ワーグナー《ワルキューレ》

Die Walküre - Wagner

上映期間
2021年49日(金)~415日(木)

※東劇のみ4/22(木)までの2週上映

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ワーグナー最高の人気作!R・ルパージュの壮大な舞台にJ・カウフマンらスター歌手が集結!

神話を下敷きに人間の愛と欲望を描き尽くし、あの『スター・ウォーズ』にも影響を与えた ワーグナーの超大作《ニーベルングの指環》四部作。その中の最高人気作を、壮大なスケールのR・ルパージュ演出で堪能!ダイナミックな装置と音楽が盛り上げる〈ワルキューレの騎行〉は鳥肌もの。情熱的な声と甘い容姿で大人気のJ・カウフマン、劇的な美声を誇るD・ヴォイト、濃密な音楽を自在に操る巨匠J・レヴァインとキャストも最強。ワーグナーの魔力に巻き込まれる快楽を、ぜひ!

指揮:
ジェイムズ・レヴァイン
演出:
ロベール・ルパージュ
出演:
ヨナス・カウフマン、ブリン・ターフェル、デボラ・ヴォイト、ステファニー・ブライズ、 エヴァ=マリア・ヴェストブルック
上映時間:
5時間17分(休憩2回)
MET上演日:
2011年5月14日
言語:
ドイツ語
※ スケジュールは余儀なく変更されることがございます。

《ワルキューレ》のあらすじ

神話の時代。フンディングの妻ジークリンデは、戦いに負けて逃れてきたジークムントと出会う。実は2人は、神々の長ヴォータンが人間の女性に産ませた双子の兄妹だった。惹かれ合う2人は駆け落ちするが、ヴォータンの妻フリッカは兄妹の禁断の愛を責め、ジークムントの敵でもあるフンディングに彼を殺させるよう迫る。ヴォータンの娘で戦乙女ワルキューレのブリュンヒルデは、父からジークムントを倒すよう命じられるが、兄妹の愛に感動して彼らを助けようとする。命令に逆らった娘にヴォータンは激怒し…。  text by 加藤浩子

キャスト&スタッフ

  • ジェイムズ・レヴァイン

    James Levine

    《指揮》

     

    ジェイムズ・レヴァイン

    James Levine

    《指揮》

    現代を代表する名指揮者のひとり。1943年シンシナティ生まれ、1971年《トスカ》でMETデビュー、大成功を収めて、1975年より音楽監督、86年より芸術監督を務め、40年以上に渡りMETの公演レベルを飛躍的に引き上げた。モーツァルトから現代作品まで驚異的な数のレパートリーを持ち、ドイツもの、イタリアものの双方にすぐれた劇的感覚を発揮している。LV出演多数。

  • ロベール・ルパージュ

    Robert Lepage

    《演出》

     

    ロベール・ルパージュ

    Robert Lepage

    《演出》

    演出からプロデュースまでも手がける、現代を代表するマルチ・アーティストのひとり。サーカス・エンタテインメント集団「シルク・ド・ソレイユ」の舞台も手がけ、「映像の魔術師」の異名をとる。1957年カナダ生まれ。METで2010-11シーズンに制作されたワーグナーの《ニーベルングの指環》4部作はLVもされ、空前のスケールで話題を呼んだ。

  • デボラ・ヴォイト

    Deborah Voigt

    《ソプラノ》

     

    デボラ・ヴォイト

    Deborah Voigt

    《ソプラノ》

    ブリュンヒルデ

    深みと豊かな色合いをたたえた劇的な美声で、ワーグナーやR・シュトラウスなどのドラマティックな役柄を得意とするアメリカの大型ソプラノ。1960年イリノイ生まれ。カリフォルニア州立大学フラートン校で学び、1991年、ボストン・リリック・オペラで歌ったアリアドネ役でブレイク。1991年、《仮面舞踏会》のアメーリア役でMETデビュー、成功を収めて名声を確実なものとした。以来METに定期的に出演。LVは《トリスタンとイゾルデ》07-08《西部の娘》10-11など。

