゥショング

    Elizabeth DeShong

    《スズキ》

     

    エリザベス・ドゥショング

    Elizabeth DeShong

    《スズキ》

    メゾソプラノ

    深い声で驚異のコロラトゥーラを操る。ペンシルバニア州出身でピアニストを目指したが、オバーリン音楽院で声楽を学ぶ。超絶技巧が必要なバロック・オペラやロッシーニが得意だが、本役も比類ない。METデビューは2008年《つばめ》で、LVは17-18《セミラーミデ》、19-20《蝶々夫人》同役に出演。

  • ルーカス・ミーチェム

    Lucas Meachem

    《シャープレス》

     

    ルーカス・ミーチェム

    Lucas Meachem

    《シャープレス》

    バリトン

    叙情的な声を美しく響かせるバリトンで性格表現にも優れる。1978年にノースカロライナ州で生まれ、2004~05年にサンフランシスコ・オペラの若手育成プログラムに参加。S・グラハムに見出され、07年に《戦争と平和》でMETデビュー。22-23《フェドーラ》などLV出演多数。

タイムテーブル

 

時刻の目安 項目 時間
開映前映像 CM&客席映像 約5分
1幕
本編 ◆オープニング・解説(A・R・コスタンゾ) 約58分
第1幕
休憩  特典映像 ◆インタビュー(A・グリゴリアン) 約12分
◆インタビュー(指揮 X・ジャン)
◆特別映像「Madama Butterfly」
休憩 客席映像(INTERMISSION) 約8分
特典映像 ◆インタビュー(MET総裁 P・ゲルブ& MET合唱指揮 D・パルンボ) 約18分
◆2024-25新シーズン予告
◆インタビュー(衣裳 H・フェン)
◆インタビュー(J・テテルマン)
2幕&3幕 本編 第2幕&第3幕 約90分
カーテンコール&クレジット 約7分
開映後上映時間:3時間18分

 

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