ヴェルディ《ナブッコ》

Nabucco - Verdi

上映期間
2024年223日(金)~229日(木)

※東劇のみ3/7(木)まで2週上映

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若きヴェルディの出世作にしてイタリアの国民的オペラ!名歌手たちの声の饗宴を満喫!

暴君ナブッコに連れ去られたヘブライ人たちの運命は?娘に背かれたナブッコは改心するのか?イタリアの第二の国歌〈行け、我が想いよ、黄金の翼に乗って〉をはじめ親しみやすい旋律満載のヴェルディの出世作を、最高の歌手とスペクタクルな演出で満喫!世界最強のドラマティック・ソプラノL・モナスティルスカとパワフルなヴェルディ・バリトンG・ギャグニッザの対決は鳥肌もの。オペラを娯楽の王者にしたヴェルディの真髄、ここにあり。

指揮:
ダニエレ・カッレガーリ
演出:
エライジャ・モシンスキー
出演:
ジョージ・ギャグニッザ、リュドミラ・モナスティルスカ、マリア・バラコーワ、ソクジョン・ベク、ディミトリ・ベロセルスキー
上映時間:
2時間53分 (休憩1回)
MET上演日:
2024年1月6日
言語:
イタリア語
※ スケジュールは余儀なく変更されることがございます。

《ナブッコ》のあらすじ

紀元前6世紀のイェルサレム。神殿に集まった人々が、獰猛な王ナブッコに率いられたバビロニア軍の来襲に怯えている。神官ザッカーリアは、ナブッコの娘フェネーナを人質に取ってバビロニア軍を撃退しようとするが、フェネーナを愛するイェルサレム王の甥イズマエーレは彼女を救い、味方の怒りを買う。イェルサレムを征服して勝ち誇るナブッコは「神」を自称し、怒れる神の雷に打たれて狂乱。野心に溢れる奴隷の娘アビガイッレに王座を奪われてしまう…。 text by 加藤浩子

キャスト&スタッフ

  • ダニエレ・カッレガーリ

    Daniele Callegari

    《指揮》

     

    ダニエレ・カッレガーリ

    Daniele Callegari

    《指揮》

    音を聴き分ける力が 抜群で、細部まで音 楽を磨き込むイタリ アの名匠。1960年に ミラノで生まれ、コントラバス奏者と してスカラ座管弦楽団に12年在籍。 C・アッバードやR・ムーティらと協働 した。新国立劇場をはじめ主要劇場 で指揮し、歌手からの信頼も厚い。 2008年《ジョコンダ》がMETデビュー。

  • エライジャ・モシンスキー

    Elijah Moshinsky

    《演出》

     

    エライジャ・モシンスキー

    Elijah Moshinsky

    《演出》

    大胆な視覚効果と、 核心を照射する鋭 い視点が特徴の演 出家。両親はロシア 系ユダヤ人で、1946年に上海に生 まれ、イギリスを拠点に活躍した。 METでは80年の《仮面舞踏会》以来、 LV21-22《ナクソス島アリアドネ》 等々、多くの作品を演出。2021年、新 型コロナウイルスに感染して死去。

  • ジョージ・ギャグニッザ

    George Gagnidze

    《ナブッコ》

     

    ジョージ・ギャグニッザ

    George Gagnidze

    《ナブッコ》

    バリトン

    豊かな声と考え抜かれた緻密なフレー ジング、それによる深い存在感が持ち 味のバリトン。ジョージアのトビリシに 生まれ、故郷の国立音楽院で学び、 1996年に《仮面舞踏会》のレナートでオペラデビュー。ヴェル ディ・バリトンとして国際的に認められ、METには2009年に《リ ゴレット》の題名役でデビュー後、同役の常連になった。LVに は12-13《アイーダ》のアモナズロ、09-10および13-14《トスカ》 のスカルピア、14-15《道化師》のトニオと数多く出演している。

  • リュドミラ・モナスティルスカ

    Liudmyla Monastyrska

    《アビガイッレ》

     

    リュドミラ・モナスティルスカ

    Liudmyla Monastyrska

    《アビガイッレ》

    ソプラノ

    豊かな響きと広い音域、自在に声を回 すテクニックと美しい弱音。圧倒的な 声力と技巧が両立したソプラノで、ウ クライナのキーウで生まれ同地の音 楽院に学んだ。1996年に《エフゲニー・オネーギン》で生地の 歌劇場にデビュー。その後はイタリア・オペラを中心に活躍 し、METデビューは2012年の《アイーダ》。LV16-17《ナブッ コ》、同21-22《トゥーランドット》でも強い印象を残した。特に 声を回しながら歌う《ナブッコ》のアビガイッレは比類ない。

  • マリア・バラコーワ

    Maria Barakova

    《フェネーナ》

     

    マリア・バラコーワ

    Maria Barakova

    《フェネーナ》

    メゾソプラノ

    魅力的な深い声を 自在に操るメゾソ プラノの若き大器。 1998年にロシアの ケメロヴォに生まれ、音楽大学卒業 後、ボリショイ劇場の若手芸術家育 成プログラム、続いて伊ペーザロの ロッシーニ・アカデミーに参加。大 劇場に次々と進出し、METデビュー は2022年《ムツェンスクのマクベス 夫人》。

  • ソクジョン・ベク

    SeokJong Baek

    《イズマエーレ》

     

    ソクジョン・ベク

    SeokJong Baek

    《イズマエーレ》

    テノール

    劇的な声と緻密なフレージングで躍進する 韓国のテノール。全州で生まれソウルの中 渓芸術大学を卒業後、トロントに移って音 楽院で声楽を学び、さらにマンハッタン音 楽学校を修了。バリトンからテノールに転向し、2023-24 シーズンにMETデビュー。今季METでは《トゥーランドッ ト》カラフも歌う。

  • ディミトリ・ベロセルスキー

    Dmitry Belosselskiy

    《ザッカーリア》

     

    ディミトリ・ベロセルスキー

    Dmitry Belosselskiy

    《ザッカーリア》

    バス

    艶がある深い声を格調高く響かせるバス。 1975年にウクライナのパヴロフラットで生 まれ、モスクワで学んだ。同地修道院の合 唱、ボリショイ劇場ソリストを経験後、国際 的キャリアを築く。METデビューは2011年、《ナブッコ》の 同役。LV18-19の《アイーダ》や《サムソンとデリラ》も名唱。

タイムテーブル

 

時刻の目安 項目 時間
開映前映像 次回作《カルメン》予告

CM&客席映像

約5分
1幕&2幕
本編 ◆オープニング・解説(A・ブルー) 約75分
第1幕&第2幕
休憩  特典映像 ◆インタビュー(G・ギャグニッザ&L・モナスティルスカ) 約11分
◆インタビュー(指揮 D・カッレガーリ)
休憩 客席映像(INTERMISSION) 約10分
特典映像 ◆2023-24シーズン予告 約13分
◆次回作《カルメン》紹介映像&出演者インタビュー(A・アクメトチナ)
◆インタビュー(M・バラコーワ&S・ベク)
3幕&4幕 本編 第3幕&第4幕 約53分
カーテンコール&クレジット 約6分
開映後上映時間:2時間53分

 

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