新演出

モーツァルト《魔笛》

Die Zauberflöte - Mozart

上映期間
2023年714日(金)~720日(木)

※東劇のみ7/27(木)まで2週上映

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「魔法の笛」が導く愛と奇跡!観るひとすべてを幸せにするモーツァルトの大傑作を、S・マクバーニーのマジカルな演出で!

魔法の笛に導かれ、王女さまを助けに行く王子さまの大冒険!モーツァルトの大傑作にして大人気オペラが、S・マクバーニーのマジカルな演出でよみがえる!映像を駆使し、歌手が宙を飛び、オーケストラ奏者も入り乱れる舞台は手に汗握る面白さ!名歌手にして名指揮者N・シュトゥッツマンの洗練された音楽と、E・モーリー、L・ブラウンリー、K・ルイックら鮮度抜群の歌手たちの煌めく歌で、〈パパパの二重唱〉〈地獄の復讐が(夜の女王のアリア)〉などモーツァルトの魔法をたっぷりと。

指揮:
ナタリー・シュトゥッツマン
演出:
サイモン・マクバーニー
出演:
エリン・モーリー、ローレンス・ブラウンリー、トーマス・オーリマンス、キャスリン・ルイック、スティーヴン・ミリング
上映時間:
3時間28分(休憩1回)
MET上演日:
2023年6月3日
言語:
ドイツ語
※ スケジュールは余儀なく変更されることがございます。

《魔笛》のあらすじ

王子のタミーノは、大蛇に追われて失神したところを夜の女王の三人の侍女に救われる。夜の女王は悪漢のザラストロにさらわれた娘パミーナ の救出をタミーノに命じ、タミーノは侍女たちから与えられた「魔法の笛」を手に、鳥刺しのパパゲーノと連れ立ってパミーナのところへ向かう。 だが、実はザラストロは「光の世界」を支配する徳の高い高僧で、パミーナをさらったのは「闇の世界」の支配者である夜の女王からパミーナを救うためだった。タミーノはパミーナと結ばれるために「試練」を受けることになるが…。  text by 加藤浩子

キャスト&スタッフ

  • ナタリー・シュトゥッツマン

    Nathalie Stutzmann

    《指揮》

     

    ナタリー・シュトゥッツマン

    Nathalie Stutzmann

    《指揮》

    深い声を自在に操って歌うコントラルト歌手としても有名。その高い音楽性を指揮にも生かしている。1965年にフランスのシュレンヌで生まれ、ソプラノ歌手の母の薫陶を受け声楽家に。指揮者になる夢を持ち続け、こちらも一流と認められ、22-23シーズンからアトランタ交響楽団音楽監督。今季がMETデビュー。

  • サイモン・マクバーニー

    Simon McBurney

    《演出》

     

    サイモン・マクバーニー

    Simon McBurney

    《演出》

    既成概念を覆すような驚きを舞台で表現する演劇界の鬼才。俳優、演出家として活躍。1957年に英ケンブリッジで生まれ、生地で英文学を学んだ後に演劇の世界へ。1983年に劇団テアトル・ド・コンプリシテを立ち上げ、芸術監督として今日に至る。オペラ演出では特に《魔笛》の評価が高い。

  • エリン・モーリー

    Erin Morley

    《パミーナ》

     

    エリン・モーリー

    Erin Morley

    《パミーナ》

    ソプラノ

    絹のように光沢がある声で曲の細部まで徹底して造形できるアメリカのソプラノ。1980年にソルトレイクシティの音楽一家に生まれ、NYジュリアード音楽院で学ぶ。METデビューは2008年で、13-14シーズンで歌い、16-17にLVされた《ばらの騎士》のゾフィーが当たり役となり、19年のグラミー賞最優秀オペラ録音賞にもノミネートされた。LVへの出演も21-22《エウリディーチェ》題名役など多数。今シーズンはLV《ばらの騎士》にも登場。

  • ローレンス・ブラウンリー

    Lawrence Brownlee

    《タミーノ》

     

    ローレンス・ブラウンリー

    Lawrence Brownlee

    《タミーノ》

    テノール

    超人的な装飾歌唱、人間離れした超高音、エレガントなレガートで、主にベルカント・オペラで比類ない歌唱を披露するアメリカのテノール。1972年にオハイオ州に生まれ、声楽を志したのは大学卒業後。ロッシーニのオペラで頭角を現し、METデビューも2007年の《セヴィリャの理髪師》アルマヴィーヴァ伯爵役だった。モーツァルトも美しく歌う。その後、世界中の主要歌劇場で引っ張りだこに。LVも14-15《セヴィリャの理髪師》ほか多数登場。

  • トーマス・オーリマンス

    Thomas Oliemans

    《パパゲーノ》

     

    トーマス・オーリマンス

    Thomas Oliemans

    《パパゲーノ》

    バリトン

    甘く柔らかい低声を柔軟に操るオランダのバリトン。高い音楽性を携えた知的な歌唱で、コミカルな表現も知性に支えられている。1977年生まれでアムステルダム音楽院を卒業。D・フィッシャー=ディースカウらの指導を受ける。《魔笛》のパパゲーノ役は最大の当たり役で、今回がMETデビュー。

  • キャスリン・ルイック

    Kathryn Lewek

    《夜の女王》

     

    キャスリン・ルイック

    Kathryn Lewek

    《夜の女王》

    ソプラノ

    声に力強さも備えるコロラトゥーラ・ソプラノ。1983年に米コネチカット州で生まれ、サンタバーバラでM・ホーンらに師事した。欧米の主要歌劇場で《魔笛》の夜の女王役を何百回も歌い、METでも13年のデビュー以来、LV17-18を含めほぼ毎年歌っている。強い声のまま超高音に達して圧巻だ。

  • スティーヴン・ミリング

    Stephen Milling

    《ザラストロ》

     

    スティーヴン・ミリング

    Stephen Milling

    《ザラストロ》

    バス

    重厚な声を格調高く響かせるデンマークのバス。1965年にコペンハーゲンで生まれ、デンマーク王立音楽アカデミーで学ぶ。METには2004年、《リゴレット》スパラフチーレ役でデビュー。特にワーグナーの歌唱で、バイロイト音楽祭など欧米各地で評価が高い。《魔笛》のザラストロも当たり役。

タイムテーブル

 

時刻の目安 項目 時間
開映前映像 CM&客席映像 約5分
1幕
本編 ◆オープニング・解説(B・ブリス&MET総裁 P・ゲルブ) 約74分
第1幕
休憩  特典映像 ◆インタビュー(E・モーリー&L・ブラウンリー) 約13分
◆インタビュー(演出 S・マクバーニー&効果音アーティスト R・サリヴァン&ヴィジュアルアーティスト B・ヘイバーマン)
◆インタビュー(グロッケンシュピール奏者 B・ワゴーン&フルート奏者 S・モリス)
休憩 客席映像(INTERMISSION) 約10分
特典映像 ◆2023-24新シーズン予告 約11分
◆インタビュー(指揮 N・シュトゥッツマン)
◆インタビュー(K・ルイック&T・オーリマンス)
2幕 本編 第2幕 約88分
カーテンコール&クレジット 約7分
開映後上映時間:3時間28分

 

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