プッチーニ《つばめ》

La Rondine - Puccini

上映期間
2024年531日(金)~66日(木)

※東劇のみ6/13(木)まで2週上映

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つばめのような自由な恋を夢見る高級娼婦マグダの冒険!プッチーニの最もエレガントで洗練されたオペラ!

「つばめ」のように自由な恋に憧れる高級娼婦マグダが出会った運命の男性とは?パリとリヴィエラを舞台に、夢のような恋の顛末を綴った甘く軽やかでほろ苦い大人のオペラ!クリムトの絵画を思わせるN・ジョエル演出のゴージャスな舞台で、とろける美声のA・ブルーと情熱ほとばしるJ・テテルマンのドリームカップルが魅せる。オペラ界を沸かせる 女性指揮者S・スカップッチのリードにも注目したい。

指揮:
スぺランツァ・スカップッチ
演出:
ニコラ・ジョエル
出演:
エンジェル・ブルー、ジョナサン・テテルマン、エミリー・ポゴレルツ、ベクゾッド・ダブロノフ
上映時間:
2時間44分 (休憩1回)
MET上演日:
2024年4月20日
言語:
イタリア語
※ スケジュールは余儀なく変更されることがございます。

《つばめ》のあらすじ

金持ちの銀行家ランバルドに囲われている高級娼婦のマグダは、ランバルドの友人の息子ルッジェーロと恋に落ち、ランバルドに別れを告げる。コート・ダジュールで愛の生活を送る二人の元に、ルッジェーロの母から、マグダとの結婚を喜ぶ手紙が届いた。ルッジェーロは母に、二人の結婚を許してくれるよう手紙を送っていたのだ。ルッジェーロは喜び、マグダに手紙を見せるが、自分の過去を悔やむマグダはためらう。彼女はルッジェーロに高級娼婦だったことを告白し、あなたの家には入れないとランバルドの元に戻っていくのだった。 text by 加藤浩子

キャスト&スタッフ

  • スぺランツァ・スカップッチ

    Speranza Scappucci

    《指揮》

     

    スぺランツァ・スカップッチ

    Speranza Scappucci

    《指揮》

    国際的な音楽界で最注目の女性指揮者の一人。1973年にローマで生まれ、10歳でサンタ・チェチーリア音楽院に入学。ピアノと室内楽を学び、ジュリアード音楽院で勉強を続けた。アメリカを皮切りに ウィーン、ローマ、バルセロナ、チューリッヒなどへ活動の場を広げ、METデビューは2022年の《リゴレット》。同年、イタリア人女性指揮者として初めてスカラ座の指揮台に立ち、25-26シーズンから英国ロイヤル・オペラの首席客演指揮者に就任する。

  • ニコラ・ジョエル

    Nicolas Joël

    《演出》

     

    ニコラ・ジョエル

    Nicolas Joël

    《演出》

    奇をてらわず知的で繊細なアプローチをする演出家。1953年にパリで生まれてパリで学び、20歳でストラスブールのラン歌劇場に支配人アシスタントとして飛び込む。79年、同歌劇場とリヨン歌劇場の《ニーベルングの指環》で演出家デビュー。以後、主要歌劇場でL・パヴァロッティやP・ドミンゴ主演の演出も多く手がけ、1990~2009年にトゥールーズ・キャピトル劇場芸術監督、09~14年にパリ・オペラ座総支配人。新国立劇場にも登場した。20年に死去。

  • エンジェル・ブルー

    Angel Blue

    《マグダ》

     

    エンジェル・ブルー

    Angel Blue

    《マグダ》

    ソプラノ

    持ち前の強い響きを制御して軽やかにも歌える卓越したソプラノ。1984年にカリフォルニア州に生まれ、UCLAで音楽修士号を取得。2007~10年にロサンゼルス・オペラの若手芸術家育成プログラムに参加後、欧州で国際的キャリアをスタートさせた。METデビューは2017年《ラ・ボエーム》のミミ。同時にスカラ座や英国ロイヤル・オペラ、ウィーン国立歌劇場等に次々と進出。今季はMETでLV《カルメン》のミカエラ、《トゥーランドット》のリューも歌う。

  • ジョナサン・テテルマン

    Jonathan Tetelman

    《ルッジェーロ》

     

    ジョナサン・テテルマン

    Jonathan Tetelman

    《ルッジェーロ》

    テノール

    すばらしい輝きと強い響きに恵まれた特別な声をもつスター・テノール。1988年にチリのカストロで生まれ、養子縁組の結果、ニュージャージー 州プリンストンで育つ。マンハッタン音楽学校ではバリトンとして学び、テノールに転向してマネス音楽学校で学び直す。すぐに格別な声が認められ、2021年にドイツ・グラモフォンと専属契約。その後、世界の主要歌劇場を席巻しスター街道邁進中。本作がMETデビューで、LV《蝶々夫人》にも出演する。

  • エミリー・ポゴレルツ

    Emily Pogorelc

    《リゼット》

     

    エミリー・ポゴレルツ

    Emily Pogorelc

    《リゼット》

    ソプラノ

    軽やかな声をたくみに操るソプラノ。ウィスコンシン州ミルウォーキー出身で、フィラデルフィアのカーティス音楽院を2018年に修了。ワシントン国立オペラの《キャンディード》でデビュー。2020年からバイエルン州立歌劇場のメンバーで、多くの役で研鑽を積んでいる。本作がMETデビュー。

  • ベクゾッド・ダブロノフ

    Bekhzod Davronov

    《プルニエ》

     

    ベクゾッド・ダブロノフ

    Bekhzod Davronov

    《プルニエ》

    テノール

    リリックな声で端正に歌うテノール。ウズベキスタンのサマルカンド出身で、ウズベ キスタン国立音楽院修了。2021年にP・ドミンゴ主宰「オペラリア」で2位。今季はMETに加え、ナポリのサン・カルロ劇場(ドン・オッターヴィオ)、サンタフェ歌劇場(アルフレード)等、デビュー続きだ。

タイムテーブル

 

時刻の目安 項目 時間
開映前映像 CM&客席映像 約5分
1幕~2幕
本編 ◆オープニング・解説(J・ブロック)&MET総裁アナウンス 約83分
第1幕&第2幕
休憩  特典映像 ◆インタビュー(A・ブルー) 約7分
◆インタビュー(E・ポゴレルツ&B・ダブロノフ)
休憩 客席映像(INTERMISSION) 約10分
特典映像 ◆次回作《蝶々夫人》稽古映像
&出演者インタビュー(A・グリゴリアン)
約19分
◆インタビュー(指揮 S・スカップッチ)
◆インタビュー(J・テテルマン)
3幕 本編 第3幕 約34分
カーテンコール&クレジット 約6分
開映後上映時間:2時間44分

 

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