ヴェルディ《椿姫》

La Traviata - Verdi 

上映期間
2022年1216日(金)~1222日(木)

※東劇のみ1/5(木)まで3週上映

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パリの社交界を魅了した高級娼婦の命を賭けた愛!愛の展開を「四季」に見立てた美しい演出に注目の歌手が集う!

「愛」のために彼女は何を犠牲にしたのか?大貴族からあのフランツ・リストまで多くの男性を虜にした実在の高級娼婦をモデルにした純愛物語!〈乾杯の歌〉などヒットメロディの数々が、四季の色に染められた19世紀のパリのサロンを彩る。美声 と美貌、演技力を備えた新時代のプリマドンナN・シエラ 、スタイリッシュなスター・テノールS・コステロ、現役ナンバーワンのヴェルディ・バリトンL・サルシら充実のキャストで、天下の名作の醍醐味を。

指揮:
ダニエレ・カッレガーリ 
演出:
マイケル・メイヤー
出演:
ネイディーン・シエラ、スティーヴン・コステロ、ルカ・サルシ
上映時間:
3時間21分(休憩2回)
MET上演日:
2022年11月5日
言語:
イタリア語
※ スケジュールは余儀なく変更されることがございます。

《椿姫》のあらすじ

19世紀のパリ。ヴィオレッタ・ヴァレリーは男性の人気を一身に集める売れっ子高級娼婦。だが、自堕落な生活が原因で、結核という不治の病にかかっていた。ヴィオレッタを街で見かけて恋に落ちた青年アルフレードは、夜会で彼女を紹介されて愛を告白し、身を案じる。アルフレードの真心に打たれたヴィオレッタは娼婦をやめて彼と一緒に暮らし始めるが、アルフレードの父ジェルモンが現れ、彼女の過去を責めて息子と別れるよう迫る。ヴィオレッタは泣く泣く従い、別れを決意するが、その命の火は燃え尽きようとしていた。  text by 加藤浩子

キャスト&スタッフ

  • ダニエレ・カッレガーリ

    Daniele Callegari

    《指揮》

     

    ダニエレ・カッレガーリ

    Daniele Callegari

    《指揮》

    稀有なほど耳がよく、音の細部まで徹底的に作りこむイタリアの名匠。歌手の信頼も極めて厚い。1960年ミラノ生まれで、コントラバス奏者としてスカラ座オーケストラに12年在籍、C・アッバードやR・ムーティらと仕事を重ねた。METや新国立劇場のほか世界の主要歌劇場で指揮。LV初登場。

  • マイケル・メイヤー

    Michael Mayer

    《演出》

     

    マイケル・メイヤー

    Michael Mayer

    《演出》

    古典演劇からミュージカル、映画までダイナミックな表現で話題を呼ぶ。1960年に米メリーランド州で生まれ、俳優を経て演出家に。トニー賞も受賞。LV12-13《リゴレット》では舞台を60年代のラスベガスに替えた。18-19初演のこの《椿姫》は、あえてト書通り19世紀パリを舞台にし、解釈を深めた。

  • ネイディーン・シエラ

    Nadine Sierra

    《ヴィオレッタ・ヴァレリー》

     

    ネイディーン・シエラ

    Nadine Sierra

    《ヴィオレッタ・ヴァレリー》

    ソプラノ

    しなやかで滑らかで透明感があり、適度に陰りを帯びた声。歌唱はどの音域もムラがなく、音量を自在に増減しつつ色彩を豊かに与え、コロラトゥーラも精妙だ。1988年米フロリダ州生まれ。母親はポルトガル人なのでラテンの血も。師匠M・ホーンの名を冠したコンペティションに最年少で優勝し、16歳でデビュー。LVは16-17《イドメネオ》が最初で、21-22《ランメルモールのルチア》は歌唱も演技も圧巻。声に質量が増し、《椿姫》は歌いごろだ。

  • スティーヴン・コステロ

    Stephen Costello

    《アルフレード・ジェルモン》

     

    スティーヴン・コステロ

    Stephen Costello

    《アルフレード・ジェルモン》

    テノール

    輝かしい声を誇る米フィラデルフィア出身のテノール。1981年生まれ。10代半ばまで学んだトランペットで肺活量が鍛えられ、その声はハイCまで豊かに湧き上がる。2007年、26歳でMETのシーズンオープニングナイトにデビュー。世界各地で主要な役を歌う。LV11-12《アンナ・ボレーナ》も好評だった。

  • ルカ・サルシ

    Luca Salsi

    《ジョルジョ・ジェルモン》

     

    ルカ・サルシ

    Luca Salsi

    《ジョルジョ・ジェルモン》

    バリトン

    P・カップッチッリ、R・ブルゾン、L・ヌッチと続いたイタリアの正統派バリトンの系譜に連なる逸材。とりわけヴェルディを得意とする。1975年、中伊エミリア・ロマーニャ州に生まれ、パルマのA・ボーイト音楽院で学ぶ。22歳でオペラデビューし、短期間で世界の主要歌劇場を席巻した。豊潤な声は深くまろやかでニュアンスが多彩。ミラノ・スカラ座ではプリモ・バリトンとして扱われ、開幕公演をたびたび任せられている。LV初登場。

タイムテーブル

項目 時間
開映前映像 CM&客席映像 約5分
1幕
本編 ◆オープニング・解説(R・フレミング) 約34分
第1幕
休憩 特典映像 ◆インタビュー(N・シエラ) 約14分
◆インタビュー(METラジオ解説 W・バーガー)
◆インタビュー(美術 C・ジョーンズ&衣裳 S・ヒルファティー)
休憩 客席映像(INTERMISSION) 約10分
特典映像 ◆次回作《めぐりあう時間たち》紹介映像・インタビュー
(作曲 K・プッツ、演出 P・マクダーモット、台本 G・ピアス& R・フレミング、K・オハラ、J・ディドナート)
約10分
◆インタビュー(合唱指揮 D・パルンボ)
2幕 本編 第2幕 約63分
休憩 特典映像 ◆インタビュー(S・コステロ& L・サルシ) 約7分
◆インタビュー(指揮 D・カッレガーリ)
休憩 客席映像(INTERMISSION) 約10分
特典映像 ◆2022-23シーズン ラインナップ紹介 約7分
◆インタビュー(N・シエラ)
3幕 本編 第3幕 約34分
カーテンコール&クレジット 約7分
上映時間合計:3時間21分
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