ドニゼッティ《マリア・ストゥアルダ》(2012-13シーズン)※公開中止

Maria Stuarda - Donizetti

上映期間
2020年65日(金)~611日(木)

※公開中止

スコットランド女王メアリーの悲劇を、グラミー賞に輝く人気メゾ、J・ディドナートが熱演!

チューダー王朝の伝説的な女王をオペラの舞台に甦らせた、ドニゼッティの「女王三部作」。昨年の《アンナ・ボレーナ》に続き、今年は《マリア・ストゥアルダ(メアリー・ステュアート)》が登場する。エリザベス女王に処刑された悲劇の女王に扮するのは、グラミー賞に輝くスター・メゾ、J・ディドナート。D・マクヴィカーの重厚な歴史絵巻にも酔いしれたい。

指揮:
マウリツィオ・ベニーニ
演出:
デイヴィッド・マクヴィカー
出演:
ジョイス・ディドナート、エルザ・ヴァン・デン・ヒーヴァー、マシュー・ポレンザーニ、マシュー・ローズ
上映時間:
3時間2分(休憩1回)
MET上演日:
2013年1月19日
言語:
イタリア語
※ スケジュールは余儀なく変更されることがございます。

《マリア・ストゥアルダ》のあらすじ

16世紀末のイングランド。内乱を逃れて亡命してきたスコットランド女王マリア・ストゥアルダは、イングランド女王エリザベッタの命令でフォザリンゲイ城に幽閉されていた。エリザベッタにとって、イングランドの王位継承権を持つマリアは危険な存在だった上に、寵臣のレスター伯爵はマリアに恋していたのだ。レスター伯爵はエリザベッタにマリアとの会見を提案し、エリザベッタは嫉妬にかられながらも受け入れる。だが会見は決裂し、エリザベッタは復讐を決意する…。  text by 加藤浩子

キャスト&スタッフ

  • マウリツィオ・ベニーニ

    Maurizio Benini

    《指揮》

     

    マウリツィオ・ベニーニ

    Maurizio Benini

    《指揮》

    イタリア、フランスのオペラを得意とし、情熱的で洗練された音楽作りで高く評価されるイタリアの名指揮者。1952年ファエンツァ生まれ。92年ボローニャ歌劇場とスカラ座にデビュー。METは98年《愛の妙薬》でデビュー。LVでも2007-08《セヴィリャの理髪師》をはじめ多くの名演を残している。LV今シーズンは《マノン》も指揮。

  • デイヴィッド・マクヴィカー

    Sir David McVicar

    《演出》

     

    デイヴィッド・マクヴィカー

    Sir David McVicar

    《演出》

    オペラと演劇の双方で活躍する世界的な人気演出家のひとり。伝統的なテイストを基本に、洗練された演出に定評がある。1966年スコットランド、グラスゴー生まれ。METデビューは2009年《イル・トロヴァトーレ》。LVでもドニゼッティ〈女王三部作〉などヒット作多数。LV今シーズンの《アグリッピーナ》《トスカ》も演出を手がける。

  • ジョイス・ディドナート

    Joyce DiDonato

    《マリア・ストゥアルダ》

     

    ジョイス・ディドナート

    Joyce DiDonato

    《マリア・ストゥアルダ》

    メゾソプラノ

    現代を代表する名メゾソプラノのひとり。しなやかで温かみをたたえた美声、完璧にコントロールされた超絶技巧、LVのホスト役でも示される知性で、とりわけバロックからベルカントの分野でファンを魅了している。1969年カンザス生まれ。METデビューは2005年《フィガロの結婚》のケルビーノ役。今シーズンLV《アグリッピーナ》にも出演。

  • エルザ・ヴァン・デン・ヒーヴァー

    Elza van den Heever

    《エリザベッタ》

     

    エルザ・ヴァン・デン・ヒーヴァー

    Elza van den Heever

    《エリザベッタ》

    ソプラノ

    完璧なベルカントのテクニックと強く芯の通った美声、迫真の劇的表現力で注目を浴びる南アフリカ出身の大型ソプラノ。ヨハネスブルク生まれ、サンフランシスコの音楽院に学び、同地の歌劇場で活躍。今作《マリア・ストゥアルダ》エリザベッタ役でのMETデビューは大きな話題となった。今シーズンLV《ヴォツェック》にも出演。

  • マシュー・ポレンザーニ

    Matthew Polenzani

    《レスター伯爵》

     

    マシュー・ポレンザーニ

    Matthew Polenzani

    《レスター伯爵》

    テノール

    アメリカを代表するスター・テノール。イェール音大に学び、タッカー賞など数々の賞を受賞。心を震わせる甘い声と華のある存在感で、アメリカを中心に世界的に活躍。とりわけMETでは、1997年のデビュー以来20年にわたり300回以上の公演に出演。METの顔とも言える存在である。17-18《愛の妙薬》の他、多くのLVに出演。

  • マシュー・ローズ

    Matthew Rose

    《タルボ》

     

    マシュー・ローズ

    Matthew Rose

    《タルボ》

    バス

    バロックから20世紀作品まで幅広いレパートリーを持ち、宗教作品でも高い評価を受けるイギリスのバス。1978年ブライトン生まれ。カーティス音楽院に学び、ロイヤル・オペラ・ハウスのヤングアーティストプログラムに参加。2006年《真夏の夜の夢》でグラインドボーン音楽祭にデビュー。今シーズンLV《アグリッピーナ》にも出演。

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