新演出

ビゼー《カルメン》

Carmen - Bizet

上映期間
2024年38日(金)~314日(木)

※東劇のみ3/21(木)まで2週上映

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追う男と追われる女の永遠の愛の悲劇!話題の演出家と新世代のカルメン歌いで体験する新生《カルメン》!

奔放な女にのめり込んだ真面目な男の絶望的な恋!永遠の愛の悲劇をきらめくヒットメロディで綴ったビゼーの大人気オペラが、話題の女性演出家C・クラックネルの手で現代の闇をえぐる問題作に!20代の若さでカルメン歌いとして世界を席巻するA・アクメトチナ、オペラ界を牽引する充実のスター・テノールP・ベチャワ、人気指揮者D・ルスティオーニで役者は揃った。新たな1ページの目撃者に、あなたも。

指揮:
ダニエレ・ルスティオーニ
演出:
キャリー・クラックネル
出演:
アイグル・アクメトチナ、ピョートル・ベチャワ、エンジェル・ブルー、カイル・ケテルセン
上映時間:
3時間37分 (休憩1回)
MET上演日:
2024年1月27日
言語:
フランス語
※ スケジュールは余儀なく変更されることがございます。

《カルメン》のあらすじ

1820年頃のセヴィリャ(本演出では現代のアメリカ、ある産業都市)。タバコ工場で働くカルメンは、自由な恋を信条に男を惑わす魅力的な女。国境警備にあたる兵士ドン・ホセは、喧嘩騒ぎを起こしたカルメンの見張りを言いつけられるが、彼女に誘惑され、言われるままに彼女を逃して逮捕される。出所したホセはカルメンと再会し、国境を超えて密輸を営む彼女たちの仲間入りをすることに。だがほどなくカルメンはホセに嫌気がさし、人気ロデオ選手のエスカミーリョに心を移す。ホセは逆上し、エスカミーリョが出場するロデオの日にカルメンを待ち伏せて復縁を迫るが…。 text by 加藤浩子

キャスト&スタッフ

  • ダニエレ・ルスティオーニ

    Daniele Rustioni

    《指揮》

     

    ダニエレ・ルスティオーニ

    Daniele Rustioni

    《指揮》

    スコアを尊重し、深い解釈から洗練さ れた音楽を躍動させる指揮者。歌手や 楽器奏者と信頼を築きながら強く導 く。1983年にミラノで生まれ、スカラ 座の少年合唱団にも参加。ミラノ音楽院を修了後、ロンドンで G・ノセダ、A・パッパーノらの薫陶を受ける。2017年からリヨ ン国立歌劇場首席指揮者。主要歌劇場や音楽祭から出演依頼 が引きも切らない。METデビューは2017年の《アイーダ》。 LV21-22《リゴレット》、22-23《ファルスタッフ》が絶賛された。

  • キャリー・クラックネル

    Carrie Cracknell

    《演出》

     

    キャリー・クラックネル

    Carrie Cracknell

    《演出》

    作品の深奥から現代においても切実 な問題を鋭く引き出し、観る人に突き つける女性演出家。1980年に英カー ライルで生まれ、ノッティンガム大学 で歴史、王立スコットランド音楽演劇アカデミーで演出を学 ぶ。2007年、イギリスの劇場では最年少で、ロンドンのゲー ト・シアター芸術監督に就任。演劇中心だが、13年にイング リッシュ・ナショナル・オペラで《ヴォツェック》を手がけて オペラにも進出。この《カルメン》がMETデビューとなる。

  • アイグル・アクメトチナ

    Aigul Akhmetshina

    《カルメン》

     

    アイグル・アクメトチナ

    Aigul Akhmetshina

    《カルメン》

    メゾソプラノ

    若くしてすべてが完璧なメゾソプラ ノ。ロシア出身でウファ芸術大学に学 び、2017年に英国ロイヤル・オペラの 若手芸術家育成プログラムに参加。豊 かな美声を高音から低音まで均質に響かせ、声を回す技術 も卓越。A・ネトレプコ並みの大器と評される。まだ20代だが 世界中の主要歌劇場や音楽祭にデビューし、20年には新国 立劇場《こうもり》のオルロフスキー公爵でも圧倒的存在感 を示した。METデビューは22年《リゴレット》マッダレーナ。

  • ピョートル・ベチャワ

    Piotr Beczała

    《ドン・ホセ》

     

    ピョートル・ベチャワ

    Piotr Beczała

    《ドン・ホセ》

    テノール

    少しハスキーな美声で情熱的に歌い 上げるリリック・テノール。1966年に ポーランドに生まれ、母国で学んだ後 にスイスへ移り、97年からチューリッ ヒ歌劇場のメンバーに。各地での国際的活躍を経て2006年、 《リゴレット》のマントヴァ公爵でMETデビュー。以後、MET に欠かせない歌手になり、11年の来日公演でも《ルチア》と 《ラ・ボエーム》に出演した。LV登場回数も多く、22-23は《フェ ドーラ》と《ローエングリン》で充実した歌唱を披露した。

  • エンジェル・ブルー

    Angel Blue

    《ミカエラ》

     

    エンジェル・ブルー

    Angel Blue

    《ミカエラ》

    ソプラノ

    強い響きを制御して軽やかにも歌える卓越 したソプラノ。1984年にカリフォルニア州 で誕生。ロサンゼルス・オペラ若手芸術家育 成プログラムに参加後、国際的キャリアを スタート。METデビューは2017年《ラ・ボエーム》のミミ。今 季はLVになる《つばめ》マグダのほか、《トゥーランドット》 のリューも歌う。

  • カイル・ケテルセン

    Kyle Ketelsen

    《エスカミーリョ》

     

    カイル・ケテルセン

    Kyle Ketelsen

    《エスカミーリョ》

    バスバリトン

    なめらかな美声をセクシーに響かせるバス バリトン。どの音域も声が均質、響きに品格 がある。1971年にアイオワ州で生まれ、イン ディアナ大学で音楽修士に。アメリカのほ かバイエルン国立歌劇場など欧州の主要劇場でも主役を歌 う。METデビューは2006年。LV22-23《めぐりあう時間たち》 に出演。

タイムテーブル

 

時刻の目安 項目 時間
開映前映像 次回作《運命の力》予告

CM&客席映像

約5分
1幕&2幕
本編 ◆オープニング・解説(M・ポレンザーニ&MET総裁 P・ゲルブ) 約99分
第1幕&第2幕
休憩  特典映像 ◆インタビュー(A・アクメトチナ) 約13分
◆インタビュー(P・ベチャワ)
◆インタビュー(演出 C・クラックネル、美術 M・レヴィーン)
休憩 客席映像(INTERMISSION) 約10分
特典映像 ◆次回作《運命の力》稽古映像&出演者インタビュー(L・ダーヴィドセン) 約19分
◆2023-24シーズン予告
◆インタビュー(指揮 D・ルスティオーニ)
◆インタビュー(A・ブルー& K・ケテルセン)
3幕&4幕 本編 第3幕&第4幕 約65分
カーテンコール&クレジット 約6分
開映後上映時間:3時間37分

 

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