MET初演

ダニエル・カターン《アマゾンのフロレンシア》

Florencia en el Amazonas - Daniel Catán

上映期間
2024年22日(金)~28日(木)

※東劇のみ2/15(木)まで2週上映

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行方不明の恋人を探してアマゾン川を遡る歌姫の心の旅!ノーベル賞作家G・マルケスにインスパイアされた魅惑的なオペラがMET初演!

ジャングルに消えた恋人を探してアマゾン川を遡る歌姫の心の旅!流麗なメロディ溢れるメキシコの作曲家カターンのロマンティックなオペラが、理想のキャストでMET初演!メキシコの血を引くスター・ソプラノA・ペレス演じる魅惑の歌姫、幻想的な作品で本領を発揮するM・ジマーマンの演出、METに新風を送り続けるY・ネゼ=セガンの指揮は最強のタッグ。「音楽」と「愛」の神秘的な関係が明かされるラストシーンに、心の震えが止まらない。

指揮:
ヤニック・ネゼ=セガン
演出:
メアリー・ジマーマン
出演:
アイリーン・ペレス、ガブリエラ・レイエス、グリア・グリムスリー、マッティア・オリヴィエリ、マリオ・チャン
上映時間:
2時間35分 (休憩1回)
MET上演日:
2023年12月9日
言語:
スペイン語
※ スケジュールは余儀なく変更されることがございます。

《アマゾンのフロレンシア》のあらすじ

ブラジル生まれの歌姫フロレンシアは、20年ぶりに母国の街マナウスの歌劇場で歌うため、アマゾン川をさかのぼる客船「エルドラド号」に乗り込む。だが彼女の本当の目的は、ジャングルに消えた「蝶ハンター」の恋人クリストバルに再会することだった。さまざまな乗客が乗り合わせる船で、フロレンシアは自分の若い頃を思わせるジャーナリストで、彼女の伝記を書きたいと願っているロサルバと出会う。エルドラド号は嵐に揉まれながらもマナウスに近づくが、コレラの流行のために下船が禁じられてしまった。フロレンシアは蝶に姿を変え、その魂を恋人のところへ旅立たせる。 text by 加藤浩子

キャスト&スタッフ

  • ヤニック・ネゼ=セガン

    Yannick Nézet-Séguin

    《指揮》

     

    ヤニック・ネゼ=セガン

    Yannick Nézet-Séguin

    《指揮》

    新鮮なアプローチに よる輝かしい響き、 躍動する音楽が群 を抜く指揮者。楽器 奏者や歌手と協調しながら彼らを 主導できるのは、音楽への愛情と理 解、探求心が深いから。1975年生ま れのフランス系カナダ人。2018年9 月からMET第3代音楽監督。今季は LV《デッドマン~》《運命の力》《ロメ オと~》にも登場。

  • メアリー・ジマーマン

    Mary Zimmerman

    《演出》

     

    メアリー・ジマーマン

    Mary Zimmerman

    《演出》

    美しく時に幻想的な舞台で観客の目 を奪いながら、登場人物の心理を克明 に浮かび上がらせる女性演出家。1960 年にネブラスカ州リンカーンで生ま れ、幼少期の多くを欧州で過ごした。ノースウェスタン大学で 演劇とパフォーマンスを学んだ後、演劇およびオペラの演出 で数々の賞を受賞。METでは2007-08《ランメルモールのルチ ア》を皮切りに、《夢遊病の娘》や《ルサルカ》(LV16-17)、《エウ リディーチェ》(LV21-22)を手がけ、いずれも高い評判を得た。

  • アイリーン・ペレス

    Ailyn Pérez

    《フロレンシア・グリマルディ》

     

