敵同士の宿命を背負った悲運の恋人たち!〈狂乱の場〉など数々の名曲溢れるイタリア・オペラの傑作!
先祖代々の敵同士の家に生まれながら愛しあわずにはいられない運命の恋!政略結婚を強いられたヒロインがとった行動とは?スコットランド版「ロミオとジュリエット」のような悲劇オペラの傑作を、21世紀の寵児S・ストーンの清新な演出で堪能!美声と美貌のN・シエラ演じる〈狂乱の場〉に涙し、ベルカントテノールの最高峰J・カマレナの絶唱に痺れる。「歌」を生かし「旋律」に生命を吹き込むR・フリッツァの指揮も最高だ。イタリア・オペラの快楽を、あなたに。
- 指揮:
- リッカルド・フリッツァ
- 演出:
- サイモン・ストーン
- 出演:
- ネイディーン・シエラ、ハビエル・カマレナ、アルトゥール・ルチンスキー、クリスチャン・ヴァン・ホーン
- 上映時間:
- 3時間40分(休憩2回)
- MET上演日:
- 2022年5月21日
- 言語:
- イタリア語
- ※ スケジュールは余儀なく変更されることがございます。
《ランメルモールのルチア》のあらすじ
16 世紀末(新演出では現代アメリカの衰退した地方工業都市)。アシュトン家のエンリーコは、家の存続のために妹のルチアを政略結婚させようとしているが、ルチアは敵方のエドガルドと愛し合っていた。それを知ったエンリーコは、エドガルドが別の女性を愛しているという偽の手紙でルチアを騙し、強引に結婚式を挙げるが、その席にエドガルドが乱入。ルチアが署名した結婚証明書を見たエドガルドは、ルチアを罵倒して去る。絶望したルチアは正気を失い、新婚の床で夫を刺してしまう…。
text by 加藤浩子