新演出

ヴェルディ《運命の力》

La Forza del Destino - Verdi

上映期間
2024年419日(金)~425日(木)

※東劇のみ5/2(木)まで2週上映

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運命の力に翻弄される恋人たち!名旋律渦巻くヴェルディの傑作をスリリングな演出とライジングスターで堪能!

運命の力に翻弄される恋人たちに、復讐の影が迫る!ヒロインは父の呪いから逃れることができるのか?有名な「序曲」から名アリア「神よ平和を与えたまえ」まで名旋律渦巻くヴェルディの傑作が、鬼才M・トレリンスキの演出でスリリングな現代オペラに!驚異の新星L・ダーヴィドセン、強靭な美声のB・ジェイドらライジングスターの共演も贅沢。Y・ネゼ=セガンが「運命のテーマ」を奏でる時、壮大な運命の歯車が回り始める!

指揮:
ヤニック・ネゼ=セガン
演出:
マリウシュ・トレリンスキ
出演:
リーゼ・ダーヴィドセン、ブライアン・ジェイド、イーゴル・ゴロヴァテンコ、ユディット・クタージ、パトリック・カルフィッツィ
上映時間:
4時間15分 (休憩2回)
MET上演日:
2024年3月9日
言語:
イタリア語
※ スケジュールは余儀なく変更されることがございます。

《運命の力》のあらすじ

18世紀半ば(本演出では戦時下の現代)。ヴァルガス家の令嬢レオノーラは敵方のドン・アルヴァーロと恋に落ち、駆け落ちを計画するが、父に見つかってしまう。揉み合ううちにアルヴァーロの鉄砲が暴発し、父は絶命。恋人たちは逃避行の途中で別れ別れになり、レオノーラは修道院の奥の洞窟に身を隠し、アルヴァーロは軍隊に入る。レオノーラの兄ドン・カルロは、父の仇として二人を追う。カルロとの決闘を逃れたアルヴァーロは修道院に入るが、そこはなんとレオノーラが隠れ住む場所でもあった。カルロに追い詰められた恋人たちはついに再会を果たすが…。text by 加藤浩子

キャスト&スタッフ

  • ヤニック・ネゼ=セガン

    Yannick Nézet-Séguin

    《指揮》

     

    ヤニック・ネゼ=セガン

    Yannick Nézet-Séguin

    《指揮》

    新鮮なアプローチによる輝かしい響き、躍動する音楽が群を抜く指揮者。楽器奏者や歌手と協調しながら彼らを主導できるのは、音楽への愛情と理解、探求心が深いから。1975年生まれのフランス系 カナダ人。2018年9月からMET第3代音楽監督。今季はLV《デッドマン~》《アマゾンの~》《ロメオと~》にも登場。

  • マリウシュ・トレリンスキ

    Mariusz Treliński

    《演出》

     

    マリウシュ・トレリンスキ

    Mariusz Treliński

    《演出》

    映画監督出身で古典的美学と現代的美学の双方に通じ、それぞれの視座から光を当てて作品を立体的に描く演出家。1962年にポーランドのワルシャワで生まれ、96年以降はオペラの演出も手がけ、2008年からポーランド国立歌劇場芸術監督。新国立劇場22-23シーズン開幕公演《ボリス・ゴドゥノフ》も演出し、深い演劇的解釈で話題をさらった。LVには14-15の《イオランタ》《青ひげ公の城》、16-17《トリスタンとイゾルデ》に登場している。

  • リーゼ・ダーヴィドセン

    Lise Davidsen

    《レオノーラ》

     

    リーゼ・ダーヴィドセン

    Lise Davidsen

    《レオノーラ》

    ソプラノ

    ドラマティックな役を無理なく歌える豊麗な声と、絹の糸のような洗練された繊細な表現が両立した稀なソプラノ。1987年にノルウェーで生まれ、母国に続きデンマーク王立音楽院で学んだ後、2015年にP・ドミンゴ主宰「オペラリア」など国際コンクールの優勝を重ねた。以後は一流歌劇場や著名な音楽祭で軒並み常連に。METデビューは19年の《スペードの女王》。LVでは21-22《ナクソス島のアリ アドネ》、22-23《ばらの騎士》の圧倒的名唱が忘れがたい。