    アイリーン・ペレス

    Ailyn Pérez

    《フロレンシア・グリマルディ》

    ソプラノ

    少し陰を帯びた光沢がある声に深い ニュアンスを加えて歌うソプラノ。ピ アニッシモも美しい。1979年、メキシコ 移民の両親のもとシカゴに生まれ、イ ンディアナ大学ジェイコブズ音楽院とフィラデルフィア声楽 アカデミーで学んだ。2006年、A・ボチェッリのツアーゲストに 抜擢され、08年に《ロメオとジュリエット》の題名役でザルツ ブルク音楽祭にデビュー。METデビューは15年の《カルメン》ミ カエラ。22-23LV《ファルスタッフ》のアリーチェも絶賛された。

  • ガブリエラ・レイエス

    Gabriella Reyes

    《ロサルバ》

     

    ガブリエラ・レイエス

    Gabriella Reyes

    《ロサルバ》

    ソプラノ

    ビブラートが美しくかかった叙情的な 声のソプラノ。コネチカット州メリデン 出身のニカラグア系アメリカ人で、幼 少期から教会で歌う。24歳でMETのリ ンデマン若手芸術家育成プログラムに参加。パンデミック直 前まで力を貯えた。その後、METでは2021-22に披露した 《トゥーランドット》のリューや《ラ・ボエーム》のムゼッタが称 賛された。22年はグラインドボーンで歌ったムゼッタが大評判 に。MET23-24はLVに初登場するほか、ふたたびリューも歌う。

  • グリア・グリムスリー

    Greer Grimsley

    《船長》

     

    グリア・グリムスリー

    Greer Grimsley

    《船長》

    バスバリトン

    時代を代表するバスバリトンの一人 で、深い声を高貴に響かせ、ワーグ ナー歌手として国際的に評価が高い。 ルイジアナ州ニューオリンズで1956 年に生まれ、ジュリアード音楽院などで学んだ後、80年代に 《カルメン》のエスカミーリョや《サロメ》のヨカナーンなど で評価を高めた。METデビューは94年の《ピーター・グライ ムズ》。《ニーベルングの指環》におけるヴォータンが十八番 で、METをはじめ世界の一流歌劇場で高い評価を得ている。

  • マッティア・オリヴィエリ

    Mattia Olivieri

    《リオロボ》

     

    マッティア・オリヴィエリ

    Mattia Olivieri

    《リオロボ》

    バリトン

    ベルカント・オペラ を端正に歌う力があ るイタリアのバリト ン。北部エミリオ・ロ マーニャ州出身でボローニャの音 楽院に学んだ。ミラノ・スカラ座は もちろん、パリ・オペラ座や英国ロ イヤル・オペラ、バイエルン州立歌 劇場など主要な劇場に次々と起用 されている。本作がMETデビュー。

  • マリオ・チャン

    Mario Chang

    《アルカディオ》

     

    マリオ・チャン

    Mario Chang

    《アルカディオ》

    テノール

    力強い声と美しいフ レージングが魅力の グアテマラ出身のテ ノール。ジュリアー ド音楽院に学び、METのリンデマン 若手芸術家育成プログラムに参加。 2014年、P・ドミンゴ主宰の コンクール「オペラリア」で第1位ほ か聴衆賞等も獲得した。その前年に 《パルシファル》でMETデビュー。

タイムテーブル

 

時刻の目安 項目 時間
開映前映像 次回作《ナブッコ》予告

CM&客席映像

約5分
1幕
本編 ◆オープニング・解説(R・ヴィリャソン) 約64分
第1幕
休憩  特典映像 ◆インタビュー(A・ペレス) 約11分
◆インタビュー(演出 M・ジマーマン)
◆インタビュー(G・レイエス&M・チャン)
休憩 客席映像(INTERMISSION) 約8分
特典映像 ◆インタビュー(パペット師 T・リー&B・トーマス) 約13分
◆2023-24シーズン予告
◆インタビュー(指揮 Y・ネゼ=セガン)
2幕 本編 第2幕 約45分
カーテンコール&クレジット 約7分
開映後上映時間:2時間33分

 

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