新演出

ヴェルディ《リゴレット》

Rigoletto - Verdi

上映期間
2022年318日(金)~324日(木)

※東劇のみ4/7(木)までの3週上映

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名旋律と劇的なドラマの完璧な融合!〈女心の歌〉が舞う悲劇の名作をスタイリッシュな演出で!

プレイボーイの公爵に仕える道化師リゴレットが陥った人生の罠!公爵に恋した愛娘ジルダの運命は?〈女心の歌〉〈リゴレットの四重唱〉など美しいメロディに溢れるヴェルディの傑作悲劇が、装い新たにMETの舞台にやってくる!B・シャーの新演出は、ヴィスコンティの映画もかくやの美しさ。世界のヴェルディ・バリトンQ・ケルシー、魅惑の歌姫R・フェオラ、充実のベチャワら完璧な歌手陣に、指揮界のプリンスD・ルスティオーニが火をつける!

指揮:
ダニエレ・ルスティオーニ
演出:
バートレット・シャー
出演:
クイン・ケルシー、ローザ・フェオラ、ピョートル・ベチャワ、アンドレア・マストローニ
上映時間:
3時間5分(休憩1回)
MET上演日:
2022年1月29日
言語:
イタリア語
※ スケジュールは余儀なく変更されることがございます。

《リゴレット》のあらすじ

16世紀、イタリアのマントヴァ(本演出では1920年代のドイツ)。体が醜いために道化師として公爵に仕えるリゴレットは、毒舌を吐くので嫌われている。女好きの公爵に娘を弄ばれたモンテローネ伯爵をからかったリゴレットは、伯爵から呪われて怯えるが、それは自分にも愛娘のジルダがいるからだった。だがジルダは、身分を偽って教会に来ていた公爵に恋していた。宮廷人たちにさらわれたジルダは、公爵の寝室に連れ込まれる。それを知ったリゴレットは…。  text by 加藤浩子

キャスト&スタッフ

  • ダニエレ・ルスティオーニ

    Daniele Rustioni

    《指揮》

     

    ダニエレ・ルスティオーニ

    Daniele Rustioni

    《指揮》

    スタイリッシュでありながら情熱的な指揮、颯爽とした指揮姿で世界を魅了する指揮界のプリンス。1983年ミラノ生まれ。幼少時よりスカラ座の児童合唱団に所属。A・パッパーノの元で研鑽を積み、2008年《カヴァレリア・ルスティカーナ》でオペラ・デビュー。METデビューは17年《アイーダ》。今回が期待のLV初登場である。

  • バートレット・シャー

    Bartlett Sher

    《演出》

     

    バートレット・シャー

    Bartlett Sher

    《演出》

    ブロードウェイを代表する人気演出家。近年はMETを中心にオペラ演出を手がけ、洗練されたヴィヴィッドな舞台で好評を博している。1959年サンフランシスコ生まれ。2008年『南太平洋』リバイバル演出でトニー賞受賞。06年METで《セヴィリャの理髪師》を演出してオペラ・デビュー、LVも好評を博した。他にもLV上映作品多数。

  • クイン・ケルシー

    Quinn Kelsey

    《バリトン》

     

    クイン・ケルシー

    Quinn Kelsey

    《バリトン》

    リゴレット

    人間味あふれる美声と劇的表現力で、現代を代表するヴェルディ・バリトンと認められている名歌手。1978年ホノルル生まれ。2004年「オペラリア」コンクールでファイナリストとなって注目を集める。08年《ラ・ボエーム》ショナール役でMETデビュー、LVもされた。その他18-19《アイーダ》《椿姫》などがLVされている。

  • ローザ・フェオラ

    Rosa Feola

    《ソプラノ》

     

    ローザ・フェオラ

    Rosa Feola

    《ソプラノ》

    ジルダ

    イタリア期待の歌姫。温かく伸びやかな声、完璧な装飾歌唱で特にベルカントのレパートリーを得意とする。1986年カゼルタ生まれ。23歳で《ランスへの旅》コリンナ役を歌ってオペラ・デビュー。2010年「オペラリア」コンクールで2位入賞。《リゴレット》ジルダ役は、19年にMETデビューを果たした十八番。

  • ピョートル・ベチャワ

    Piotr Beczała

    《テノール》

     

    ピョートル・ベチャワ

    Piotr Beczała

    《テノール》

    マントヴァ公爵

    人気、実力とも現代を代表する名テノール。甘く張りのある美声、役柄に誠実な演技力で聴衆に感銘を与え続けている。1966年ポーランド生まれ。チューリヒ歌劇場の専属を経てフリーに。マントヴァ公爵役は2006年のMETデビューを飾った十八番。LV出演も多く、特に18-19《アドリアーナ・ルクヴルール》のA・ネトレプコとの共演は話題を呼んだ。

  • アンドレア・マストローニ

    Andrea Mastroni

    《バス》

     

    アンドレア・マストローニ

    Andrea Mastroni

    《バス》

    スパラフチーレ

    リリカルな美声とむらのない美しい響きを持ち、バロックから近代、シューベルト歌曲など幅広いレパートリーをこなすイタリアのバス。1980年ミラノ生まれ。母国では数々の賞を受賞している。2017年《リゴレット》のスパラフチーレ役でMETにデビューし、圧倒的な成功を収めた。同役は世界で300回以上歌っている彼の十八番である。

  • ヴァルドゥイ・アブラハミヤン

    Varduhi Abrahamyan

    《メゾソプラノ》

     

    ヴァルドゥイ・アブラハミヤン

    Varduhi Abrahamyan

    《メゾソプラノ》

    マッダレーナ

    パワフルで濃密、官能的な声とエキゾティックな美貌で人気急上昇中のアルメニアのメゾソプラノ。母国エレバンの音楽院に学んだ後、パリ・オペラ座などフランスを中心にハンブルク、チューリヒ、ボリショイ歌劇場他各国を舞台に国際的な活躍をみせる。今回がMETデビュー。

タイムテーブル

 

項目 時間
開映前映像 CM&客席映像 約5分
1幕 本編 ◆オープニング・解説(I・レナード&MET総裁 P・ゲルブ) 約65分
第1幕
休憩 特典映像 ◆インタビュー(Q・ケルシー&R・フェオラ) 約9分
◆対談(演出家 B・シャー&MET総裁 P・ゲルブ)
休憩 客席映像(INTERMISSION) 約10分
特典映像 ◆ドキュメンタリー(舞台美術 M・ヤーガン&衣裳 C・ズーバー) 約16分
◆インタビュー(指揮 D・ルスティオーニ)
◆次回作《ナクソス島のアリアドネ》出演 L・ダーヴィドセン映像
◆2021-22シーズン予告
◆インタビュー(P・ベチャワ)
2幕&3幕 本編 第2幕&第3幕 約73分
カーテンコール&クレジット 約7分
上映時間: 約3時間5分

 

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