ムソルグスキー《ボリス・ゴドゥノフ》

Boris Godunov - Mussorgsky

上映期間
2022年121日(金)~127日(木)

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ダイナミックな音楽が描く動乱の歴史絵巻!ロシア・オペラの金字塔を名歌手で堪能!

皇子を暗殺して帝位についた新皇帝ボリスを待ち受ける驚愕と苦悩!動乱のロシアの歴史を革新的な音楽で描いて世界に衝撃を与えたムソルグスキーの記念碑的大作が、1869年のオリジナル版で登場!至高のバスR・パーペが演じる狂乱の場に心えぐられ、世界最高峰のMET合唱団が歌い上げる民衆の心に涙する。複雑な人間模様をわかりやすく美しく描くS・ワズワースの演出、日本でも人気のS・ヴァイグレの迫真の指揮にも期待したい。   

指揮:
セバスティアン・ヴァイグレ
演出:
スティーヴン・ワズワース
出演:
ルネ・パーペ、デイヴィッド・バット・フィリップ、マクシム・パステル、アイン・アンガー
上映時間:
2時間31分(休憩なし)
MET上演日:
2021年10月9日
言語:
ロシア語
※ スケジュールは余儀なく変更されることがございます。

《ボリス・ゴドゥノフ》のあらすじ

16世紀末のロシア。民衆が新皇帝ボリス・ゴドゥノフに歓呼している。だがボリスの帝位は、正統な後継者である皇子ドミトリーを暗殺して手に入れたものだった。暗殺を目撃した修道僧ピーメンから事実を聞いた修道僧グリゴリーは殺された皇子になりすまし、ボリスへの反乱を扇動する。 ドミトリーが生きていた!との報に怯えるボリスは、ピーメンからドミトリー殺害の様子を聞かされて狂乱する。息子を後継者に指名し、息絶えるボリス。偽ドミトリー軍はモスクワに迫り…。 text by 加藤浩子

キャスト&スタッフ

  • セバスティアン・ヴァイグレ

    Sebastian Weigle

    《指揮》

     

    セバスティアン・ヴァイグレ

    Sebastian Weigle

    《指揮》

    知的で明晰かつ劇的な音楽作りで、ドイツ・オペラを中心に高い支持を受ける名指揮者。1961年ベルリン生まれ。ホルン奏者を経て指揮者に。リセウ歌劇場やフランクフルト歌劇場の音楽監督を務める。読響の常任指揮者として日本でも人気が高い。METデビューは2000年《魔笛》。LVは16-17《ばらの騎士》が上映されている。

  • スティーヴン・ワズワース

    Stephen Wadsworth

    《演出》

     

    スティーヴン・ワズワース

    Stephen Wadsworth

    《演出》

    演劇、オペラの分野で30年以上にわたり欧米で活躍。音楽を生かした美しくダイナミックな舞台に定評がある。1953年ニューヨーク生まれ。グラミー賞ノミネートをはじめ受賞、受章多数。METデビューは2004年《ロデリンダ》(11-12LV上映)。他にも本作と同演出の10-11《ボリス・ゴドゥノフ》や《タウリスのイフィゲニア》がLVされている。

  • ルネ・パーペ

    René Pape

    《バス》

     

    ルネ・パーペ

    René Pape

    《バス》

    ボリス・ゴドゥノフ

    漆黒の輝きと深みを湛えた威厳のある声で第一線を走り続けているドイツの名バス。特にワーグナー作品で絶賛される。1964年ドレスデン生まれ。ベルリン国立歌劇場の専属歌手を経て、91年《魔笛》のザラストロ役 でブレイク(同役はLV06-07でも上映)。METデビューは92年《フィデリオ》のドン・フェルナンド役。出演作のLV上映多数。

  • ディヴィッド・バット・フィリップ

    David Butt Philip

    《テノール》

     

    ディヴィッド・バット・フィリップ

    David Butt Philip

    《テノール》

    グリゴリー

    よく通る美声とニュアンス豊かな陰りのある音色で、最近はとりわけロシア、ドイツ、東欧のレパートリーで期待されているイギリスのテノール。1980年サマセット生まれ。当初バリトンだったが、グラインドボーン音楽祭合唱団在籍中にテノールに転向。ロイヤル・オペラで活躍し、本役も好評を得ている。今回がMETデビュー。

  • マクシム・パステル

    Maxim Paster

    《テノール》

     

    マクシム・パステル

    Maxim Paster

    《テノール》

    シュイスキー公

    豊麗劇的かつ迫力に富んだ美声で、欧州の主要歌劇場をはじめ国際舞台で急速に評価を高めているウクライナのテノール。ハリコフ生まれ。ハリコフ歌劇場、モスクワのボリショイ歌劇場の専属歌手を務め、ロシア、東欧のオペラを中心に膨大なレパートリーを身につける。シュイスキー公役は十八番の一つ。今回がMETデビュー。

  • アイン・アンガー

    Ain Anger

    《バス》

     

    アイン・アンガー

    Ain Anger

    《バス》

    ピーメン

    硬質の美声と際立つ性格表現を武器に、幅広いレパートリーで活躍する歌い盛りのバス。とりわけワーグナーの諸役を得意とし、日本でも何度も披露している。1971年エストニア生まれ。ライプツィヒ歌劇場やウィーン国立歌劇場の専属を経てフリーに。バイロイト音楽祭にも頻繁に客演。今回がMETデビュー。ピーメンは得意の役柄である。

  • ライアン・スピード・グリーン

    Ryan Speedo Green

    《バスバリトン》

     

    ライアン・スピード・グリーン

    Ryan Speedo Green

    《バスバリトン》

    ヴァルラーム

    長身美声のアメリカ期待のバスバリトン。貧困層出身で、少年刑務所を経験した劇的な人生も話題を呼んだ。1986年ヴァージニア生まれ。高校生の時METで《カルメン》を観てオペラ歌手になることを決意。2012年《トゥーランドット》でMETデビュー。ウィーン国立歌劇場の専属歌手として活躍。《アイーダ》エジプト王役などLV出演も多い。

タイムテーブル

 

時刻の目安 項目 時間
開映前映像 次回作《Fire Shut Up in My Bones》 約5分
CM&客席映像
全3幕 本編 ◆オープニング・解説(A・ブルー&MET総裁P・ゲルブ) 約6分
全3幕 約140分
カーテンコール
上映時間: 約1時間52分

 

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