新演出

ドニゼッティ《ランメルモールのルチア》

Lucia di Lammermoor - Donizetti

上映期間
2022年71日(金)~77日(木)

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敵同士の宿命を背負った悲運の恋人たち!〈狂乱の場〉など数々の名曲溢れるイタリア・オペラの傑作!

先祖代々の敵同士の家に生まれながら愛しあわずにはいられない運命の恋!政略結婚を強いられたヒロインがとった行動とは?スコットランド版「ロミオとジュリエット」のような悲劇オペラの傑作を、21世紀の寵児S・ストーンの清新な演出で堪能!美声と美貌のN・シエラ演じる〈狂乱の場〉に涙し、ベルカントテノールの最高峰J・カマレナの絶唱に痺れる。「歌」を生かし「旋律」に生命を吹き込むR・フリッツァの指揮も最高だ。イタリア・オペラの快楽を、あなたに。

指揮:
リッカルド・フリッツァ
演出:
サイモン・ストーン
出演:
ネイディーン・シエラ、ハビエル・カマレナ、アルトゥール・ルチンスキー、クリスチャン・ヴァン・ホーン
上映時間:
3時間40分(休憩2回)
MET上演日:
2022年5月21日
言語:
イタリア語
※ スケジュールは余儀なく変更されることがございます。

《ランメルモールのルチア》のあらすじ

16 世紀末(新演出では現代アメリカの衰退した地方工業都市)。アシュトン家のエンリーコは、家の存続のために妹のルチアを政略結婚させようとしているが、ルチアは敵方のエドガルドと愛し合っていた。それを知ったエンリーコは、エドガルドが別の女性を愛しているという偽の手紙でルチアを騙し、強引に結婚式を挙げるが、その席にエドガルドが乱入。ルチアが署名した結婚証明書を見たエドガルドは、ルチアを罵倒して去る。絶望したルチアは正気を失い、新婚の床で夫を刺してしまう…。  text by 加藤浩子

キャスト&スタッフ

  • リッカルド・フリッツァ

    Riccardo Frizza

    《指揮》

     

    リッカルド・フリッツァ

    Riccardo Frizza

    《指揮》

    イタリア・オペラを中心に、世界の歌劇場から引っ張りだこの俊英指揮者。鮮烈なドライヴ感と繊細な歌心を持ち味とし、特にベルカントのレパートリーで評価が高い。1971年イタリア、ブレシア生まれ。METデビューは2009年《リゴレット》。LVでは13-14《トスカ》を指揮。来日も多く、新国立劇場《オテロ》《アイーダ》などで絶賛を博している。

  • サイモン・ストーン

    Simon Stone

    《演出》

     

    サイモン・ストーン

    Simon Stone

    《演出》

    斬新でアイデアにあふれた演出で、現代の演劇シーンをリードしているオーストラリアの演出家。他映画、テレビの演出に加え、時に俳優としても活躍。1984年スイス、バーゼル生まれ。オペラ・デビューは2016年《死の都》。19年、設定を現代に移したパリ・オペラ座の《椿姫》が話題となる。今回がMETデビュー。

  • ネイディーン・シエラ

    Nadine Sierra

    《ソプラノ》

     

    ネイディーン・シエラ

    Nadine Sierra

    《ソプラノ》

    ルチア

    旬を迎えているコロラトゥーラ・ソプラノ。眩いばかりの超絶技巧と情感に富んだ声で聴き手を惹きつける。1988年フロリダ生まれ。16歳の時《ヘンゼルとグレーテル》眠りの精役でオペラ・デビュー。2015年《リゴレット》ジルダ役でMETデビュー。16-17シーズン《イドメネオ》イリア役はLV上映された。ルチア役はジルダと並ぶ十八番である。

  • ハビエル・カマレナ

    Javier Camarena

    《テノール》

     

    ハビエル・カマレナ

    Javier Camarena

    《テノール》

    エドガルド

    世界的なベルカント・オペラ・ブームを牽引する人気テノール。柔軟で明るく輝かしい声、鮮やかな高音、卓越した超絶技巧で圧倒する。1976年メキシコ生まれ。2011年《セヴィリャの理髪師》アルマヴィーヴァ伯爵役でMETデビュー。LVされた18-19シーズンの《連隊の娘》トニオ役では、ハイCが連発される至難のアリアをアンコールして会場を興奮に巻き込んだ。

  • アルトゥール・ルチンスキー

    Artur Ruciński

    《バリトン》

     

    アルトゥール・ルチンスキー

    Artur Ruciński

    《バリトン》

    エンリーコ

    開放的な美声、美しいレガート、卓越した技術を持ち、世界の歌劇場や音楽祭で引っ張りだこのポーランドのバリトン。1976年ワルシャワ生まれ。2001年《魔笛》のパパゲーノ役でオペラ・デビュー。METデビューは16年《蝶々夫人》のシャープレス役。LVでは19-20シーズン《マノン》のレスコー役で役者ぶりを発揮した。

  • クリスチャン・ヴァン・ホーン

    Christian Van Horn

    《バスバリトン》

     

    クリスチャン・ヴァン・ホーン

    Christian Van Horn

    《バスバリトン》

    ライモンド

    深い色合いを持ち、磨き抜かれたノーブルな美声、長身で見栄えのする容姿で活躍の場を広げているアメリカのバスバリトン。モーツァルトから現代ものまで幅広いレパートリーを誇る。1978年ニューヨーク生まれ。イェール大学に学び、2003年METのオーディションに合格。13年《ファルスタッフ》のピストーラ役でMETデビュー。2018年の《メフィストフェーレ》では主演のメフィストフェーレ役を演じ、今シーズンでは《フィガロの結婚》のフィガロ役を歌っている。今回のライモンド役は、シカゴ・リリック・オペラ、サンタフェ・オペラでも歌っている。ライブビューイングでは17-18《魔笛》の弁者役、《皆殺しの天使》のフリオ役、19-20《ヴォツェック》の医者役で出演。

タイムテーブル

 

時刻の目安 項目 時間
開映前映像 2022-23新シーズン特報 約6分
次回作 《ハムレット》 予告
CM&客席映像
1幕
本編 ◆オープニング・解説(A・R・コスタンゾ) 約47分
第1幕
休憩  特典映像 ◆インタビュー(N・シエラ& J・カマレナ) 約12分
◆インタビュー(演出 S・ストーン& 美術 L・クラッケン)
◆インタビュー(MET小道具チーフ J・ハミルトン)
休憩 客席映像(INTERMISSION) 約10分
特典映像 ◆ウクライナ慈善コンサート映像 約8分
◆インタビュー(A・ルチンスキー)
2幕 本編 第2幕 約42分
休憩 特典映像 ◆インタビュー(N・シエラ) 約6分
◆インタビュー(指揮 R・フリッツァ)
休憩 客席映像(INTERMISSION) 約10分
特典映像 ◆インタビュー(MET史料室長 P・クラーク) 約13分
◆2022-23新シーズン ラインナップ紹介
◆インタビュー(C・V・ホーン)
3幕 本編 第3幕 約60分
カーテンコール&クレジット 約6分
開映後上映時間:3時間40分

 

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