MET初演

ジェイク・ヘギー《デッドマン・ウォーキング》

Dead Man Walking - Jake Heggie

上映期間
2023年128日(金)~1214日(木)

※東劇のみ12/21(木)まで2週上映

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死刑囚の心を開いた修道女の「愛」!魂に響く21世紀オペラの金字塔がMET新シーズンの幕を開ける!

処刑を前にした死刑囚と彼に寄り添う修道女の魂の交流!愛とは?赦しとは?死刑制度は殺人か?実話に基づく感動的な物語を、美しく激しくそして魂に触れる音楽で縁取った21世紀オペラの大傑作が、新シーズンの開幕を飾る!ヒロイン役で絶賛を浴びるJ・ディドナートをはじめきら星のようなキャストはMETだからこそ。現代オペラに情熱を注ぐMET音楽監督Y・ネゼ=セガン&才人I・ヴァン・ホーヴェのコンビが、MET新時代の扉を開く!

指揮:
ヤニック・ネゼ=セガン
演出:
イヴォ・ヴァン・ホーヴェ
出演:
ジョイス・ディドナート、ライアン・マキニー、ラトニア・ムーア、スーザン・グラハム
上映時間:
3時間28分(休憩1回)
MET上演日:
2023年10月21日
言語:
英語
※ スケジュールは余儀なく変更されることがございます。

《デッドマン・ウォーキング》のあらすじ

アメリカ、ルイジアナ州。修道女のヘレンは、殺人と強姦の罪で起訴され、死刑を宣告されたジョセフと文通を始め、死刑執行前の精神カウンセラーを依頼される。ジョセフは無罪を主張していた。関わるのを止めるようにという周囲の警告を振り切って役目を引き受けたヘレンは、ジョセフの家族や被害者の両親にも寄り添い、また自らの信仰への疑いに苦しみながら、彼の魂を救う道を模索する。死刑執行の直前、恐怖に陥ったジョゼフはついにヘレンに心を開き…。 text by 加藤浩子

キャスト&スタッフ

  • ヤニック・ネゼ=セガン

    Yannick Nézet-Séguin

    《指揮》

     

    ヤニック・ネゼ=セガン

    Yannick Nézet-Séguin

    《指揮》

    新鮮なアプローチによる輝かしい響 き、躍動する音楽が群を抜く指揮者。 楽器奏者や歌手と協調しつつ彼らを 主導できるのは、音楽への愛情と理 解、探求心が深ければこそ。1975年生まれのフランス系カ ナダ人で、指揮、ピアノ、作曲、室内楽を学び、C・M・ジュリー ニに師事。2012年からフィラデルフィア管の音楽監督、18 年9月からMET第3代音楽監督。今季はLV《アマゾンのフロレ ンシア》《運命の力》《ロメオとジュリエット》にも登場。

  • イヴォ・ヴァン・ホーヴェ

    Ivo van Hove

    《演出》

     

    イヴォ・ヴァン・ホーヴェ

    Ivo van Hove

    《演出》

    ドラマの本質を、現代人と現代社会が 抱える問題と常に結びつけながら鋭 くえぐり出す舞台で、世界でもっとも 注目を浴びるオランダの演出家。1958 年にベルギーで生まれ、演劇畑で実績を重ね、ローレンス・オ リヴィエ賞最優秀演出賞、トニー賞演劇演出賞などを受賞。 オペラの演出経験も豊富で、過去の作品をわれわれに、いま を描く切実な物語として突きつける。LV22-23で上映された 《ドン・ジョヴァンニ》にも、現代が見事に照射されていた。

  • ジョイス・ディドナート

    Joyce DiDonato

    《シスター・ヘレン・プレジャン》

     

    ジョイス・ディドナート

    Joyce DiDonato

    《シスター・ヘレン・プレジャン》

    メゾソプラノ

    高い音楽性に加え、声を自在に操る力 でも並ぶ者がいないメゾソプラノ。 1969年に米カンザス州で生まれ、当初 はブロードウェイを志した。大学卒業 後に声楽を学ぶとすぐ頭角を現し、2001年のスカラ座《ラ・ チェネレントラ》以来、一流歌劇場の常連に。LV17-18《ノルマ》 ではなめらかで美しいレガートを、19-20《アグリッピーナ》で はバロック時代の華麗な装飾歌唱を披露。22-23《めぐりあう 時間たち》では、現代作品での卓越した表現力をも証明した。

  • ライアン・マキニー

    Ryan McKinny

    《ジョセフ・デ・ロシェ》

     

    ライアン・マキニー

    Ryan McKinny

    《ジョセフ・デ・ロシェ》

    バスバリトン

    艶やかな声による演劇的な歌唱で、 「同世代でもっとも優れた歌手の一 人」と評されるロサンゼルス出身の低 声歌手。レパートリーはバロック、モー ツァルトから現代作品まで極めて幅広く、ワーグナーなら 《パルシファル》のアンフォルタスをバイロイト音楽祭で歌 うなど、なにを歌っても一流だと評価される。2007年にMET ナショナル・カウンシル・オーディションに合格し、METデ ビューは12年、《ビリーバッド》のラトクリフ中尉。LV初登場。

  • ラトニア・ムーア

    Latonia Moor

    《シスター・ローズ》

     

    ラトニア・ムーア

    Latonia Moor

    《シスター・ローズ》

    ソプラノ

    豊かで力強く、大編成の管弦楽や合唱を突 き抜けるが、やわらかくて叙情的。そんな声 のムーアは1979年にヒューストンで生ま れ、ゴスペルとジャズを学んだ後にクラ シックへ転向。2012年6月、V・ウルマーナの代役でセンセー ショナルにMETデビュー。22-23《チャンピオン》などLV出演 は多い。

  • スーザン・グラハム

    Susan Graham

    《パトリック・デ・ロシェ》

     

    スーザン・グラハム

    Susan Graham

    《パトリック・デ・ロシェ》

    メゾソプラノ

    なめらかで艶がある豊かな声で欧米を席巻 したメゾソプラノ。1960年にニューメキシ コ州ロスウェルで生まれ、91年のMETを皮 切りに、ザルツブルク音楽祭、英国ロイヤ ル・オペラ、スカラ座と立て続けにデビュー。2001年のMET 来日公演《ばらの騎士》の名唱は忘れがたい。LVは15-16《ル ル》以来。

タイムテーブル

 

時刻の目安 項目 時間
開映前映像 CM&客席映像 約5分
1幕
本編 ◆オープニング・解説(R・ギデンズ&MET総裁 P・ゲルブ) 約86分
第1幕
休憩  特典映像 ◆インタビュー(J・ディドナート&R・マキニー) 約14分
◆ドキュメンタリー(作曲 J・ヘギー、原作 シスター・H・プレジャン)
◆インタビュー(S・グラハム)
◆インタビュー(演出 I・V・ホーヴェ)
休憩 客席映像(INTERMISSION) 約8分
特典映像 ◆シンシン刑務所《デッドマン・ウォーキング》特別公演ドキュメンタリー 約15分
◆2023-24新シーズン予告
◆インタビュー(指揮 Y・ネゼ=セガン)
2幕 本編 第2幕 約71分
カーテンコール&クレジット 約9分
開映後上映時間:3時間28分

 

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