  • ヨナス・カウフマン

    Jonas Kaufmann

    《テノール》

     

    ヨナス・カウフマン

    Jonas Kaufmann

    《テノール》

    ジークムント

    21世紀を代表するオペラ界のスーパー・スター。劇的で陰影に富み、朗々としながら繊細で聴き手の心に響く声、映画俳優並みのルックスと演技力を併せ持ち、世界のオペラ・ファンを虜にしている。母国のドイツものからイタリア、フランスものまで、レパートリーの広さも特筆もの。1969年ミュンヘン生まれ。METLVは《ウェルテル》13-14、《パルシファル》12-13他出演多数。

  • ブリン・ターフェル

    Bryn Terfel

    《バスバリトン》

     

    ブリン・ターフェル

    Bryn Terfel

    《バスバリトン》

    ヴォータン

    イギリスの世界的バス=バリトン。ダイナミックで劇的な美声と圧倒的な存在感で、モーツァルトからワーグナー、R・シュトラウスまで多くのレパートリーを得意とする。1965年ウェールズ生まれ。1989年カーディフ国際声楽コンクールで第2位を獲得し、その翌年にオペラ・デビュー。METデビューは1994年。2019年の東京春音楽祭での来日も記憶に新しい。

  • エヴァ=マリア・ヴェストブルック

    Eva-Maria Westbroek

    《ソプラノ》

     

    エヴァ=マリア・ヴェストブルック

    Eva-Maria Westbroek

    《ソプラノ》

    ジークリンデ

    現代を代表するドラマティック・ソプラノ。強靭で劇的な美声で、ワーグナーからイタリア・オペラまで幅広いレパートリーを手がける。1970年オランダ生まれ。シュトゥットガルト歌劇場の専属歌手などを経て独立。METには2011年《ワルキューレ》のジークリンデでデビュー、絶賛を博して、以後定期的に登場している。《西部の娘》18-19、《タンホイザー》 などLVでもお馴染み。

  • ステファニー・ブライズ

    Stephanie Blythe

    《メゾソプラノ》

     

    ステファニー・ブライズ

    Stephanie Blythe

    《メゾソプラノ》

    フリッカ

    METから世界へ羽ばたいた大型メゾ。1970年生まれ。高校生の時にMETで《ラ・ボエーム》を観てオペラ歌手を志し、95年《パルシファル》の天からの声でMETデビュー。以来バロックからワーグナーに至る驚異的なレパートリーを身につけ、パワフルな声と圧倒的な存在感で喝采を浴びている。LV《サンドリヨン》17-18他出演多数。

タイムテーブル

 

時刻の目安 項目 時間
特別映像 特別ビデオメッセージ(D・ヴォイト、B・ターフェル) 約2分
上映前映像 CM&客席映像 約4分
1幕目
本編 ◆解説(P・ドミンゴ) 約69分
第1幕
休憩 特典映像 案内役(P・ドミンゴ)
◆インタビュー(E・M・ヴェストブルック & J・カウフマン)
案内役(J・ディドナード)
◆インタビュー(技術監督 J・セラーズ)
約9分
◆J・レヴァイン ドキュメンタリー映像 約8分
休憩 客席映像(INTERMISSION) 約15分
特典映像
◆金管楽器のワーグナー“基本動機(ライトモティーフ)” 解説 約7分
2幕 本編 第2幕 約98分
休憩 特典映像 ◆インタビュー(D・ヴォイト) 約6分
新シーズン予告 約4分
休憩 客席映像(INTERMISSION) 約10分
特典映像 ◆インタビュー(S・ブライズ)
◆インタビュー(B・ターフェル)
◆インタビュー(ワルキューレ役:L・アマン、M・A・マコーミック、
K・C・ホーガン、M・フィリップス)
約12分
3幕 本編 第3幕 約70分
カーテンコール&クレジット 約6分
開映後上映時間:5時間20分

 

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