  • ブライアン・ジェイド

    Brian Jagde

    《ドン・アルヴァーロ》

     

    ブライアン・ジェイド

    Brian Jagde

    《ドン・アルヴァーロ》

    テノール

    質量がある硬質な声を輝かしく響かせるテノール 。ニューヨーク州出身で、音楽院修了後、P・ドミンゴ主宰「オペラリア」で2位になるなど順調に評価され、2014年にMETデビュー。イタリア・オペラに相応しい美しいフレージングを聴かせ、英国ロイヤル・オペラやスカラ座に次々と進出。

  • イーゴル・ゴロヴァテンコ

    Igor Golovatenko

    《ドン・カルロ》

     

    イーゴル・ゴロヴァテンコ

    Igor Golovatenko

    《ドン・カルロ》

    バリトン

    どんなに劇的な作品も高貴に表現し、弱音でも響きを保てる傑出したバリトン。1980年にロシアのサラトフで生まれ、モスクワ合唱芸術アカデミーで学んだ後、数々のコンクールに上位入賞。パンデミック終了後、一流歌劇場への進出がめざましい。METデビューは2019年の《スペードの女王》。

  • ユディット・クタージ

    Judit Kutasi

    《プレツィオジッラ》

     

    ユディット・クタージ

    Judit Kutasi

    《プレツィオジッラ》

    メゾソプラノ

    暗めの深い声を高低強弱、自在に操るメゾソプラノ。ルーマニア系ハンガリー人で、ルーマニアのクルージュ・ナポカで声楽、ピアノ、チェロを学んだ。チューリッヒ歌劇場 のメンバーとして経験を積み、ここ1、2年は声に恵まれたヴェルディ歌いとして頭角を現す。今回がMETデビュー。

  • パトリック・カルフィッツィ

    Patrick Carfizzi

    《メリトーネ修道士》

     

    パトリック・カルフィッツィ

    Patrick Carfizzi

    《メリトーネ修道士》

    バスバリトン

    安定した歌唱で喜劇的な役を表現力豊かに歌うバスバリトン。演劇的センスにも優れる。1974年にニューヨーク州で生まれ、米カトリック大学とイェール大学で学んだ。METには99年に《リゴレット》のチェプラーノ伯爵でデ ビュー以来、出演は400回を超える。今季METは《魔笛》の弁者でも出演。

タイムテーブル

 

時刻の目安 項目 時間
開映前
映像
次回作《ロメオとジュリエット》予告

CM&客席映像

約6分
1幕&2幕
本編 ◆オープニング・解説(N・シエラ) 約89分
第1幕&第2幕
休憩 特典映像 ◆インタビュー(L・ダーヴィドセン) 約11分
◆インタビュー(演出 M・トレリンスキ&美術 B・クドリチュカ)
休憩 客席映像(INTERMISSION) 約10分
特典映像
◆インタビュー(指揮 Y・ネゼ=セガン) 約6分
◆インタビュー(B・ジェイド)
3幕 本編 第3幕 約53分
休憩 特典映像 ◆インタビュー(合唱指揮 D・パルンボ) 約11分
◆インタビュー(主席クラリネット奏者 A・リスト)
休憩 客席映像(INTERMISSION) 約10分
特典映像 ◆次回作《ロメオとジュリエット》紹介映像
&出演者インタビュー(B・ベルナイム)
約12分
◆2023-24シーズン ラインナップ紹介
◆インタビュー(I・ゴロヴァテンコ)
4幕 本編 第4幕 約40分
カーテンコール&クレジット 約7分
開映後上映時間:4時間15分

 

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